「さいたまダービー」~大宮アルディージャVENTUSvs浦和レッズレディース
WEリーグ第15節が4/18木曜日に6試合一斉開催。18時や19時キックオフという会場がほとんどの中、西が丘のベレーザの試合だけは17時とかなりいびつな時間帯。平日だけに考慮してほしかった。
今回は家の最寄り駅から電車1本で行ける大宮のナック5スタジアムで大宮アルディージャVENTUS(以降大宮V)の試合を観戦することにした。対戦相手は首位を突っ走る浦和レッズレディース(以降浦女)で、俗にいう「さいたまダービー」だ。
気になる天気は月曜の時点で大宮は曇り。ナック5スタジアムは屋根がほとんど無いので気象情報は気になるところである。
初のAYUシート
席種の方は少々迷ったが、退院祝いということで奮発して気になっていたAYUシートにしてみた。
他の席種と比べてかなりの額であり、今回の浦和戦では更にプレミア価格となっている。それを高いかどうかは個人の判断になる。個人的に注目選手の一人であり一度は体験してみたいと思っていたのでこの機会に購入してみた。席の位置はメインスタンド後方で屋根のかかる位置になる。ただし雨がしのげるかどうかは不明。
特典は以下リンクの内容になる。
仲田選手というと強豪校の常盤木学園からINAC神戸に入団、WEリーグ発足に伴い大宮Vに移籍して今やクラブの顔ともいえる選手。日本開催のU20ワールドカップの日本代表で、ドラマにもちょっと出演したこともある。
特に今シーズンは中心選手として更にプレーの強度が上がってきた気がする。
この日はより仲田選手に注目してみようと思った。
大宮公園・ナクスタ到着
今回も東武野田線で大宮公園下車。桜は散ってしまってた。気になる天気は最初に確認した時と変わり18時から雨の予報・・・
今回はホーム側とアウェイ側とで並ぶ列は分けられており、どちらの列もかなり長い列となっていた。平日の16時開場を考えるとすごいことだ。
入場時に入口にはアルディとミーヤの他にWEリーグのマスコット・ウィーナがお出迎え。ハイタッチに応じてくれた。このウィーナは猫っぽいけど、どうやら猫ではないらしい。
入場後に全選手がデザインされたクリアファイルをいただいたが、さいたまダービー仕様らしく埼玉ポーズ※をしてる写真とは乙な演出。
※両手をクロスさせて指をOKのジェスチャーにするポーズ
今回もグッズ売り場でマッチデーボンフィンキーホルダーを購入。背番号は西澤選手。
選手のファンサービスはNo.2の坂井選手とNo.30の吉谷選手。サインだけでなく座右の銘も書いていただいた。その言葉を胸にリハビリに励んでいきます。
今回のスタグル
今回はちょっと気になっていたYsキッチンさんのVENTUSナポリタンを食べてみた。デザートにチョコバナナを追加。
麺は平たくケチャップ味はそれほど強くない。自分の今の体調からするとちょうどいい。学校給食でも採用されるのも分かる。麺は若干かたまり気味だったので、ほぐして具材を混ぜながら食べると更に美味しく食べられる。
チョコバナナは縁日を思い出す。上にかかっているトッピングがパラパラ落ちるので食べる時は要注意。
この試合では1000円以上のお買い上げで選手カード1枚もらえる。こちらはさいたまポーズの五嶋選手のカードだった。
試合開始
試合前の選手紹介は恒例の特攻野郎Aチームのテーマに乗せて行われる。最後にNo.12・サポーターとの声に浦女サポがブーイング。まさに臨戦態勢だ。
やがて18時が過ぎ試合開始。大宮Vは勝利した新潟戦と同じ布陣、浦女はCBに若手選手を起用。
浦女はボールを持つと相手よプレスをモノともせずペナルティエリアまでしっかり繋ぎ、走り込んできたイトキンさんがゴール。仙台Lvs広島Rに続いてこの試合でも2分でゴールが見られた。しかしこの試合はそれで終わらなかった。
島田選手の思い切りの良いシュート、上手く浮かしたゴールを連続で決め0−3に。そして連続ゴールの期待がかかる清家選手もしっかり決めて0−4。そこまでの時間は24分。清家選手は9連続ゴールと日本記録タイ。とにかく出ると決めるという印象が出来上がってる。
浦女のサッカーは皆同じベクトルを向いており、長短織り交ぜたパスでゴールに迫る。小気味よく繋がるパスのみならず、攻守の切り替えの速さ、すぐに相手ボールホルダーを囲む運動量や連携など魅力に溢れたものだった。
その後の大宮Vは何とか耐えたものの前半は浦女のサッカーに翻弄された。
後半、浦女は選手の疲れを考慮した交代策に対し大宮VはCBの交代と中盤から前線へ厚みを持たせる交代で打開を図る。途中出場の大島選手も持ち味のスピードで対抗するも同サイドの遠藤選手やイトキンさんらに阻まれゴールに至らず。スルーパスから抜け出した大宮V平井選手が1対1のチャンスとなるも浦女GK池田選手が止める。
この試合でもイトキンさんのボール奪取や気配を消してるのかと思えるようなプレーに戦慄した。塩越選手のパワーと体幹の強さも垣間見えた。石川選手と交代した岡村選手も要所要所で効いていた。ベテランだけでなく若手も能力が高い。
仲田選手は後半24分頃に杉澤選手と交代。不完全燃焼感があった。これはもう仕方がないとしか言えない。結局大宮Vは一矢報いることが出来ず、0−4で浦女に屈して「さいたまダービー」は終わった。大宮Vが良くないというより浦女がハマった感もある。
2500人以上の観客は浦女の強さ、更に9試合連続ゴールの清家選手の決定力に感嘆したことだろう。
試合後にて
0−4、正直言ってまさかの結果。人によっては終了後にさっさと帰ってしまう事もあるだろう。AYUシートは試合が終わってもすぐに帰るべからず。
係員の案内でナクスタの内部へと移動。ピッチで仲田選手との写真撮影へ向かうとのこと。普段入ることが出来ない所へ行けるというのもこのシートの特典かもしれない。
控室でしばし待機。壁にブラジル代表選手のサインが記載されており、アルディージャのユニフォームが展示されていた。大宮Vが負けてるので申し訳ないが、それだけでもテンションが上がる。
時間になりピッチの方へ向かう。サッカー専用スタジアムだけあってピッチに面した箇所は日立台に似ている。フレンディアシートの時もそうだったが、グランドレベルに足を踏み入れるというのはワクワクドキドキする。
仲田選手は試合後のお疲れのところで写真撮影となる。以前はシート購入者全員でまとめての撮影のようだったが、今回は1対1の撮影だった。病状に緊張も相まって足の震えを抑えるので精いっぱい。撮影時に次戦以降の活躍、そしてゴラッソへの期待を伝えてきた。(次節のジェフレディースではスコアレスドロー。また次に期待したい)
控室に戻り荷物を取ってから通常とは違う出口から退場。こういう体験もいい。
AYUシートのおみやげはサイン入り写真とアクリルフォトスタンド。大事にします。
こういう看板選手を前面に出した企画はアリだと思う。プレイヤーズシートの販売や選手ふれあいイベント、選手考案のスタグルといった大宮Vのイベントや企画は楽しそうだ。
大宮公園駅に着いた頃に雨が本降りになってきた。試合中に降らなくてよかった。あぶないあぶない。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?