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アメリカのホテルでの珍事件①/夜中に知らない女が部屋に入ってきた!!

NY郊外編/知らない女が夜中に部屋に入ってきた事件

これまで数えきれないほど旅をしてきた中で、「なんで!?」と思ったホテルでの出来事を皆さんに共有したい。何かの役に立つかもしれないので。

今から4年ほど前。休みをとってNY郊外のNew Paltzという地域に2泊3日で遊びにいった。NYからはバスで2時間ほどで着く。
目的は「Mohonk Mountain House」という湖畔に佇む1869年に建てられた歴史あるマウンテンリゾートに行くことだった。このリゾートに泊まりたいと思ったのだが、予約はかなり前にしなければ取れないのと、1泊最低でも600〜1000ドルもする。今の為替で日本円で考えたら超高級。なので私たちはリゾートの近くに泊まって、デイパス(1日入場券)をとって訪れることにした。New PaltzはSUNYの大学がある小さな町だった。ホテルの数も多くはなかったので、車のない私たちはバスを降りて歩いていける距離のアメリカのチェーンホテルに2泊で予約をしていた。ホテルでチェックインを済ませた私たちは、町の繁華街的なところを散歩して、マーケットプレイスというおしゃれで新鮮な野菜が食べられるカフェでランチをしたりと、楽しい時間を過ごした。夜はホテルの近くのイタリアン。そこも美味しかった。
さあ、明日はモホンクに遊びに行く日。眠りについた。そして、事件は起きた。

夜中、「ドンドン」とドアを叩く音で私は目を覚ました。最初は何かの間違いだと思って無視をしていたが、しばらくするとまた「ドンドン」と叩く音がして、女の人が何かを言っているようだった。私はパートナーを起こした。誰かがいるんだけど。パートナーがドアに向かって「なんですか?」と声をかけると。女は「開けろ」「いるのは知っているんだぞ」と繰り返し、
何度もドアを叩いた。私とパートナーは恐ろしさとパニックでどうすることもできなかった。そして、「入るぞ!」と脅してくる。私たちは「やめて」と懇願。
パートナーは椅子か何かで戦わないととウロウロ。そして、その女はどうやってか知らないがフロントで私たちの部屋のカードキーを手に入れて、なんと部屋に入ってきた。そして、私たち全員フリーズした。
女は白人の若い学生のようだ。明らかにその女は部屋を間違った、、、、という気まずさで声を失い。ハッとしてI'm Sorryといって部屋から出ていった。私とパートナーは怖いのと眠いのと怒りとで混乱していたが、早く寝なければ明日もあるので、この混乱から逃げるように眠りについた。私は心臓がドキドキしていた。

次の日、昨晩の出来事は一体なんだったのか。と振り返ると、おそらく、彼女は彼氏が他の女と浮気をしていると思い部屋に突入。しかし、その部屋は間違えており本当は向かい側の部屋だったという顛末。
そして一番の責任はフロントデスクが部屋のキーを彼女に渡したことだった。しかもまちがってるし。確認しろや。フロントに朝文句を言いにいったが、全く知らない様子。深夜の担当はもう帰ってしまっていた。私たちは、時間を取られてモホンクに行くのが遅くなってしまうと思い、気持ちを切り替えてタクシーに乗り、遊びにいった。リゾートの美しさに癒され、悪夢のような事件から回復するのだった。
そして、その日から得た教訓は「ドアのチェーンロックを必ずすること」だった。

次回はサンフランシスコ編。

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