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【地元限定】千葉のマイナー路線を往く【知名度稀少】

ども、ゆさっちです。

千葉県の鉄道には、ゆさっちを強く惹きつける魅力があります。
広い県土を個性的な路線が網の目のように網羅しています。
私鉄なのに160km/hで爆走するスカイライナー。
相互乗り入れで多彩な車種を見ることができる。
鄙びた雰囲気の中をコトコトと走るローカル線。
実に多彩な魅力があります。
個人的には小湊鐵道やいすみ鉄道、銚子電鉄などまた乗ってみたいです。

そんないろんな表情を見せる千葉の鉄道の中に路線図を見ていると
「なんだこりゃ?」と思わず見入ってしまう鉄道があります。
今日はその中から3つの鉄道を御紹介します。

まずひとつめの芝山鉄道を目指して出発です。
アサイチの新幹線で行っても少し遅いので、福島発0:50発の成田空港行の夜行バスで出発です。

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バスは福島を出るときで、7,8割の乗車率、郡山でほぼ満員となりました。
利用率が高くてちょっとびっくりです。
夜の高速を爆走。

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成田空港第2ターミナルには5:30着、10分早着です。

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この時間はさすがに空いてます。

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さあ、まずは腹ごしらえ、2タミで唯一開いていたここへ。

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「おねいさん!牛丼超特盛とビールビール!!」
「すみません、ビールは6時からとなります」
( °Д°)・・・・・・・・・
「えええええええええええええええええ!?」
「うぅ、ビールなしでご飯食べてもおいしくないよう」
なんか人間として終わっているようなことをいいつつここは我慢です。

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さて、お腹も満ちたし、いよいよ芝山鉄道に向かいます。
え?成田空港からそんな鉄道出てたかって?
とにかく空港第2ビル駅に向かいます。

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問題はこの駅から列車に乗るのでは無く、その奥の隅っこにあるダンジョンの入り口

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ここから、秘密の?ダンジョンを通った先に芝山鉄道の起点東成田駅があるのです。
最初にここを選んだのは、この鉄道会社が2.2kmと営業キロとしては全国一短いのもありますが、この東成田駅の異様さを体験したかったのです。
撮影時は自主的にどいていただきましたが、この通路の入り口のど真ん中に千葉県警のお巡りさんが長い警棒をもって仁王立ちしています。
「空港関係者と鉄オタ以外通さないぞ」という強い意志を感じます。
「フクシマ カラ キタ テツオタ デス」というと
「ご苦労様です!」と道を空けてくれました。

さあ潜入。
入った瞬間、空港の華やかさはなくなり、まるで霊安室に向かうような通路が

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500mあるようです。

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到着、ここが東成田駅の内部です。
内部は薄暗く、廃墟のようです。

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外に出てみました。

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すぐ近くには管制塔が見えます。

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この不気味さはどこから来るのでしょうか。
実はこの東成田駅、かつての成田空港駅なのです。
空港駅が今のところにできてから、単なる小駅になり、広大だった駅構内の使わなくなった部分の照明を落としたので、こんな雰囲気になっちゃったのです。
個人的にはこれで満足なのですが、折角来たので日本一短い鉄道会社の路線に乗ってみましょう。
終点の芝山千代田(といっても次の駅)まできっぷを買います。
芝山鉄道はSuica、PASMOに対応していません。
ちなみに今回御紹介する3社とも交通系ICは使えません。

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さあ、アナウンスも無く列車がやってきました。

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地下区間を抜けると飛行機が間近に

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2分で芝山千代田に到着

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駅舎は立派

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埴輪の街らしいです。

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周りは物流センターで、人の生活の気配は感じなかったです。
埴輪の博物館もちょっと先にあるのですが、早朝で開いてないし、次の列車でとんぼ返りです。

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さて、次の目的地、ユーカリが丘まで京成線でワープ!

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次に乗るのは山万ユーカリが丘線です。
山万というのは、この辺りの原野を住宅地にしたデベロッパーです。
何も無いところに街を作ったので交通インフラも無い、ならば自分で作っちまえとできたのがこの交通システムです。
まずは山万の駅をめざしましょう。

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ちょうど、列車がやってきました。
正直、プラレールみたいです。

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そうそう、この路線は形も変わっています。
ラケットの様な線形で柄の部分からスタートしてぐるっと回って柄の部分に戻ってきます。

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まずは一日乗車券を買います。
お得だし記念になるからいいですよね。

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時刻表
始発が4時台なんですね。

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列車が入ってきます。
「こあら2号」

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斬新なデザインですが実は1980年製です。
新交通システムっぽいけど運転士さんが運転します。
冷房装置を後付けできず、夏は車内に冷たいおしぼりが用意されます。
なんとも人間くさい交通システムです。
乗り心地は・・・遊園地のあれですね(笑)
そう思うと乗ってるうちに楽しくなってきました。
沿線はもともと何も無いところに街を作った訳ですから、住宅とお店以外何があるわけでもありません。
行かれた際は、乗り鉄に専念してください(笑)
一応全駅に降りてみました。
ユーカリが丘
始発であり、終着です。京成線に接続

