ブロンプトンで谷川岳一ノ倉沢
谷川岳は群馬と新潟の県境にある三国山脈の山である。日本百名山のひとつでもあり、年間4万人を越える登山者が訪れる人気の山だ。その谷川岳の東麓に位置する一ノ倉沢は、何万年もの歳月をかけて造り出された氷河の巨大な爪痕であり、その険しさから剱岳・穂高岳の岩場とともに日本三大岩場の一つに数えられ、ロッククライミングの聖地となっている。
危険個所の多い岩場と天候が急変しやすいことも相まって登山事故が多発しており、遭難者数世界一という宜しくない記録でギネスブックにも登録されている「魔の山」である。
そんな谷川岳の一ノ倉沢へ紅葉を見にブロンプトンで行ってきた。
本日は天気予報が良い方向に外れ、上々の天気となった。
東京駅から水上駅まで輪行、そこからスタートした。水上、湯檜曽のあたりは素晴らしい紅葉である。
水上駅から約10キロ走行して、一ノ倉沢の入り口となる天神平ロープウェイ乗り場横のゲートに着いた。
谷川岳一ノ倉沢道路(国道291号線)は自然環境保護の観点から、年間を通して通行規制を行っており、「一般車輌は通行止め、但し、自転車・緊急車輌・管理車輌については除外」という訳で、ブロンプトンはOKのはずだ。念のためにゲートのオジサンにも確認して、OKをもらった。
一ノ倉沢はゲートから3.3キロほど先にある。水上からここまでも高度300メートル程度登ってきたのだが、一ノ倉沢までは更に100メートル強登る必要がある。高度差が結構ある。
ブロンプトンはM6L-Xの6速で、チェーンリングを44Tの山仕様としている。
それにしても美しい紅葉だ。
そして一ノ倉沢に着いた。
ブロンプトンを畳んで置いていく。ここからは登山だ。目的地はあの細い筋の滝が流れる断崖の下のところだ。
岩だらけの沢をどんどん進む。
どんどん急になってくる。
振り返ると、白毛門と笠ヶ岳、その左にちょこっと尖がっているのが多分朝日岳。
随分と登ってきた。これ以上行くと滑落してギネス記録を伸ばしてしまってもいけないので、ここで素晴らしい景観を楽しみながら食事をしてから戻ることにする。
迫力の動画をどうぞ。
前回は冬だったので訳が分からなかったが、今回は大変すばらしかったです。
それでは汗を流しに秘湯へ行こうか。