AEWヒストリー 2021.03→2021.09
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AEWヒストリー2019
AEWヒストリー 2020.01→2020.09
AEWヒストリー 2020.09→2021.03
AEWヒストリー 2021.09→2022.03
DYNAMITEまとめ / Road to Double or Nothing
3.17 この日のダイナマイトは特別回「St. Patrick's Day Slam」として開催。
3.31 レボリューションPPVで正式契約したクリスチャン・ケイジがフランキー・カザリアン相手にAEWデビュー戦を勝利で飾る。
同日 QTマーシャルがコーディとのエキシビジョン戦で特別レフリーを務めたアーン・アンダーソンを殴り、ナイトメアファミリーに反旗。教え子のニック・コモロト、アーロン・ソロウ、元オリンピックボクシング代表アンソニー・オゴゴと“ザ・ファクトリー”を結成。コーディ、ダスティンら“ナイトメアファミリー”と抗争に。
同日 メインでベストフレンズ(オレンジ・キャシディ、チャック・テイラー)とミロ、キップ・セイビアンの遺恨決着戦がアーケードアナーキーマッチとして行われ、終盤に長期欠場中のトレント・バレッタが復帰。
4.9 AEW初のハウスショーがフロリダ州ジャクソンビルのデイリープレイスにて開催。日本からはDDT所属・竹下幸之介が参戦し、メインではTNT王座戦が組まれブッチャーを下しダービー・アリンが防衛に成功。
5.5 2020年3月に開催予定がCOVID-19パンデミックの影響で1年以上延期していたダイナマイト特別回「BLOOD & GUTS」がようやく開催。
5.12 ジョン・モクスリーが保持する新日本プロレスのタイトル・IWGP USヘビー級王座に新日本プロレスから参戦した永田裕志が挑戦。パラダイムシフトでモクスリーが防衛に成功する。
5.19 AEWダイナマイトが2022年よりTBS放送へ昇格。また今年8月からTNTで新番組「AEWランペイジ」がスタートされることが発表となる。
・インナーサークルとピナクルの抗争勃発
PPV直後3.10放送回メイン終了後、インナーサークルによる公開戦略ミーティングがリング上で行われるが、途中サミー・ゲバラが乱入。嫌悪感を示すジェリコだったが、控室に隠しカメラを仕込んでいたゲバラによりMJFがヘイガー、サンタナ&オルティスにジェリコを裏切るよう頼んでいた事が発覚すると、矛先はMJFへ。ヘイガーらがジェリコ側につき解雇通告を受けたMJFだったが「ユニットを引き継ぐより作るのに忙しかった」と語ると、場内暗転後にFTR、タリー・ブランチャード、ウォードロウ、ショーン・スピアーズがリング上に現れインナーサークルを急襲。MJFらがジェリコを袋叩きにし最後はウォードロウによりテーブル葬で完全K.Oしてみせた。
翌3.17放送回、MJF、ウォードロウ、ショーン・スピアーズ、FTR、タリー・ブランチャードがリングを占拠。MJFは、インナーサークル加入時から破壊工作が始まっていたことを語り、新ユニット“ピナクル”結成を高らかに宣言。
3.31放送回、MJFがピナクルメンバーにユニット専用ラウンジを会場に作ったと得意気に紹介するが、中で待ち構えていたインナーサークルに襲撃されてしまい、専用ラウンジをインナーサークルに奪われてしまう。
翌4.7放送回、ジェリコがインタビューでピナクルと5.5 Blood & Gutsでのチーム戦を要求。その後インタビュー中にピナクルから襲撃を受け、リング上に連れていかれてドレッシングルームに監禁されたインナーサークルのメンバーに見せつけるよう暴行を加えていると、マイク・タイソンが救出に駆けつけリングを一掃。ジェリコと握手を交わし、約1年ぶりの再会は昨年の遺恨から仲直り。
翌4.14放送回、当日のジェリコ、ハーウッド戦の見張り役を頼まれ興奮気味なマイク・タイソンがインタビューに答えていると、MJFが現れて小切手でタイソン買収を図るもその場でビリビリに破かれてしまい失敗。
同日、ジェリコとFTRのダックス・ハーウッドによるシングル戦は、互いのユニットメンバーが締め出され、リングサイド・エンフォーサーとしてマイク・タイソンが反則行為を見張るなか行われることに。終盤、乱入してきたMJFらはインナーサークルに制され、FTRのキャッシュ・ウィーラーがジェリコのバットを手に介入するもタイソンに一撃食らわされ、最後はジューダス・エフェクトでジェリコが勝利。試合後、ジェリコはタイソンをインナーサークルの名誉メンバーとして迎え入れた。
4.28放送回、インナーサークルとピナクルによる公開討論会が行われ、両軍BLOOD & GUTSへの意気込みを語る。
翌5.5放送回メイン、インナーサークル(ジェリコ、ヘイガー、ゲバラ、サンタナ&オルティス)とピナクル(MJF、ウォードロウ、スピアーズ、FTR)により遂に開催されたBLOOD & GUTSマッチ(時間経過でメンバーが追加される金網戦10人タッグ。決着はギブアップか降伏のみ)。終盤、金網の上へと逃げたMJFを追ったジェリコはウォール・オブ・ジェリコを決めるがローブローで返されてしまい、逆にジェリコを金網から落とそうとして降伏を迫り、ゲバラにインナーサークルの降伏を宣言させピナクルが勝利。勝利を得たMJFは結局金網上からジェリコを突き落とし、頭から流血したまま高らかに笑い幕を閉じた。
翌5.12放送回、前週のBLOOD & GUTSマッチでジェリコが怪我、武器としてフォークを使用したサンタナが警察に拘束されたことを報告したヘイガー、ゲバラ、オルティスのインナーサークル勢は、ピナクルへの再戦を要求。
同日、MJFが王冠を被り行われたピナクルによるBLOOD & GUTS祝勝会は、途中でサンタナ以外のインナーサークル勢が登場し中断。再戦を拒否するMJFらピナクルに対し、インナーサークルは乗り付けたカート車から放水を開始しパーティーを台無しにしてしまう。憤怒するMJFはインナーサークルの解散を賭ける条件でダブルオアナッシングPPV大会でのスタジアムスタンピートマッチを要求する。
翌5.19放送回、MJFが出したインナーサークル解散という条件に頭を悩ますジェリコだったが、ユニットメンバーが再戦を強く訴えることで決意を固め、条件に合意。
翌5.28PPV直前回メイン終了後、エリック・ビショフ主催によるインナーサークル決起集会が行われ、ビショフがかつてのWCWで大流行したN.W.Oを引き合いにインナーサークルを讃え、メンバーそれぞれがこれまでの感謝やPPV大会への意気込みを語っていると、会場モニタからMJFが現れウォードロウと共にジェリコの親友・ディーン・マレンコを隣接スタジアムで拉致していることを見せつける。インナーサークルは急いでスタジアムに向かうと、待ち伏せしていたピナクルに返り討ちに遭ってしまう。
