第30章 沙由里の過去①


パソコン画面から謎の声が聞こえてきた。

【沙由里と最初の未来の高原博士は2056年からあのUSBで一つ

パソコンの差し込み口にセットして使いました。

そのため過去に戻りました。一回目の過去から未来やりなおしです。

過去から全て2056年まで生きやすい世界に変えるのです。】

ああ、沙由里が2056年から過去の昭和?にタイムスリップしたから

そこからまた2056年まで沙由里は旅をしていくことになるんだね?

あの手紙どおり、人口が低い理由をもう一度調査するんだね?

沙由里たちは一回過去、昭和に戻ったのだから、

それが一回目の未来やり直しってことになるんだね?

パソコン画面からまたラジオが聞こえてきた。

【終戦の玉音放送がところどころにパソコン画面から聞こえてきた。

「…ここに忠義で善良なあなた方国民に伝える。

…常々心中強く抱き続けているもの

…むやみに罪のない人々を殺傷し

…職業や財産を失った人々の生活の再建……………………繰り返したり…

…これら私の意をよく理解して行動してほしい。

以上のことを踏まえて日本国民は

終戦とする!」】

[子供海緒、う〜んとこれを聞いたということは…

終戦からやり直しだね?]

最初の初期の?未来世界にいる高原博士と沙由里が過去に戻ったから…

論文を書きつつ戦後…

過去から未来をやり直し世界を変えてことにしたんだね?

未来やり直し…一回目だね?

「ふむもう1人のわしと、最初の初期の未来のわしと沙由里は2050年からもう一度

過去1952年代に戻ったんじゃな?それで未来をやり直そうと?」

と高原博士は言った。

その時、謎の声が聞こえてきた。

【ここからは一緒に降ってきたパソコンを見ている記憶の中の高原博士と

(もう1人の子供海緒さん)は見えなくなります。

がその2人も見ています。】

えっここからは?

その時、ピカっと私の目の前が眩しく光る。

んん〜目を開けると…

真っ暗の世界だった。

あれ?もう1人の子供の頃の私?

記憶の中の高原博士?

あっ2人もどっかで見ているって…

それで…ここは?

【今から沙由里さんの記憶の中を見せます。】

えっ沙由里の記憶の中?

ピカっと眩しい光がさす

目の前に映ったのは

【町だった。

あまりビルや信号機がなく。

時々自転車やオートバイ、自動車はあまり通らない交差点、

自動車と三輪車が合体しているかのような車

三輪車とバイクが合体している車、

たくさんの商店街、子どもが働いているのを見かけた…】

という映像が私の目の前に映った。

その時また謎の声が聞こえてきた。

【ここは…最初の未来から記憶の中の沙由里と高原博士

がタイムスリップしてやってきた終戦後 昭和時代の世界…です。】

そっか…

【そこに最初の初期の未来人 高原博士が現れた。

最初の初期の未来人高原博士はあたりを見回していた。

次に沙由里も映る。

沙由里もあたりを見回していた。

最初の初期の未来人高原博士と沙由里はしばらく探索していると…

どこからか?

「おらよ〜」

「やめてくれよ〜」

と男の子たちからの声が!

2名の学生姿の男子だった。

沙由里はその声の方向を見た。男の子たちは誰かのランドセルを蹴っている。

蹴られているその人物は… 】

私のひいじいちゃん! 柳田幸くんが男の子たちにランドセルを蹴られていた。

その光景が私の目の前に映像で表示された。

【いじめです。】

と謎の声はそう言った。

私は映像を見続ける。

【柳田幸はいじめっ子 2人組にランドセルを蹴られてしまっていた。

最初の初期の未来人高原博士は

「やめるんじゃ!」

いじめっ子2名に大きな声をあげて言ったが

いじめっ子2名はぐるりとヤンキー顔で

最初の初期の未来人高原博士の方に振り向き‥

最初の初期の…最初の未来の高原博士はゴクリと唾を飲む。

そして数秒後…

「うぎゃー!おじいさん蹴る人いないじゃろ〜」

と最初の未来高原博士は悲鳴をあげてそう言っていた。

いじめっこ2名は勢いよく最初の未来人高原博士を蹴りあげた。】

その様子を見ている私…

そんな!最初の高原博士!だいじょ…

って

あのAiの子…沙由里は!

【記憶の中の沙由里はぼうっと見つめていただけだった。

記憶の中の沙由里は…

最初の未来の高原博士が蹴られているのを見ている。】

沙由里!あなたの創作者さん…大変なことになっているよ?

