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ぬる湯の秘湯へブロンプトンで行ってきた。

ブロンプトンで秘湯へ行こう。

寒くなる前に微温湯(ぬるゆ)温泉二階堂へブロンプトンで行ってきた。

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本日の福島盆地および周辺の山々は快晴だ。県道126号線(通称『ぬる湯街道』)をどん詰まりまで距離9キロ、標高差およそ700メートルを行くことにした。

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微温湯温泉に通じる山道は今も車がすれ違えないほどの狭い道である。つい数年前まで一部区間が未舗装であったらしい。

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随分とのぼってきた。素晴らしい眺望だ。あと3キロ。

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微温湯温泉二階堂は吾妻小富士の標高920mの少々ひらけたところで三百年以上湯宿を営んでおられる。絶品のぬる湯が滾滾と湧き出ている。

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帳場で日帰り入浴の受付をして頂いた。「自転車だと最後の3キロが大変だったでしょ。」と笑われてしまいました。その通りです、はい。

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微温湯温泉は古くから貝掛温泉と姥子温泉と並んで「眼の三大温泉」と言われる名湯らしい。目薬やうがい薬にも使われ殺菌効果のあるミョウバン成分が多く含まれているため、眼病によく効くということだ。また、その薬効から、日本ぬる湯番付では「東の横綱」とされている。

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手前のヒノキ風呂がぬる湯の源泉、奥のポリ浴槽が体を温めるための真水の沸かし湯である。

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大量かけ流しなので源泉温度がほぼ維持されている。湯口のあたりでは温かく快適にすごせる。特に本日は気温も高いので湯温は33度ほどはあっただろうか。長湯しても寒くならない。

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ぬる湯につかりながら小一時間ほど、気持ちよく過ごすことができた。

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風呂上りにゆっくりしていると、宿の名物猫がやってきた。

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秋と思えない猛暑の一日、真夏のうちに訪れる機会のなかったぬる湯を堪能することができた。

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