・ジ・エリートの防衛ロード
PPV直後の3.10放送回、ケニー・オメガ、グッドブラザーズ、ドン・キャリスがインタビューで前回PPVでの爆破の一件を小馬鹿にしていると、キングストン、モクスリーが現れ乱闘に。ダウンするケニーが1人リングに残ると、PPV大会でAEW入団したばかりのクリスチャン・ケイジが登場。ケニーは握手を求めるがクリスチャンは拒否。立ち去るケニーが忘れていったAEW世界ベルトを手に取り掲げてみせた。
3.17放送回、ヤングバックスのインタビュー中に割り込んだドン・キャリスが、王者ケニーは今のヤングバックスなど相手にしないだろうと警告。
同日、グッドブラザーズ(カール・アンダーソン&ドク・ギャローズ)とジョン・モクスリー&エディ・キングストンがタッグ戦で激突。ゴング前から大乱闘となった一戦は、一瞬の隙をついたモクスリーが丸め込みでアンダーソンから勝利。試合後はジ・エリート総出に2人を襲いかかるが、あまりのヒールっぷりに度が過ぎているとヤングバックスは距離を置き、TooSweetポーズも拒否してしまう。
3.24放送回、ヤングバックス、ブランドン・カトラーとルチャ・ブラザーズ、ラレド・キッドによる6人タッグ戦が行われ、ラレド・キッドがカトラーから3カウントを奪い勝利。試合後に現れたケニーがヤングバックスに語りかけジ・エリートの絆を確認するも、ヤングバックスはカトラーと立ち去ってしまう。
3.31放送回、ケニー・オメガ、グッドブラザーズとルチャ・ブラザーズ、ラレド・キッドによる6人タッグ戦が行われ、ケニーが片翼の天使でラレド・キッドから勝利。試合後、モクスリーが登場するとまさかのヤングバックスが加勢。ケニーらは退散してしまう。
4.7放送回、次週AEW世界タッグに挑戦を控えるデス・トライアングルのインタビュー中、ベストフレンズが邪魔に入り口論に。
同日メイン、前週の流れから組まれたケニー、グッドブラザーズとモクスリー、ヤングバックスによる6人タッグ戦。終盤、モクスリーとの合体技を躊躇ったヤングバックスが裏切りのスーパーキックを放ち、モクスリーは孤立。助けに来たエディ・キングストンがグッドブラザーズのマジックキラーの餌食に遭い、最後はケニーがモクスリーから3カウント。試合後ついにヤングバックスが祝福の輪に加わり、ジ・エリートは再び一丸となった。
4.14放送回、デス・トライアングル(PAC&レイ・フェニックス)とヤングバックスによるAEW世界タッグチーム王座戦。前週に覚悟を決めたヤングバックスは終盤PACにローブロー、フェニックスのマスク剥ぎとラフファイトを展開し勝利。見事にヒールターンをアピールしてみせた。
4.21放送回、ジ・エリートのトレーラー車をモクスリー、キングストンが急襲。車を破壊するもエリートは不在で肩透かしな結果に。
4.28放送回、SCU(フランキー・カザリアン&クリストファー・ダニエルズ)がインタビューにて、ヒールターンしたヤングバックスの持つAEW世界タッグチーム王座へSCU解散を賭けて挑戦表明。
同日、マイケル中澤戦が組まれていたキングストンが「ここはWWEじゃないぞ」と対戦を拒否し、ケニー、ドン・キャリスを呼び込む。モクスリーも登場しケニーを襲うと、2人はケニーを人質にキャリスへケニーとのタッグ戦を要求。キャリスは同意するしかなかった。
5.5放送回、モクスリー、キングストンとケニー、マイケル中澤によるタッグ戦が行われ、ケニーは試合前からモクスリーを襲撃。モクスリーが復帰しピンチになると中澤を置いてケニーは退散してしまい、試合はモクスリーが勝利。試合後、ヤングバックスとグッドブラザーズが登場し2人をK.Oすると、ケニーが戻ってきてキングストンに片翼の天使でトドメを刺してしまう。
同日、AEWタッグ王座挑戦権を賭けてSCU(フランキー・カザリアン&クリストファー・ダニエルズ)、ジュラシックエクスプレス(ジャングルボーイ&ルチャサウルス)、ヴァーシティブロンズ(グリフ・ギャリソン&ブライアン・ピルマンJr)、アクレイムド(マックス・キャスター&アンソニー・ボーエンズ)が4ウェイ戦で激突。試合はカザリアンがピルマンJrからピンフォールを奪い勝利。SCUは次週ヤングバックスとのタイトル戦が決定。
同日、ケニーはダブルオアナッシングPPV大会での相手が決まる、次週行われるAEW世界王座挑戦者決定戦PACvsオレンジ・キャシディについてオレンジ・キャシディなんて知らない奴は問題外だと語る。キャシディが現れケニーに詰め寄るも、なお挑発を繰り返した。
5.12放送回、チーム解散を賭けてAEW世界タッグチーム王座に挑んできたSCU(カザリアン&ダニエルズ)と王者ヤングバックスによる一戦。AEW初期から協力してきた2組による試合は、途中グッドブラザーズが介入しようとするとカザリアンが見せつけるようにスタイルズクラッシュ(新日本~WWEでのグッドブラザーズのボス・AJスタイルズの必殺技)を繰り出すも、最後はBTEトリガーでニック・ジャクソンがダニエルズから勝利。AEWタッグ初代王座でもあるユニット・SCUは解散が決まってしまう。
同日、PACとオレンジ・キャシディによるAEW世界王座挑戦者決定戦が行われ、PACの強烈なライガーボムでキャシディが完全ノックアウト状態(頭を打ち実際に失神するアクシデント)に。試合は中断されレフリーが状態チェックするなか、乱入してきたドン・キャリスがPACの気を引くと背後からケニーがベルトで一撃食らわせ、PACもダウン。結局10カウントが数えられ両者ノックアウトでドロー決着となるが、決着がつかなかったことからケニーはダブルオアナッシングPPVで3ウェイ戦を闘う羽目になってしまう。
5.19放送回、解散が決まったSCUは今後の展望を聞かれると、ダニエルズはカザリアンにの耳元で何かを告げ無言で立ち去ってしまい、カザリアンはジ・エリートへの復讐を語る。
同日、ケニーとドン・キャリスがオレンジ・キャシディの元へ向かい、PPV大会でのタイトル戦出場延期に関する契約書を渡し、キャシディが受け取る。
同日メイン、王者ヤングバックスとヴァーシティブロンズによるAEW世界タッグチーム王座戦が行われ、試合はマット・ジャクソンがスコーピオンデスロックでピルマンJrからタップアウトを奪い勝利。試合後、勝ち誇るヤングバックスに忍び寄ったモクスリー、キングストンが2人をK.Oすると、ダブルオアナッシングPPV大会にて両軍によるタッグ王座戦が正式発表される。
