(79)うさみみボウケンタン レビュー
2018年4月にLoser/s様より発売された「うさみみボウケンタン」をプレイしたので、ネタバレなしでレビューしていきます。
ジャンル
ヒロインとのイチャイチャメインのSF
プレイ時間
3.5時間(すべての要素は回収しきれていません)
良かった点
見た目とストーリーのギャップ
かわいい見た目に反してかなり骨太なSFシナリオで、最後までダレずに楽しむことができました。だんだんと世界観や登場人物の言動について理解できるようなシナリオ構成になっていたので、読み進める手が止まりませんでした。
メインヒロインの「うなさか」がずっとかわいかったのもよかったです。女性視点の心理描写も多くその面でも楽しめました。
登場人物は全員魅力的でしっかり物語に絡んでくるのが良かったです。特にお気に入りキャラはナイアとバナナ男です。ナイアのビジュすごい好きです(バナナ男が最初に出てきたとき、すごくomoriっぽくて既視感を覚えました)。
独特な戦闘システム
コマンドRPGなのですが、敵はクイズを出してきて、プレイヤーはそれにコマンドで答える形式なので、すごく新鮮で面白かったです(クイズもしっかり難しくて歯ごたえがありました)。
そのため、敵と戦闘するわけではないので、under taleやomoriが好きなひとはハマるんじゃないかとプレイしながら思いました。
BGM
戦闘曲がボスによって変わるのと、すべてボーカル入りの曲ですごくテンションが上がりました(ちゃんとその時の雰囲気に合った曲なのが良かったです)。しっかり音楽にも力を入れていて感心しました。
不満点
絵柄はかわいいですが、実用性という面では私にとってはあまり感じられなかったです。ただ、ストーリーが面白いので、シナリオゲーと割り切ってプレイすることをお勧めします。
また、戦闘のところで触れましたが、クイズをかなりの数出題されるのですが、間違えてしまったときはそのままで解答や解説を教えてくれる時間というものはなかったので、惜しい感じがしました。クイズの難易度がやけに高いので、その分解説が充実していればよかったなと思いました。
総評
スコア
79/100 シナリオが面白く、コンパクトにまとまった良作でした
こんな人におすすめ
同人ゲームにおいて、シナリオを重視している人
気軽にプレイしたいひと
under taleやomoriのようなゲームが好きなひと
今回、初めてLoser/s様のゲームをプレイしたのですが、とても面白かったです。私はよくツクール製の同人ゲームをプレイするのですが、戦闘や移動が単調だったり、基本的にCVなしのため没入感に欠け、最後までプレイしないことが多いのですが、この作品はとても楽しめました。
同サークルの次回作であるMECHANICAもプレイしたいと思います。