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ブロンプトン改造その2 トーケンチタンBB TK868 TBT

私はブロンプトン・ワールドチャンピオンシップ(BWC)に過去4回出場している。成績の方は聞かないでほしいが。今年も参加することを切望していたのだが、この新型コロナ禍で残念ながらイベント自体が中止となった。

BWCにはいつもレース専用機の二号機(S2E半分チタン)で出場することにしている。昨年のBWC2019には足回り性能向上のためにトーケンのチタンボトムブラケットを投入することにした。高性能化の例としてご紹介しておくことにしたい。

二号機のボトムブラケット(BB)は元々超軽量のチタンシャフト「Ti Parts Workshop製Sealed Titanium Bottom Bracket」にしていた。

しかし、軽量化だけでなく、回転性能や剛性の向上を目指して、自転車王国台湾のハイエンド自転車部品メーカーであるトーケン(TOKEN)の超軽量・高剛性チタンシャフト・ボトムブラケットTK868 TBT(軸長118mm)に換装することにした。

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『ティラミックベアリング』というセラミックベアリングにチタンコーティングしたTOKEN独自のベアリング(通常のベアリングより軽量ながら高い真円率、5~10倍の耐久性)が採用されている。また、シャフトがチタン、ボディがカーボンとなっているため、質量は中空アスクル(ボディ無し)のTi Parts Workshop BB とほぼ同等の150グラムと超軽量で、スクエアテーパーBBとして最強といえる。プロンプトンの純正スパイダークランク及びチェーンリングにこだわるのならば、TK868 TBTがベストチョイスである。

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で、装着して走ってみた。

普通に踏んでいて軽さが実感できるほどではないが、10キロ以上(約30分)連続走行してみると、踏み込みがかっちりしていて前のTi Parts BBよりも回転がスムーズで疲れない。

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軽量化最優先であるTi Parts WorkshopのBBはカバー無しカップコーン型であったのだが、トーケンBBはカートリッジ型なのでカップコーン型に比べて軸受け部分の防塵性・気密性にも優れて耐久性も高いだろう。それなのに、カバー有のカートリッジ型ながら重量もさほど変わらない。

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足回りの強化策として、ボトムブラケットの交換、オススメです。