5.28PPV直前回、オレンジ・キャシディのインタビューは代わりにPACが現れPPV大会への意気込みを語り、その後リング上はケニー・オメガ、グッドブラザーズとPAC、ルチャ・ブラザーズにより乱闘騒ぎとなる。そこにオレンジ・キャシディが登場しケニーへ前週の契約書が入った封筒を渡すと、契約書は粉々に破かれていた。そこへオレンジパンチでケニー、PACと次々ヒットさせたキャシディはPPV大会出場をアピール。
・TNT王座新チャンピオン誕生
3.10放送回メイン、TNT王座を賭け王者ダービー・アリンがレボリューションPPVで「Face of Revolution」となったスコーピオ・スカイと対戦。試合はスカイが猛攻を見せるも最後はダービーが逆転し防衛に成功。試合後、怒りのスカイはヒールロックでダービーを絞り上げ、ヒールターンを果たす。
3.17放送回、ダービー・アリンがスティングと共に現れ、TNT王座防衛戦の機会が少ないことへの不満、ダークオーダーへブロディ・リーの形見を取り戻したければとオープンチャレンジを要求。ランス・アーチャーとジェイク・ロバーツがマイクを遮るように出てくると、ダービーを挑発してタイトル戦を要求。入れ替わりでタズ軍団が登場し、マイクを持ったブライアン・ケイジが「スティングを尊敬している」と語る。思わぬ発言にタズらは憤慨するが、ケイジは1人立ち去っていった。
3.24放送回メイン、ダークオーダーのジョン・シルバーとTNT王座戦を闘ったダービー・アリン。ダークオーダーの介入をスティングが制し、最後はコードレッドでダービーが勝利。ジョン・シルバーの健闘を称えると、試合後にマット・ハーディ、プライベートパーティー、ブッチャー&ブレイドが急襲。ダービー、スティング、ダークオーダーと大乱闘となった。
4.7放送回、スティング登場からのマイクを遮ったランス・アーチャーがAEWへの不満を語ると、スティングも「お前はメインイベンターの器だ」と激を飛ばす。
同日、JDドレイクとのTNT王座戦に挑んだダービー・アリンは、コフィンドロップで防衛に成功。試合後ブッチャー&ブレイドがダービーを襲うとダークオーダーが救出に現れる。
4.14放送回メイン、28歳の王者ダービー・アリンとキャリア28年のマット・ハーディによるTNT王座エニウェアフォールマッチ。HFO(ハーディー・ファミリー・オフィス)のプライベートパーティー、ブッチャー&ブレイドが介入してマットを助太刀するもダークオーダー、スティング、ランス・アーチャーが次々と現れHFOのメンバーを追い払うと、最後は照明機器の足場からダイブしてコフィンドロップを放ったダービーが勝利。
4.21放送回メイン、ダービー・アリンとジャングルボーイがTNT王座を賭けて一騎打ち。途中ルチャサウルスがジャングルボーイにアシストすると、スティングが詰め寄り乱闘のままバックステージへ。最後、両者一進一退の攻防はダービーに軍配が上がり防衛成功。試合後、これまで幾度とTNT王座戦を会場スタンドで観戦していたイーサン・ペイジとスコーピオ・スカイが、ダービーを急襲。ランス・アーチャーが救出に来るもローブローで返り討ちに遭うと、最後はスティングが戻ってきてイーサン、スカイを退散させた。
4.28放送回、王者ダービー・アリンとダークオーダー"10"によるTNT王座戦が行われ、試合は途中乱入してきたダークオーダーをスティングが追い払っている隙にイーサン・ペイジがダービーを攻撃するも、なんとか最後はダービーが10からピンフォールを奪い勝利。試合後、スコーピオ・スカイがスティングを、イーサン・ペイジがダービーを急襲すると、ランス・アーチャーと10が救出に入り2人を退散させた。
5.5放送回、イーサン、スカイがインタビューでダービー・アリンを挑発しているとダービーが現れ乱闘に。2人でダービーを返り討ちにする。
同日、次週TNT王座に挑戦するミロがダービーへ警告。
5.12放送回メイン、ダービー・アリンとミロによるTNT王座戦。セコンドのスティングをイーサン・ペイジ、スコーピオ・スカイが攻撃し足止めすると、試合はミロが圧倒的な力の差を見せつけて最後はゲームオーバーでレフリーストップ勝ちを収め、新チャンピオン・ミロが誕生。試合後もスティングを攻撃するイーサン、スカイには駆けつけたダークオーダーが退散させるが、ランス・アーチャーが登場し新王者ミロにベルト挑戦をアピールした。
5.28PPV直前回、ダンテ・マーティンとのTNT王座戦をゲームオーバーで圧勝した王者ミロの前に、ランス・アーチャーがジェイク・ロバーツを連れ登場。ジェイク・ロバーツの合図でアーチャーがミロを襲うと、2人は大乱闘を展開。
・大物を狙うチーム・タズ
4.7放送回、クリスチャン・ケイジのインタビューに割り込んだタズが、タズ軍団へクリスチャンを勧誘。
4.14放送回、クリスチャンのインタビュー中、前週の返答を聞きに来たタズ軍団。クリスチャンは「AEWタイトルのためにここに移籍して来た」と語り断ると、タズ軍団が急襲しパワーハウス・ホッブスがクリスチャンをK.O。
4.21放送回、リッキー・スタークスを下したハングマン・ペイジをタズ軍団が急襲すると、遅れてブライアン・ケイジも加勢するがダークオーダーが救出に現れタズ軍団を退散させる。
4.28放送回、ハングマンとブライアン・ケイジによる一戦は、試合前からタズ軍団がハングマンを襲い、ブライアン・ケイジが圧倒的パワーで試合を制しドリルクローで勝利。AEWランキング1位のハングマンがまさかの敗戦を喫した。
5.19放送回、マット・サイダルとのシングル戦を勝利したクリスチャンに対し、試合後リッキー・スタークスが現れて再度勧誘を呼びかけると、背後からブライアン・ケイジ、パワーハウス・ホッブス、フックが忍び寄り、クリスチャン、サイダルを攻撃。ハングマンが救出に駆けつけると、ブライアン・ケイジが強烈なパワーボムで返り討ちにする。
5.28PPV直前回、ジョーイ・ジャネーラを下したハングマンがPPV大会で対戦するブライアン・ケイジに向け「チーム・タズに頼らずサシで勝負しよう」とメッセージを送る。
2021.05.30 DOUBLE OR NOTHING 開催
AEW2周年となる3度目のダブルオアナッシングPPV大会は、当初旗揚げ戦の地・ネバダ州パラダイスのMGMグランドガーデンアリーナで開催予定だったが、COVID-19パンデミックの影響でフロリダ州ジャクソンビルのデイリーズプレイスに場所を変更。パンデミック以来最高となる5.200人満員の観衆を集めて開催された。
