【ノープラン】風まかせぶらぶら旅【米坂・羽越・陸羽西】
ども、ゆさっちです。
何も予定の入っていない日曜日。
「あぁ、電車に乗ってどっか行きたいなぁ」
といって、具体的にどこに行きたいアテがあるわけでもありません。
たまには自分でも予測の付かない小旅行をしてみようか。
てなわけで駅までやってきたものの、行き先はまだ決まりません。(笑)
ノープランといえども、まず切符を買わないと。
自問自答します。
「山と海どっちに行く?」
「海」
「太平洋?日本海?」
「日本海」
だいぶ絞られてきました。
日本海にでるルートはいくつもありません。
「とりあえず米坂線で坂町かな」
とりあえず米坂線の終点、坂町まで切符を買います。
その後どうするかは未定です。
さっそく本日のファーストランナー、藤田駅始発、福島行に乗車
福島からつばさ127号で米沢へ
米沢では7分の待ち合わせで米坂線坂町行に
車両は新鋭(といっても10年選手)のE120系。
自慢のパワーを活かして田園風景の中を快走します。
電車は次第に山間部へ。
「あぁ、米坂線久しぶりだなぁ」
実は今泉から米沢までは、先月山形鉄道に乗りに来たついでに乗っています。
しかし、そこから先は何十年ぶりです。
当時、ゆさっちは仙台に住んでいて、新潟に行くときに米坂線を通る、「急行べにばな」に乗って以来です。
ちなみに、「べにばな」は快速列車として今は新潟−米沢間を走っています。(米坂線内全駅停車ですが)
手ノ子、伊佐領と降りてしまいたい欲求にかられる駅をいくつか過ぎると山形県最後の駅小国に到着します。
列車はまもなく新潟県へ。
車窓には荒川と国道113号線が寄り添います。
やがて平野部へ。
稲刈りも着々と進んでいるようです。
さて、終点坂町ももうすぐです。
この先の路程を決めないと。
「新潟方面or酒田方面?」
車窓から笹川流れが見てみたいな。
酒田方面に決定です。
車窓には羽越本線が近づいてきました。
終点坂町です。
坂町駅で残りの旅程の切符を買います。
坂町−余目−新庄−古川−福島−藤田
さあ道は開けた、いざ北へ
村上行の電車に乗ります。
東北人のゆさっちにはなじみの薄いE129系です。
程なく村上に到着
村上からのランナーは・・・。
ヨンナナ様(キハ47形)だ!
いやぁ、最近新鋭気動車の快適な乗り心地に食傷気味で、こいつに乗りたかったんですよぉ。
ボックスシートはグレーの縁に青いモケット、これぞ「The 国鉄」です。
羽越線は特急天国、お先にどうぞ
さて、定刻に発車。
さすがヨンナナ様、老骨にむち打って幹線に相応しいスピードで走ります。
まさに爆音、車内放送なんか聞こえません。
これです、ゆさっちが気動車に求めているのは。
まもなく、車窓には海が広がります。
そうそう、電化されている羽越線なのに、どうしてヨンナナ様が走っているか知っていますか?
羽越線は電化方式が新津−村上間が直流、そこから北は交流なんです。
特急列車や貨物列車の機関車は両方の方式に対応しているけど、羽越線の普通列車(電車)はどちらかしか走れない車種なので、区間をまたいで走るのは電化方式に関係なく走れる気動車の出番なんです。
え?普通列車にも交直両用があるだろうって?
あれはね、高いんですよ(笑)
さて、お腹が空きました。
下車してごはんを食べましょう。
桑川駅で下車
お見送り〜♪
道の駅と併設です。
すぐ目の前は海
ここでゆさっちが前にお昼をいただいて大変美味しかった「ちどり」さんで遅いお昼。
まずは何は無くともこれですなぁ(うひょ)
まずは岩牡蠣
磯の香りがたまらないっす。
あとは刺身定食
今日の刺身はキスとアラ、どちらも刺身で食べる機会は少ないですね。
ぷりっぷりでうめぇ!
