友好都市の絆が結んだマスク

2021年3月4日 12:02

革製品専門店【bell la bell】の革工房は台東区にあります。

台東区の代表的な観光地として一番に挙げられる場所は？の問いに『浅草寺』を思い浮かべる方も多いのでないでしょうか。

最も有名な雷門をくぐり、仲見世を歩いて行くと、前方に堂々たる朱塗りの楼門が参拝者を迎えます。浅草寺山門の宝蔵門です。

宝蔵門の左右には『大わらじ』が飾られています。

台東区と友好都市である山形県村山市有志により平成30年（2018）10月奉納が行われました。

昭和16年より奉納を行い、2018年で8回目となります。

わらじは仁王さまのお力を表し、「この様な大きなわらじを履くものがこの寺を守っているのか」と驚いて魔が去っていくといわれています。

bell la bell ブランドは台東区にて１９７４年創業レザーグッズメーカー株式会社高梨のファクトリーブランド。

台東区の自社工房以外にもさまざまなOEM（相手先ブランドの企画製造）に対応すべき各地方に協力工場と取引があります。

その中でも台東区の友好都市の山形県村山市にある工房は新しい事にチャレンジし続ける精神を持ち合わせています。

コロナ渦でアパレル関連商品の生産が激減している昨今、一本の電話が。。。

「山形では本当に仕事が少なくなってしまい、なんとか私たちでも世の中の役に立つ仕事がないか？」

と相談がありました。

「世の中に役に立つ仕事かあ・・・・」数日考えました。。。

そういえば山形村山工房で働く女性社員の中に元下着メーカーの下請けでミシンを踏んでいた社員がいた事を思い出した。

「マスク作りませんか？」

その問いに工房は「素材の選定、デザインを決めて頂ければ必ず良いものを作ります！！」と、答えてくれました。

素材は都内にある生地問屋に何件も問い合わせし、日本製で抗菌効果が高く、しかも何度選択しても使用できる素材。

裏素材は肌に直接あたる部分なので、赤ちゃん用のアイテムにも使用されている日本製のコットン素材ダブルガーゼを。

ゴムは国内最大のゴム生産地石川県産のふんわりやわからゴム紐を調達。

デザイン、サイズに関しては日本の全ての方々へ対応するため、子供用、女性用、男性用の３サイズで設計しました。

最後に、このマスク作りに関わった全ての方々の絆の象徴としてベルラベルのロゴをそれぞれの色に合わせ２色配色の刺繍！！

こうして完成したマスクがこちら！！

洗えるbell la bell 抗菌マスクで良い春をお迎えください！！

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