第2試合、ハングマン・ペイジとブライアン・ケイジによるシングル戦は、終盤リッキー・スタークスがFTW王座ベルトを渡しブライアン・ケイジをアシストするも、ブライアン・ケイジはベルトを投げ返し正々堂々と闘おうとした結果、バックショットラリアットでハングマンが勝利。
第3試合、王者ヤングバックスとジョン・モクスリー&エディ・キングストンによるAEW世界タッグチーム王座戦は、途中グッドブラザーズが介入しキングストンが2人を追い返している隙に大流血に見舞われたモクスリーが大奮闘するも、最後は非情なBTEトリガー4連発でヤングバックスがモクスリーから勝利。防衛に成功した。
第4試合はAEW世界王座挑戦権を賭けた21名参加のカジノバトルロイヤルが行われ、今年のジョーカーとして最後に元WWE・NXTクルーザー級王者リオ・ラッシュが登場。終盤、マット・ハーディ、クリスチャン・ケイジ、ジャングルボーイが残ると、マット・ハーディがクリスチャンに共闘を持ちかけるが裏切られ敗退。最後はジャングルボーイが生き残り勝利。試合後、ルチャサウルスとマルコ・スタントと共に喜びを爆発させた。
第5試合ではコーディ・ローデスが抗争中のザ・ファクトリー、アンソニー・オゴゴを退け勝利。
第6試合、王者ミロとランス・アーチャーによるTNT王座戦が行われ、終盤アーチャーのセコンド、ジェイク・ロバーツが蛇袋を持ち込むも袋を開ける前にミロが入場口まで投げ返し、最後はゲームオーバーでアーチャーからギブアップを奪い防衛に成功した。
第8試合、TNT王座陥落後に毎週のように抗争していたスティング&ダービー・アリンとイーサン・ペイジ&スコーピオ・スカイによる因縁決着戦。スティングの場外ダイブまで飛び出した試合は、ダービーがイーサン&スカイの猛攻を耐えしのぎ、最後はスカイにスコーピオンデスドロップを決めてスティングが勝利を決めた。
第9試合、王者ケニー・オメガとPAC、オレンジ・キャシディによる3ウェイAEW世界王座戦が開催。終盤、ドン・キャリスがケニーの持つAEW、インパクトレスリング、AAA3つのチャンピオンベルトを投げ込み、ケニーがベルト攻撃連発でPACをK.O。観客の大声援を受けるオレンジ・キャシディはPACの猛攻で虫の息だったが、復活のオレンジパンチをケニーに一撃食らわすものの逆にケニーに丸め込まれ3カウント。キャリス、グッドブラザーズ、ヤングバックスと共に勝利を喜んだ。
元WWE世界ヘビー級王者マーク・ヘンリーがAEWに初登場。8月からの新番組「AEWランペイジ」でコメンテーターを務めることが発表される。
メインイベント、負ければ解散を賭けたインナーサークル(クリス・ジェリコ、ジェイク・ヘイガー、サミー・ゲバラ、サンタナ&オルティス)がピナクル(MJF、ウォードロウ、ショーン・スピアーズ、ダックス・ハーウッド&キャッシュ・ウィーラー)とAEW2度目となるスタジアムスタンピートマッチで激突。事前収録による映画風な始まりとなった試合は、様々な場所であらゆるアイテムを使いそれぞれが激闘となり、やがてライブ中継へと切り替わり闘いの場をリングへと移動してくると、最後はサミー・ゲバラが630セントーンでスピアーズからピンフォールを奪い勝利。会場が「Judas」大合唱のなか5人はリングに勢揃いし、勝ち名乗りしてPPV大会の幕を閉じた。
▼wikipedia(英語)
DYNAMITE & RAMPAGE / Road to ALL OUT
6.4 メインでダスティン・ローデスとニック・コモロトによるブルロープマッチが行われ、これまでのキャリアで圧倒的勝率を誇る試合形式で有利に立つダスティンが勝利。
6.11 王者ミロとイービル・ウノによるTNT王座戦はミロが勝利し防衛成功。
6.30 ミロとブライアン・ピルマンJrによるTNT王座戦が行われ、ミロがゲームオーバーで勝利。
7.7 この日より1年間以上開催してきたデイリーズプレイスを離れ、ライブツアーが再開。ダイナマイト特別回として「Road Rager」が開催される。
同日、トニー・カーン社長に招待され、リング最前列でアメリカの総合格闘技チームであるアメリカン・トップチームから創始者ダン・ランバート、UFCトップファイターのホルヘ・マスヴィダル、UFC女子王者アマンダ・ヌネスが観戦に訪れた。大会中盤、ダン・ランバートがリングに上がりAEWをこき下ろすスピーチを続けていると、ランス・アーチャーが止めに入る。
同日 コーディ・ローデスとQTマーシャルによるサウスビーチストラップマッチ(互いをストラップで繋ぎ、リング4コーナー全てにタッチしたら勝利)が行われ、コーディが勝利。
7.14-21 2週に渡り、3回目となる「FYTER FEST(以下FF)」がダイナマイト特別回としてテキサス州にて開催。
7.14 王者ジョン・モクスリーとカール・アンダーソンによる新日本プロレスのタイトル・IWGP US王座戦が行われ、モクスリーが勝利。
同日 AEW非公認のFTW王座戦がブライアン・ケイジとリッキー・スタークスにより行われ、タズ軍団のアシストを受けたスタークスが勝利。新王者となる。
同日 メインイベントにて、PPV大会対戦後も毎週のようにやり合っていたダービー・アリンとイーサン・ペイジが棺桶マッチで因縁決着戦を行い、ダービーが勝利。
7.21 メインイベントにて、再びIWGP US王座戦がモクスリーとランス・アーチャーによりテキサスデスマッチルールで行われ、ランス・アーチャーが勝利。新王者が誕生すると、試合後に観戦に来ていた新日海外支部NJPW STRONG所属・ヒクレオがアーチャーと視殺戦を展開。
7.23 元WWEのトップレスラー・CMパンクがAEWと正式契約。7年ぶりのプロレス復帰が大きな話題となる。
7.28 3度目となる「Fight For The Fallen(以下FFTF)」がノースカロライナ州シャーロットのボジャングルズコロシアムで開催。
同日 大会中盤、会場モニタに新日本プロレスのエース・棚橋弘至がビデオレターの形で登場。その後に行われるIWGP US王座勝者への挑戦を表明。
同日 ランス・アーチャーとヒクレオによるIWGP US王座戦が行われ、アーチャーが圧勝。初防衛を果たす。
8.4 ダイナマイト特別回「HOMECOMING」が、1ヶ月のAEWライブツアーが終わりデイリーズプレイスに戻って開催。
同日 ミロとリー・ジョンソンによるTNT王座戦が行われ、ゲームオーバーでミロが防衛に成功。
8.13 新番組「AEW RAMPAGE」がスタート。初回放送はペンシルベニア州ピッツバーグで開催。
同日 TNT王座を賭けたミロとフエゴ・デル・ソルの一戦は、ゲームオーバーでミロが圧勝。勝てばAEWと契約できたフエゴだったが、試合後トニー・カーンの裁量でAEW入団が決まる。
