この世界で出会える奇跡を感じた話
皆さんは普段電車にはのりますか?
僕はほとんど乗らないんです。電車に乗らずともすぐに職場に行けるのでつかう必要がないんですよね。あまり混んでいるところで感染リスクにさらされるのも嫌なので。
でも先日、半年ぶり(言い過ぎか?)くらいに電車に乗りました。
電車って凄い特殊な空間ですよね。名前も出身地も職業も、何一つ知らない人が自分の隣に座っているわけですよ。その瞬間我々は同じ方向に目的地があるわけです。
通過していく街や人がたくさんあって、そこらじゅうに建物がありますが、パッとみかけたアパートの住人はその隣人のことすらきっとよく知らないんだと思います。
そんな知らない人だらけの知らない街が延々と続くわけです。
そしてその人たちと自分の人生が交わることは今後もないんだと思います。
そう考えると、友人やパートナーと出会えたことってとんでもない奇跡なんだなと。
出会えない可能性の方が遥かに高かった人と偶然出会い、そうして自分の生活が、人間関係がつくられていくわけです。
Britneyはアメリカの東海岸の出身ですが、そんな彼女が日本に来る可能性なんて、ごくわずかだったはずです。日本に興味をもたなかったら、高校で日本ツアーをしたときにこの地に訪れていなかったら、大学受験に失敗していたら、友達にパーティに誘われていなかったら、僕とテーブルが違ったら、
出会わない結果に至る分岐点は無数にありました。でも僕たちは出会いました。
誰しも信じたいものを信じるので、もし私たちが恋に落ちていなければそんなのはただの偶然、で終わりなのかもしれません。
でも実際に恋に落ちた。僕はこの奇跡に感謝せずにはいられません。
この奇跡をあたりまえと思わないこと、永遠に続くと思わないこと、そうすれば今ある幸せが少し輝いて感じられる。
皆さんのパートナーは完ぺきではないかもしれません。でも完ぺきな人間なんていないし、完ぺきな人生だってない。誰かがどこかで今日も理不尽に歯を食いしばりながら地に足つけて踏ん張っている。そんな隣に寄り添ってくれるパートナーがいる。
いま一度、この奇跡を考えなおしてみて、元気が出たので共有させていただきます。