好事家の番外地 3/28
咲いた
今年もちゃんと咲いてくれたミモザ。
たまに剪定するくらいで、ほぼ何もせずとも春を知らせてくれるお利口さん。
庭先に出て、眺めながら一服するのが楽しみ。
墓参りに行ったら、桜が咲いていた。
おー、やっぱりいいなぁと。
約50分の通勤電車の車窓からチラッと一瞬、通り過ぎる桜が見えてはいたけれど、間近で桜を見たのは今季初めてだった。
花見は昼間がいい。
夜もライトアップが美しいけれどもまだ寒いし。
対して昼間は暖かく、陽射しに透ける桜色が、見ていてほんわかしてくる。
もうだいぶ昔に、30年くらい前か。
仲間と昼食時から桜の下で宴会を始め、そのまま夜中までぶっ通しの花見を何度かやった事があるけれども、それはもう1日が長くて長くて。
尻から根が生えたようにレジャーシートに腰を据え桜を眺めるあの多幸感は、ちょっと代わりが見つからない。
コロナ禍では花見が難しくなったけれども、庭先に桜を植えようものなら手入れが大変だし、散歩ついでに近くの公園に行こうかと思う。
今や酒ってワケにもいかないから、景色に合いそうな音楽を聴きながらボンヤリしたい。