8.18 アメリカン・トップチームのダン・ランバートが、元UFCヘビー級王者であるジュニオール・ドス・サントスとアンドレイ・アルロフスキーを連れて登場。因縁あるランス・アーチャーがリングに向かうと、イーサン・ペイジとスコーピオ・スカイが妨害し、アメリカン・トップチームとの結託をアピール。
9.1 ダイナマイトが放送100回を迎える。
・王者ケニー、クリスチャン、ハングマン三つ巴抗争勃発
6.4PPV直後回、クリスチャン・ケイジはジャングルボーイとタッグを組み、プライベートパーティーと対戦。試合はスネアトラップでジャングルボーイがマーク・クエンから勝利するが、試合後セコンドについていたマット・ハーディが、クリスチャンにツイスト・オブ・フェイトを決めてK.Oさせる。
翌6.11放送回、アンヘリコとのシングル戦をキルスイッチで勝利したクリスチャンにジャック・エバンス。マット・ハーディが急襲。ジャングルボーイが救出に駆けつける。
同日、ケニー・オメガが次期挑戦者を挑発していると、ジャングルボーイが登場しケニーと乱闘。ヤングバックスが騒動を止めに駆けつける。
同日メイン、ハングマン・ペイジ、ダークオーダー"10"とブライアン・ケイジ、パワーハウス・ホッブスによるタッグ戦が行われ、PPV大会に続き再びリッキー・スタークスがFTW王座ベルトをブライアン・ケイジに渡すも、またも拒否。スタークスとブライアン・ケイジは揉めたままバックステージへ消えてしまい、最後はハングマンのバックショットラリアットで10がホッブスから勝利。
6.26放送回、ハングマンとパワーハウス・ホッブスによるシングル戦が行われ、途中リッキー・スタークスとフックがFTW王座ベルトを持って乱入しようとするがブライアン・ケイジが駆けつけ2人を追い出すと、試合はデッドアイでハングマンが勝利。
同日メイン、王者ケニー・オメガとジャングルボーイによるAEW世界王座戦が行われ、途中グッドブラザーズが乱入するもジュラシックエクスプレスとカザリアンが止めに入り、最後は粘るジャングルボーイを片翼の天使でケニーがピンフォールし防衛に成功。試合後もなお攻撃をやめないケニーにクリスチャンが救出に現れるが、マット・ハーディとプライベートパーティーがクリスチャンを急襲。大混乱のリングを制しにヤングバックスが登場し、ケニーを祝福した。
翌6.30放送回、ジャック・エバンスを相手にスネアトラップでAEW50勝目を飾ったジャングルボーイ。試合後、HFO(ハーディファミリーオフィス)がリングを襲い、クリスチャン、ジュラシックエクスプレスと乱闘となる。
同日、ケニー・オメガが「もうAEWに挑戦者はいない」とインタビューに答えていると、ダークオーダーが現れイービル・ウノが「AEWランク1位の友人がいる」とハングマン・ペイジ戦を要求するが、ケニーは「アイツは俺と対峙する勇気がない」と突きはねる。その後ダークオーダーはハングマンの元へ向かい激を飛ばす。
翌7.7放送回、ケニーのインタビュー中に観客によるハングマンコールが起き、ダークオーダーが登場。挑発するイービル・ウノにケニーがローブローを入れたのを合図にケニー、グッドブラザーズとダークオーダーが乱闘に。ハングマンが登場しリングを一掃すると、ケニーと視殺戦を展開する。
翌7.14FF回、ハングマンのインタビュー中にジ・エリートが登場し、ケニーが「俺たちと闘いたいなら」とジ・エリートとハングマン&ダークオーダーによる5vs5エリミネーション戦を提案。ハングマンがAEW世界王座、世界タッグチーム王座両方の挑戦権を賭けるよう条件を出すと、ケニーは「お前らにリスクがない」と負ければ二度と挑戦できない条件を返し、ハングマン、ダークオーダーが同意する。
同日、クリスチャン・ケイジとマット・ハーディが一騎討ちを行い、キルスイッチでクリスチャンが勝利。試合後、HFOがクリスチャンを襲うがジュラシックエクスプレスが救出。
翌7.21FF回、グッドブラザーズのドク・ギャローズとフランキー・カザリアンによるシングル戦が行われ、カール・アンダーソンの介入もあってギャローズが完勝を収める。試合後にケニーとドン・キャリスが現れ、なおもマジックキラーを決め攻撃の手をやめないジ・エリートだったが、ハングマン、ダークオーダーが救出に駆けつけ退散させた。
翌7.28FFTF回、ケニー、ヤングバックス、グッドブラザーズとハングマン、ダークオーダー(ストゥ・グレイソン、イービル・ウノ、ジョン・シルバー、アレックス・レイノルズ)による5vs5エリミネーションマッチが行われ、終盤ダークオーダーが全て敗れ去り1人となったハングマンが、残ったケニーとヤングバックスを相手にするかつての仲間との因縁の状況となり、ヤングバックスに連勝するもケニーの片翼の天使で敗戦。ジ・エリートが勝ち残りを決めた。
翌8.4放送回、前週の結果により二度とタイトル挑戦権がなくなったことに責任を感じるハングマンが、ダークオーダーに別れを告げて立ち去る。その後ハングマンがリング上で先程の行動を説明しようとするが、ジ・エリートが乱入。ケニーの挑発に思わず手を出してしまうハングマンに、グッドブラザーズがマジックキラー、ヤングバックスがBTEトリガーを炸裂。その間ダークオーダー、カザリアンが救出に来るも、ケニーが最後にAEW世界王座ベルトで一撃食らわせてしまう。
同日、前週の試合後に急襲されたブレイドを相手にシングル戦を勝利したクリスチャンが、その後のインタビューでWWEで電撃復帰した友人エッジを引き合いにAEW世界王座挑戦をアピール。
翌8.11放送回、マット・サイダル&マイク・サイダル兄弟、ダンテ・マーティンとの6人タッグ戦を制したケニー、ヤングバックスの前に、それぞれシングル、タッグでAEWランキング1位となっているクリスチャン、ジュラシックエクスプレスが登場。当日発表されたオールアウトPPV大会でのケニー対クリスチャン世界王座戦の前に、今週のランペイジ初回放送でインパクトレスリング世界王座を賭けて両者が闘うことがクリスチャンにより告げられる。
翌8.13ランペイジ初回放送回、ケニー・オメガとクリスチャン・ケイジによるインパクト世界王座戦が行われ、終盤ローブローでチャンスをつかんだケニーにヤングバックスがイスを投げ入れ片翼の天使を狙うと、逆転のキルスイッチでイスに突き刺したクリスチャンが勝利。オールアウトPPV大会での世界戦を前にインパクト世界王座を奪取した。
翌8.18放送回、ヤングバックスとジュラシックエクスプレスのAEW世界タッグ戦に途中介入したケニーは、止めに来たクリスチャンと場外乱闘を展開。ヤングバックス勝利後、リング内でジ・エリートに囲まれたクリスチャンに対しケニーが片翼の天使を決めてドン・キャリスが3カウントを叩いた。