これで1500円はお値打ちです。
ふぅ満足。
駅の待合室に戻ります。
14:09で来て、16:35で起つ。
この駅と海を楽しむ時間はまだまだありそうです。
しかし、この待合室、真新しくて快適なのですが、道の駅で流れている有線放送が、そのまま大音量で待合室のスピーカーで流れているのは、物思いに耽るにはいまいち(笑)
場所を駅前の海を向いてるベンチに移します。
海からの風が心地いい。
潮の香り、波の音。そしてカップル(笑)
さて、そろそろ列車が来ます。
ここから先のダイヤを確定させて、家内に帰宅時間の連絡です。
えーと、余目までいって陸羽西線で新庄、陸羽東線は鳴子温泉乗り換えで古川・・新幹線?・・・・
????????
ない、そっから先がない。
アテのない旅行っていっても、自由すぎたか!?
どうする?
新庄から新幹線なら帰れるか。
きっぷの変更どうする?
乏しい知識を結集して考えるんだ!
旅行開始後でも未乗区間が101km以上なら払い戻しできるはず。
ああっ!このきっぷ大人の休日割引だった。その場合は?
当然、この駅に駅員さんはいません。
列車に乗って車掌さんに聞くしかないなぁ。
そうこうしているうちに列車がやってきました。
本日2度目のヨンナナ様です。
この辺は無人駅が多く、乗車する人を認めると、逐一車掌さんが検札にきます。
早速検札に来た研修中とおぼしき女性の車掌さんに事情を説明。
「少々お待ち下さい」と指導役の車掌さんと交代。
車掌さんはあちこちに問い合わせをしてくれたようです。
結果、「未乗となる新庄ー藤田間は払い戻しとなりますので、新庄駅で新たなルートで乗車券を買って下さい」とのこと。
そして、混乱のないように、乗車券に「10/6、新庄−藤田間、未使用による払い戻し 829D列車レチ」と奥書証明してくれました。(レチ=車掌)
酒田運輸区(?)のIレチさん、ありがとうございました。
無事帰ってこれましたよ〜
さて車窓は日本海の夕暮れ
日も暮れ、乗客も少なく、なんとなく夜行列車の雰囲気が。
(18時前です)
余目到着
陸羽西線はお乗り換えです
ヨンナナ様、Iレチ様、お世話になりました
さあ、乗り換え
酒田方面から列車がやってきました。
新庄行です。
乗客はちょぼちょぼです。
明るければ最上川とか見えるのかな?
外はまっくらです。
1時間程で新庄到着
お隣は奥羽本線真室川行、秋田支社のE701系です。
改札を出ました。
みどりの窓口で無事、払い戻しと買い直し終了。
コンコースのお人形も夜のライティングだと感じが変わりますね。
これから乗り込むのは「つばさ」の最終
この列車は福島でのやまびことのドッキングはありません。
ホームへ
さて、ごはんにしましょうか。
この列車に車販はありません。
いつも新庄駅構内でお弁当買ってる店も19時閉店(新庄着は19:12でした)なので、New Daysで1種類しかないこいつを買いました。
もう、いやってほど食べてるこいつですが。
飽きないですねぇ。
安定の旨さです。
福島までは約2時間、まったりと過ごします。
そして福島到着
乗り継ぎ時間があまりありません。
何とか間に合いました。
今日のラストランナーです。
そして、ゴール。
いやぁ、海辺でひさびさにのんびりしました。
また同時にばたばたしました。
でものんびりもばたばたも、楽しかったです。
今日一日、自分がどうなるか予測のつかない旅にでるのってわくわくしませんか?
あなたのインスピレーションでもサイコロの出た目でも、流れに身を任せてミステリーツアーに出発してみてはいかがでしょうか?
なあに、きっと帰ってこれますよ(笑)
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