湯ノ花温泉 天神の湯
ブロンプトンで秘湯へ行こう。2015年2月の晴れた日、雪道を制するための新兵器「ブロンプトン用スパイクタイヤ 」を引っ提げて、南会津・湯ノ花温泉 『天神の湯』へ日帰りで行ってきた。
南会津地方は昨晩遅くまで雪が降っていたようだ。本日の天気予報は雪のち曇り。気温は午前中は氷点下の予想だ。路面は積雪が残り、一部凍っていることであろう。ブロンプトンにとって最悪のコンディションであるが、新兵器のトライアルには丁度良いだろうと考えた。早朝の東武電車(野岩鉄道直通の会津田島行き)で会津高原尾瀬口駅、そこから会津バスで、湯ノ花温泉の集落への丁度入口にある舘岩(たていわ)観光案内所へ向かう。
[走行データ]
コース 舘岩(たていわ)観光案内所バス停→湯ノ花温泉 →戸中(とちゅう)バス停
距離 7.6km
最大標高差 58m
平均斜度 全体0.4% 上り2.1% 下り1.9%
獲得標高 上り 63m 下り 35m
会津高原尾瀬口駅へやってきた。あたりは大雪だ。ここからバスに乗って峠越え(中山峠)だ。
峠を越えると更に雪が多くなってきた。但し天気は予報と異なり快晴だ。気温も2℃を超えている。コンディション良し。舘岩(たていわ)のバス停で下車する。
さて、今日の秘密兵器は。
シュワルベの「ウィンター」の16インチだ。スパイクが埋め込まれている。溝のカットも大きい。これは期待できそうだ。
さあ行くぞ、秘湯へ。
路面はこのような状態だ。しかし、タイヤ面が雪にうまくかみ合い、またスパイクが鋭く雪面に食い込み、安定感は抜群だ。まるで普通の舗装道を行くようだ。圧雪路であれば平均して時速16~18キロ程度で安心して走行することができる。
凍結箇所もばっちりである。
あっという間に湯ノ花の集落に到着だ。所要時間は夏とあまり変わらない。
星商店のオバサマにお願いして入浴券を購入だ。ところで「商」の字が去年から欠けたままですが・・・。ちなみにこのあたりには「星さん」が多い。
本日の秘湯、天神の湯だ。前回時間切れで入れなかった名湯である。さあ入ろう。
おっと、掃除が終わってから間もないのか、未だ湯がたまっていなかった。こういう時、私が取る手段は。
湯が溜まっていない時は待つのである。湯が溜まるまで待つ。そう、ひたすら待つ。
そして1時間後に満水となった。私の粘り勝ちだ。一番風呂を独占である。
南会津の雪山を眺めながら極楽極楽。
予想外の快晴にも恵まれ、素晴らしい秘湯体験となった。
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