翌8.25放送回、ケニー、ドン・キャリスらのインタビュー中に登場したクリスチャンだったが、カトラーのコールドスプレー攻撃から袋叩きに遭い、カザリアンが救出に駆けつける。
翌9.1PPV直前回メイン、ヤングバックス、グッドブラザーズとルチャ・ブラザーズ、ジュラシックエクスプレスによる8人タッグ戦が行われ、試合はメルツァードライバーでヤングバックスがレイ・フェニックスから勝利。試合後ケニーが駆けつけてなお攻撃を続けるジ・エリートは、ルチャサウルスをグッドブラザーズがマジックキラーでテーブル葬にしK.O。クリスチャンが救出に来ると、ケニーの合図で天井からスチールケージが下りてきてジ・エリートとクリスチャン、ルチャ・ブラザーズが外部と遮断されてしまい、救出にジャングルボーイ、マルコ・スタント、カザリアン、オレンジ・キャシディが来るが中に入れず、カトラーのスプレー攻撃で返り討ちに遭ってしまう。ケージの中では、ケニーとヤングバックスがBTEトリガーを決めてクリスチャンをK.Oしてしまう。
・インナーサークル vs ピナクル最終抗争
6.4PPV直後回、インナーサークルによるPPV大会祝勝会が行われ、改めてクリス・ジェリコがピナクル壊滅を宣言。
6.11放送回、ピナクルによる反省会がリング上で行われていると、会場モニタからジェリコが現れピナクル所有のリムジンをインナーサークル勢で破壊してしまう。
6.18放送回、ジェイク・ヘイガーの提案をウォードロウが受けて立つ形で実現した2人によるMMAルール5分3Rケージマッチが行われ、試合は2Rめにヘイガーが三角絞めを決めたところでレフリーストップ勝ち。試合後MMAルールでの対戦に敬意を払い、健闘したウォードロウに拳を差し出したヘイガーだったがスピアーズが背後から襲い、セコンド入り乱れての乱闘となってしまう。
6.26放送回、次回のMJF戦について語るサミー・ゲバラを、ショーン・スピアーズに急襲。
同日、PPV大会のスタジアムスタンピートにて一時インナーサークルに加勢したメキシコのレジェンドレスラー・コナンが、タリー・ブランチャードとマイク合戦。コナンがサンタナ&オルティスを呼び込むも、現れたのは彼らに変装したFTRでコナンはK.Oされてしまう。
同日、前週の乱闘に加勢したディーン・マレンコをMJFが批判していると、インナーサークルが現れピナクルと大乱闘となる。
6.30放送回、MJFとサミー・ゲバラによる一騎討ちが行われ、ゲバラがコーナーからの場外ダイブなど破天荒な攻撃を仕掛けるが、終盤ゲスト解説ジェリコの足止めをウォードロウに任せたスピアーズが乱入し、ゲバラにイス攻撃でアシストしMJFが勝利を奪った。
7.7放送回、コナンをセコンドにつけたインナーサークル(ヘイガー、サンタナ、オルティス)とピナクル(ウォードロウ、FTR)による6人タッグ戦は、FTRの合体技でヘイガーから3カウントを奪いピナクルが勝利。試合後、怒りのコナンがウォードロウを攻撃するが、ピナクル参謀のタリー・ブランチャードが止めに入る。
同日、MJFとの一騎討ちを要求しているジェリコに、MJFは5番勝負を提案しジェリコも受諾。「握手しないと交渉不成立だ」と手を差しのべるMJF、その手をつかんだジェリコは、MJFを引き寄せるとジューダス・エフェクトを叩き込んだ。
7.21FF回、ジェリコ5番勝負が始まり、1番手としてショーン・スピアーズとジェリコが、スピアーズのみイス攻撃OKルールで対戦。途中タリー・ブランチャードが介入するもサミー・ゲバラが追い払い、試合はジューダス・エフェクトでジェリコが勝利。
7.28FFTF回メイン、CZWのカリスマ的レスラー、ニック・ゲージと5番勝負2戦目でノーDQマッチで対戦したペインメーカー仕様のジェリコ。ガラス板、蛍光灯が飛び出すCZWスタイルなハードコアマッチを、流血しながらも耐え抜いたジェリコがジューダス・エフェクトで勝利。
8.4放送回、ジェリコ5番勝負3戦目はWCW時代にジェリコとマスカラ戦を行うなど因縁のあるルチャ戦士フベントゥ・ゲレーラと、ジェリコのみ勝利条件がトップロープからの技使用というルールで行われ、最後にダイビングしてジューダス・エフェクトを放ったジェリコが勝利。試合後ウォードロウがジェリコを襲い、MJFは4戦目の相手がウォードロウ、MJFのみ同行可ルールと告げる。
8.11放送回メイン、ジェリコ5番勝負4戦目vsウォードロウ戦は、ウォードロウのパワーに圧倒されるジェリコだったが終盤、介入を試みたMJFがレフリーと揉めている間にバット攻撃を繰り出して最後はジューダス・エフェクトでジェリコが勝利。試合後、ショーン・スピアーズ、サミー・ゲバラ、ジェイク・ヘイガーが次々現れ乱闘となるとMJFが5番勝負最終戦ルールを「ジューダス・エフェクト禁止&当日入場曲なし」と発表。
8.18放送回、試合前に公開プロポーズで婚約発表したサミー・ゲバラが、ショーン・スピアーズとシングル戦を闘い、GTHで勝利。
同日、5番勝負最終戦がジェリコとMJFにより行われ、入場曲を封じられたジェリコに観客はアカペラ大合唱で後押しする。試合はMJFが掟破りのライオンテイマーを繰り出すなど激しい闘いとなり、終盤AEWダイヤモンドリングを持ち出し没収されたMJFにレフリーの死角からバット攻撃を繰り出したジェリコがジューダス・エフェクトを決める・・・かと思いきや禁止ルールに気づき一瞬躊躇ったところ、必殺サルト・オブ・ジ・アース(脇固め)を決めたMJFがジェリコからタップアウトを奪い勝利。
8.25放送回、ジェリコがMJFに引退を賭けてPPV大会での再戦を懇願。MJFは『クリス・ジェリコを終わらせた男』として伝説になることへ魅力を感じ、再戦を受諾する。
・激化するタッグ戦線
6.4PPV直後回、ヤングバックスとデス・トライアングル(PAC&ペンタ・エル・セロ・ミエド)によるタッグ戦。試合前にジ・エリート壊滅を狙うフランキー・カザリアンがセコンドのマイケル中澤を襲撃。試合は終盤、同じくジ・エリートのブランドン・カトラーが、いつも持ち歩いているカメラでPACを殴り、ニック・ジャクソンがピンフォールを奪い勝利。試合後にはペンタをBTEトリガーでK.Oし、エディ・キングストンが救出に現れるとヤングバックスは退散してしまう。その後インタビューでデス・トライアングルはキングストンとの共闘を否定するも、キングストンは「共通の敵だろ?」と意に介さず。
