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ミンドロ島カラパン旅行3日目
アナハウでは眠れず
アナハウは景色と部屋はいいけど、カラオケが夜までうるさく、朝は四時前から隣のテレビがうるさく、騒音に悩まされました。仕方ないので夜は構わず寝て、朝は高台から美しい星空や早朝のビーチの夜明け、島々を行き交う船を楽しみました。波の音は最高です。
フロントで朝食はアメリカンスタイルにする?、と聞かれたけど、せっかくなのでよく分からないローカルスタイルの方を選択しました。後から調べて分かったけど選択肢のDaing na Bangusは南蛮漬け、Tocinoは豚の照り焼き炒め、Tapaは乾燥塩漬け牛肉炒め、Biyaは魚の干物、Dilisは煮干し風の食べ物のようでした。適当に指さしたらTAPAとガーリックライスのセットでかなり美味しく大当たりでした。真ん中の漬けタレはお酢でさっぱりしていい感じでした。
少し曇って涼しく、干潮で遠浅で広くなったビーチをゆっくり散歩した後、少しするとイエル先生とお母さんが車で迎えに来てくれました。2人は凄い量のバナナチップやココナッツのジャムなど等、名産品のベストコレクションのお土産を抱えています。ちょっと機内持ち込みできない量みたいなので、半分で、というと、2人はぜひ任せて、と荷造りまでしてくれました。その時に遠慮したのですが、結局、衣服まで洗濯して畳んで返してくれました。ホスピタリティーの高さに恐縮しきりです。
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地元の手料理の大歓迎
今日は自宅で手料理を振る舞いたいとのことで、連れて行ってくれました。珍しくて美味しい分厚い牛肉のスープやティラピアの唐揚げ、パパイヤやバナナ等の色々な得意料理のフルコースでもてなされました。バナナも緑は揚げ物、黄色は煮物などの料理に使うそうで軽く聞くとすぐ作ってくれて興味本位な質問で申し訳ない感じです。屋内以外に高い庇の下の屋外にも立派なキッチンやテーブルがあって、さすが一年中、風を楽しむ常夏の国の家の作りと感心しました。
その後、つい最近できたばかりの新しく安くて清潔と評判のリゾートに連れて行ってあげる、と言われ、Czscapeリゾートというところに案内してくれました。本当に立派なコンクリート造りの新築で内装もかなりオシャレです。即決で宿変えしました。朝食付きで3700円はかなりお得です。agodaには高い手数料払って広告しても直前まで埋まらない宿しかないのかもしれません。
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ハイライト、広大なマングローブ林
チェックインの後、私にとってのこの度のハイライト、カラパンで有名なブカヤオシロネイ川の河口に広がる広大なマングローブ保護区をぜひ見たい、というと喜んで連れて行ってくれました。ちょうど満潮で、森が全て水没していて、マングローブ林を見るには最高のタイミングでした。本当は有料のガイドツアーで見学する必要がある保護区だそうですが、2人は地元の親戚で、マングローブの土地も持ってるのだからと顔パスで入れてもらえました。
長い立派な木道が続いていて展望タワーまであり、頂上まで登らせてもらえました。こんなに高いタワーなのに、これよりまだ高い木が海面から生え、見渡す限り広がる景色に圧倒されました。ざっと見た感じで主要樹種だけで五種類以上ありそうで、色々な美しい鳥の声、珍しい蝉などの虫の声が聞こえ、海にも色々生き物の気配があり、本当に自然豊かな保護区でした。よくぞこれだけ人里近くなのに大木の大森林として残されていたものです。ホームページによると42haもあり、マングローブで15種、鳥のフィリピン固有種で7種がいるとのことでした。
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念願のサンセット
夕方は涼しいビーチで素晴らしい夕陽をゆっくり眺めました。南の島で見たいとの念願のサンセットでしたが、最後の方の濃い赤色が特に最高でした。スリムで小さな猫や犬もいて人懐っこく寄ってきます。地元の人は蹴る振り等で寄ってくると追い払っていました。狂犬病とか食事を奪ったりとかあるからでしょうか。朝夕は蚊も寄ってくるので虫除けはした方が良さそうでした。コウモリも人や光に集まる虫を求めてか、ビーチにたくさん集まっていました。イエル先生達と夕食の後、ミュージックショーが始まりました。黄色いサンミゲルというビールを注文してみたら、甘くてびっくり。リンゴ味と書いてあり、度数も3%。日本でいうほろ酔いシリーズでしょうか。アルコール度数までゆったりリゾートですっかり寛がせてくれました。
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