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地区センター
駅名になっている地区センターに行くと、「駅はこちら」の案内板はこの駅でなくユーカリが丘駅になってます。
隅っこの立体駐車場にようやっとこの駅への案内が

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公園
確かに公園がありました。
ここでしばしまったりとしていました。

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女子大
「女子大生はどこだ!」と血眼になって探しましたがいませんでした。
ここに女子大を持ってくる計画があったそうですが、誘致に失敗したそうです。
ここに列車とバスの車庫があり、当駅始発の列車があります。

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中学校
女子大と違ってこちらには中学校が近くにあるようです

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井野
普通の駅名なのに、ユーカリが丘線の他の駅名と比べると異彩を放っているのは気のせいでしょうか。

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沿線にスポットはないけど、遊園地感覚で楽しむといいかもです。
でも無人駅にはトイレがないし、近くに貸してくれそうなところもないので、それだけは注意が必要っす。

さて、次は本日最後の路線流鉄流山線へGO!
流鉄は流山市の流山駅と松戸市の馬橋駅を結ぶ5.7kmのミニ路線です。
流鉄は略称ではなく「総武流山電鉄」という社名を10年くらい前に改称した正式名称です。東急と同じパターンですね。
京成線で勝田台、東葉高速鉄道で西船橋、そこから武蔵野線で新松戸へワープ。
事前リサーチでこの新松戸で流鉄の幸谷(こうや)駅に乗り継げることに地図を見ていて気がついたのですが、なぜかJRも流電も車内アナウンスで乗り換えを案内していません。
乗り換え検索アプリでも対応してないものが多いです。
新松戸下車、JRのアナウンスにも駅内の表示にも流鉄は触れずじまいでした。
でも駅を出ると、JRの作ったモノでは無いと思われる流鉄の時刻表が。
流鉄の駅と同じフォーマットだったので流鉄が掲示したのかな。

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そして駅前の交差点を渡ると、そこにはもう幸谷駅
その距離約100m

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さて、列車に乗る前にお腹が空きました。
おいしいお店を探して駅前をぶらぶら。
「お、豚カツかぁ」

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港やさんという豚カツやさんです。
入って早速オーダー。
「米沢豚の豚カツ定食、あとビール!ビール!ランチビールぢゃなくてジョッキで!!」
「来た!」

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「ごきゅごきゅごきゅごきゅごきゅごきゅごきゅごきゅごきゅ・・・・・ぷはぁ」
「生き返る!おかわりたのんます。」
2杯目もほどよく飲み干すころ、カツが来ました。

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米沢豚は、柔らかいというよりは、適度な歯ごたえがあり、噛めば噛むほど味がでる感じです。うまうまでした!
ここの女将さんから流鉄の話を伺いました。
去年100周年でかなり盛り上がってたんですね。

さて幸谷駅。
一日乗車券を買います。

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電車が来る前に駅のウォッチを
おぉ!流鉄にも鉄道むすめが。
幸谷なのはちゃんっていうのね。
しかし、6年前までwebサイトすらなかった流鉄も変わってきてるんだね。

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幸谷駅には「新松戸駅のりかえ」の表記が

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まずは、馬橋行の電車に乗って、起点の馬橋に。
この電車懐かしいなぁ、西武の101系、池袋の大学に行くとき乗ってたなぁ。

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ちょっと外に出てみましょう。

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馬橋駅にはこんな表示がありますが・・・。

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これは?(笑)

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改札は対応してないけど、ホームの自販機は交通系ICに対応しているようです(笑)

さて馬橋から一気に終点の流山を目指します。

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流山駅で気づいたのは、列車が発車する際に乗り遅れそうな人がいないか、駅員さんが駅舎の外まで出て見て確認してから出発の指示を出していること。
他の駅でも同様の光景が見られました。
15〜20分毎に出ている流鉄なら必要ないことなのかもしれないけど、このあたりが住民に愛されているゆえんなのかな。

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鉄道むすめのほかにもこんなのが

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へんなキャラだと思ったら、案の定変更されたらしい(笑)

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あとは残りの駅に降りていきます。

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最後はスタート地点の幸谷へ。

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お帰りはこちら

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予定より早く回り終わりました。
予約してある新越谷発郡山行のバスの発車時刻まであと4時間半。
充実した一日だったので鉄分補給120%、おなかいっぱい。
他に望むこともなし、新幹線で帰ろうかな。
そしたらラグビーも見れるしね(負けちゃったね)

今回は広くその存在を知られることはないけど、地元の足として愛されている鉄道会社を3社紹介しました。(芝山鉄道は一見無機質な路線の様ですが、空港で他地域へのアクセスを分断された地域への対策としてできた大切な路線です。)
観光資源に恵まれた路線でなく、そういう意味での面白さはないけど、地域の足としてがんばっている路線は他にもあります。
みなさまもたまには応援がてら一日乗車券を買ってぼうっと電車に乗ってみませんか。

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