6.11放送回、エディ・キングストン、PAC、ペンタ・エル・セロ・ミエドとヤングバックス、ブランドン・カトラーによる6人タッグ戦が行われ、キングストンとデス・トライアングルの間には微妙な距離がありつつも、キングストンのバックフィストでPACがカトラーから3カウント奪い勝利。試合後、グッドブラザーズが乱入しヤングバックスと攻撃を続けていると、カザリアンが駆けつけリングを一掃する。
6.18放送回メイン、キングストン、ペンタ、カザリアンとグッドブラザーズ、マット・ジャクソンによる前週の流れを組んだ6人タッグ戦が行われ、終盤ニック・ジャクソンが介入しカール・アンダーソンがペンタから勝利。
6.30放送回、勝てばAEWタッグ王座タイトル挑戦権を獲得する条件のもと、キングストン、ペンタが王者ヤングバックスと激突。試合はセコンド・カトラーのコールドスプレー攻撃がマットに誤爆してしまい、キングストンがマットから勝利。タッグタイトルの挑戦権を獲得した。
7.7放送回メイン、AEW世界タッグチーム王座を賭けてヤングバックスとエディ・キングストン、ペンタ・エル・セロ・ミエドがストリートファイト戦で激突。カトラー、グッドブラザーズ、カザリアンの介入もあり激戦となった試合は、最後自身が持ち出した画鋲を口に詰め込まれたキングストンにスーパーキックを叩き込んだマット・ジャクソンが勝利。ヤングバックスがハードコア戦でも強さを見せ防衛に成功した。
8.11放送回、AEW世界タッグへの挑戦が封じられたダークオーダー(ストゥ・グレイソン&イービル・ウノ)がグッドブラザーズ(カール・アンダーソン&ドク・ギャローズ)のインパクト世界タッグ王座に挑戦。試合はストゥ・グレイソンにマジックキラーを決め、グッドブラザーズが防衛に成功した。
8.18放送回、ヤングバックスとジュラシックエクスプレス(ジャングルボーイ&ルチャサウルス)によるAEW世界タッグチーム王座戦が行われ、ルチャサウルスのパワーに苦戦しながらも最後はBTEトリガーでヤングバックスがジャングルボーイから3カウント奪い勝利。試合後の顛末は上記参照。
同日、プライベートパーティー、ヴァーシティブロンズ、ジュラシックエクスプレス、ルチャ・ブラザーズによるオールアウトPPV大会でのAEW世界タッグチーム王座スチールケージマッチ挑戦者決定トーナメント開催が発表。
8.20放送回、AEW世界タッグ王座挑戦者決定トーナメントが行われ、ジュラシックエクスプレスがプライベートパーティーから勝利し決勝に駒を進める。
8.25放送回、AEW世界タッグ王座挑戦者決定トーナメントが行われ、ルチャ・ブラザーズがヴァーシティブロンズから勝利し、決勝進出。試合後、ヤングバックス、ジュラシックエクスプレスがリングに揃うと、ジャングルボーイとレイ・フェニックスが結託し、ヤングバックスを追い払った。
8.27放送回、AEW世界タッグ王座挑戦者決定トーナメント決勝が行われ、ルチャ・ブラザーズがジュラシックエクスプレスと好試合の末、合体技でルチャサウルスからピンフォールを奪い勝利。オールアウトPPV大会でのヤングバックスとのAEWタッグ王座スチールケージ戦が決定した。試合後、ヤングバックスがルチャ・ブラザーズを襲おうとするが、敗れたジュラシックエクスプレスがそれを阻止し退散させた。
・CMパンクら新顔続々登場
6.4PPV直後回、マーク・ヘンリーのインタビューを遮り登場したヴィッキー・ゲレロが、元ラ・ソンブラことアンドラーデ・エル・イドロを呼び込み、アンドラーデがAEW初登場を果たす。
6.18放送回、アーン・アンダーソンの息子であるブロック・アンダーソンがコーディ・ローデスとタッグを組み、QTマーシャル、アーロン・ソロウ戦でAEWデビュー。コーディのアシストもあり、デビュー戦でアーロン・ソロウからピンフォール勝ちを収める。
7.7放送回、マット・サイダルを相手にアンドラーデがAEWデビュー戦を勝利で飾る。
同日、アーン・アンダーソンのインタビュー中に会場が暗転し、元NXT王者アリスター・ブラックことマラカイ・ブラックが突如AEWにサプライズ登場。アーン・アンダーソン、救出にきたコーディ・ローデスをブラック・マスで一蹴してみせた。
7.14FF回、コーディがマラカイ・ブラックに対戦を要求すると、場内暗転からブラックが登場しコーディと乱闘となる。
7.21FF回、アンドラーデが新参謀役として元WWEのチャボ・ゲレロを呼び込み、チャボがAEW初登場。前週アンドラーデに対戦要求されたデス・トライアングルも登場し、リング上で激しい口論となる。
8.4放送回、元NXTでEver-Riseや3.0として活躍したタッグチームのチェイス・パーカー、マット・マーテルが、2point0としてジェフ・パーカー、マット・リーの名でAEWダイナマイト初登場。同じくAEWダイナマイト初登場の若手ダニエル・ガルシアとのトリオで、モクスリー、キングストン、ダービー・アリンと6人タッグ戦を行い、試合はコフィンドロップでダービーがガルシアから勝利。
同日メイン、マラカイ・ブラックがAEWダイナマイトデビュー戦をコーディとのシングル戦で行い、ブラック・マスで完勝を収める。試合後コーディが引退を示唆しリングブーツを脱ごうとするとブラックに襲われてしまう。
8.11放送回、デス・トライアングル内ミーティングで、PACが「アンドラーデとの闘いを請負うので、ルチャ・ブラザーズはタッグ王座戦線に集中して欲しい」と告げる。
8.18放送回、試合前からモクスリー、キングストンを襲撃し絶好調の2point0(ジェフ・パーカー&マット・リー)がスティング&ダービー・アリンとテキサストルネードマッチで激突。途中キングストンが乱入し2point0を襲うと、試合は2point0にダブルスコーピオンデスロックを仕掛けたスティングがタップアウト勝利。
8.20放送回、元WWEトップレスラーのCMパンクが7年ぶりのプロレスリング復帰でAEWに初登場。地元シカゴで長尺スピーチを披露し、2005年WWE入団を期に"プロレス"を辞めたこと、そして今日"プロレス"に戻ってきたことを報告。「AEWには自分が10年若ければと思わせる若い才能がたくさんいる」と入団理由を語るCMパンクが最初に闘いたい相手としてダービー・アリンを指名し、オールアウトPPV大会AEWデビュー戦での対戦を要求。ダービーはスティングと共に会場のスタンドから、CMパンク復帰スピーチを見守っていた。
同日メイン、ダニエル・ガルシアとのシングル戦をブルドックチョークで勝利したジョン・モクスリー。試合後、敗れた腹いせにガルシアが2point0とモクスリー、キングストンを攻撃していると、スティング&ダービーが2人を救出に駆けつけ、2point0にスプラッシュ、コフィンドロップで集中攻撃する。
8.25放送回、ダイナマイトにCMパンクが初登場。AEWへプロレス復帰を決めるきっかけとなった選手としてペンタ・エル・セロ・ミエド、レイ・フェニックス、ブライアン・ピルマンJr、ジャングルボーイの名を上げ、その前にダービー・アリンと「CMパンクを確認するために」闘いたいとインタビューに答える。
同日メイン、マラカイ・ブラックはブロック・アンダーソンとのシングル戦をブラック・マスで秒殺。試合後はセコンドのアーン・アンダーソンもブラック・マスでK.Oし、アンダーソン親子を一夜で葬ってしまう。
9.1PPV直前回、CMパンクの登場をダニエル・ガルシア、2point0が待ち伏せするも、スティング&ダービー・アリンが駆け寄り退散させる。ついにリング上で対峙したCMパンクとダービー・アリン。スティングがマイクをとり、CMパンクへ敬意を払いつつダービーの勝利を予告する。
9.3放送回、リー・ジョンソンをブラック・マスで葬ったマラカイ・ブラックは、試合後もイス攻撃を繰り出そうとするがダスティン・ローデスが止めに入る。ダスティンはマラカイ・ブラックとの対戦を要求。
同日メイン、ダニエル・ガルシアとのシングル戦を勝利したダービー・アリンに、試合後2point0が襲いかかるとゲスト解説をしていたCMパンクがリングへ。思わぬ共闘で2point0を追い出した2人は、オールアウトPPV大会での対戦を前にリング上で睨み合う。
2021.09.05 ALL OUT 開催
COVID-19パンデミック以来初となる、6大会ぶりにようやくデイリーズプレイスから離れ、イリノイ州シカゴ郊外のナウアリーナにて1万人以上の観衆を集めて開催。
当初予定されていたPACとアンドラーデ・エル・イドロによる対戦は、イギリスのCOVID-19パンデミックの影響でPACが参戦不可となり延期された。
第1試合、ベストフレンズ(オレンジ・キャシディ、チャック・テイラー、ウィーラー・ユウタ)、ジュラシックエクスプレス(ジャングルボーイ&ルチャサウルス)とHFO(マット・ハーディ、プライベートパーティー、ハイブリッド2)による10人タッグ戦が行われ、試合はスネアトラップを決めたジャングルボーイがアンヘリコからタップアウト勝利。試合後、怪我から復帰したブッチャーが加勢したHFOはオレンジ・キャシディの髪の毛を刈りに狙うが、ダンテ・マーティン、ヴァーシティブロンズ、ダークオーダーが駆けつけHFOを退散させた。
アメリカン・トップチームが会場入りし、ダン・ランバート、ジュニオール・ドス・サントス、アンドレイ・アルロフスキー、ホルヘ・マスヴィダル、そしてイーサン・ペイジとスコーピオ・スカイが改めて共闘を宣言。
第2試合、王者ミロとエディ・キングストンによるTNT王座戦が行われ、終盤キングストンが外したコーナーマットをレフリーが直している隙にローブローを入れたミロが勝利。防衛に成功した。
第3試合、新日本プロレスからの刺客チョイスに不満を持っていたジョン・モクスリーと小島聡による一騎討ちは、終盤パラダイムシフトを2発繰り出したモクスリーが勝利。試合後、新日本プロレスの鈴木みのるがサプライズで登場し、観客全員で「風になれ」コールが起きる。リング上で対峙したモクスリーと鈴木は殴り合いの末、鈴木が得意のスリーパーからゴッチ式パイルドライバーを決めてモクスリーをK.Oしてしまう。
第5試合、王者ヤングバックスとルチャ・ブラザーズ(レイ・フェニックス&ペンタ・エル・セロ・ミエド)によるAEW世界タッグチーム王座スチールケージマッチが行われ、途中ブランドン・カトラーが持ち込んだ画鋲靴でお互い一撃ずつ攻撃し、マット・ジャクソン以外全員流血する大激戦に。終盤、ケージ上からのボディアタックを決めたフェニックスは、最後合体技LBドライバーでニック・ジャクソンからピンフォールを奪い勝利。某批評サイトで評価5.75をマークした名勝負で、遂にAEW世界タッグ王座がヤングバックスの元を離れルチャ・ブラザーズが新王者となった。
第7試合、クリス・ジェリコが引退を賭け「ファイナルファイト」と称されたジェリコとMJFによる因縁決着戦。終盤ウォードロウの介入をヘイガーが止めに入り乱闘となると、レフリーが気を取られている隙にMJFがジェリコのバットで一撃食らわせ、フラフラと立ち上がるジェリコに掟破りのジューダス・エフェクトでMJFが3カウントを奪い勝利・・・のはずが終了ゴングの後、3カウントの前にジェリコの足がロープに乗っていたことが判明したため試合再開と変更され、MJFのサルト・オブ・ジ・アースを耐え切ったジェリコがウォール・オブ・ジェリコで反撃し、逆転のタップアウト勝利。ジェリコのテーマ「Juda」大合唱の中、インナーサークルと合流したジェリコは勝ち名乗りを上げた。
第8試合、CMパンクAEWデビュー戦となるダービー・アリンとのシングル戦が行われ、一度目のGTSで決めきれなかったパンクが終盤に再びGTSを決めてピンフォールを奪い7年ぶりのプロレス勝利を上げる。試合後はスティングがパンクの勝ち名乗りをアピールすると、パンクはダービーに握手を求め健闘を称えた。
第9試合、AEW実況トニー・シュバーニの息子を襲ったことに端を発したポール・ワイトとQTマーシャルによる一戦は、ファクトリー乱入も意に介さずチョークスラムでポール・ワイトが完勝。元ビッグショーのAEWデビュー戦は3分で終了となった。
メインイベント、王者ケニー・オメガとクリスチャン・ケイジによるAEW世界王座戦が行われ、クリスチャンのテーブル葬スピアーなど激戦が続き、終盤に雪崩式キルスイッチを体勢入れ替えたケニーが、雪崩式片翼の天使を敢行し3カウント。PPV3大会連続防衛に成功となった。試合後ジ・エリートでクリスチャン、助けに来たジュラシックエクスプレスを蹴散らすと、祝勝会が始まりケニーの饒舌スピーチ中に、NXTを退団したばかりの元バレットクラブ所属アダム・コールがサプライズで登場。ジ・エリートが警戒するなか立ち上がったジャングルボーイを一蹴したコールは、ヤングバックス、ケニーとの再会をハグで喜び合う。コールの加入でますます勢いに乗るジ・エリートは誰も止められないだろうと語るケニーが大会を締めようとするも、元WWEトップスターのダニエル・ブライアンことブライアン・ダニエルソンの入場テーマが流れ観客大熱狂。満員のYESコールに迎えられたブライアンがAEWにサプライズ登場するとクリスチャンらも起き上がり、加勢したブライアンと共闘してジ・エリートを一掃。逃げ遅れたニック・ジャクソンにブライアンがランニングニーを決め、PPV終了時の主役に一気に躍り出て幕は閉じた。
▼wikipedia(英語)
2021→2022へ続く。