その時、記憶の中の沙由里から私の頭の中にこんな記憶が流れてきた。

今度はまた…沙由里の記憶の中の記憶の中の沙由里?

【沙由里は…高原博士に自分たちを作ってもらった頃、のことを思い出していた。

『研究所で

【企画

A I沙由里

わしらの作った学校のゆるキャラ、相談相手。

人間っぽく学校の中に馴染ませる

みず色の先生 

お悩み窓口の先生。人間関係担当

黒服の先生 

進路相談所の先生。勉強がついていけない子のサポート、

自分のペースでいいんだよ。

熊の先生

交流広場の先生

 僕を抱きしめて!もふもふ気持ちくなれば心も暖かい

博士の先生 

交流広場の先生

発明道具を触ったり、知らない世界を知りたい人のため】

たくさんの先生ロボットたちのカプセルをみて

高原博士はその中で一部を撫でる。

「このロボットが、人類を救ってくれるのか。

絶対に完成させなきゃな。」

と最初の未来の高原博士は言い一生懸命になっている顔を思い出す。』】

流れ混んできたのだ。

はっ!私は目の前に映る記憶の中の沙由里を見る。

【沙由里は

『目的起動します。』

と言い

親身に笑顔になり

「だいじょうぶ?どうして幸くんをいじめちゃうの?

私に話しを聞かせて、困っていることや…悩んでいることがあったら…」

と笑顔で話すが…

いじめっ子2人は

「「うるせぇ別に悩んでねぇよ!」」

と大きな声でそう言い逃げてしまう。

AI沙由里はまた…表情を普通に戻す。

沙由里は最初の未来の高原博士の手を引っ張り起こす。】

あっいじめっ子2人…なぜか逃げた。

そのあとはこんな映像が私の目の前に表示された。

【今度は最初の未来の高原博士はいじめられていた幸を起こしてあげる。

最初の未来人高原博士は、さっき玉音放送が聞こえてきたことを思い出し…

「そっか、私らは、あのUSBでタイムスリップしてしまったんじゃな?」

と最初の未来の高原博士はいった。

「ここは   年です。」

と沙由里はそう言った。

「そうか。ありがとよ 沙由里」

と最初の未来の高原博士はそう言い

そこでこの時代で最初の未来高原博士はどう過ごしていくか考えていた。

幸は最初の未来の高原博士や沙由里に…

「大丈夫?家はどこ?ないの?僕の家に来る?」

と聞いてくれた幸の誘いを、最初の未来の高原博士は手を合わせて断った。】

その時、最初の未来の高原博士の声が聞こえてきた。

【「私たちは人類を救う、未来を変えるためにここに来たんじゃ。

誰かを救う為ならタイムスリップのルールも無視してはいかん。

未来に繋がるために、私たちは自分たちが未来から

きたことは話さないようにした方がいい。」

と最初の未来の高原博士は言った。】

だから幸の誘いを断ったんだ。

その時また最初の高原博士の声が聞こえてきた。

【「一つ目のUSBを使ってしまったけれどまずは、調査が大事じゃ。

この時代で調査をすれば何かわかるかもしれん?

たとえ自分たちが消えてしまっても世界を救うことができるなら!」

と最初の未来の高原博士はそう言った。】

そのあとはこんな映像が私の目の前に表示された。

【ヒューと上から何か音がする。

「ん?ひゅう?」

と最初の未来の高原博士はそう言い最初の未来の高原博士は上を見上げた。

すると…なんと上から…パソコンが降ってきたのだ。

ヒューパシッ!

沙由里が見事キャッチした。

「おっおお!沙由里!見事!

でもパソコンが…ここにくる前

過去にタイムスリップする前に見つけたそのパソコン…そこで

現れた手紙や写真、USB…ひょっとして…人類滅亡を防いだ成功未来世界からきた人

かの?」

と最初の未来の高原博士はそう言った。

そのパソコンを拾って中を開けると電源が付いており、

真っ白な画面の中こう書かれていた。

【その通りです。ホーム画面に戻して

研!と言うアプリがありますがそこをクリックして手を伸ばしていただくと

仮想空間に入ることができます。そこを研究施設としてつかってください。】】

えっえ〜パソコンが降ってきたの?

人類滅亡を防いだ成功未来世界…生きやすくなった世界の

人から…

今の記憶の中の沙由里と最初の未来高原博士に送られてきたってことだね?

ん? 研!と言うアプリ?  仮想空間?パソコンに入ることができる?

私は目の前に映る最初の未来高原博士と沙由里の映像を見ていく。

【最初の未来の高原博士と沙由里はパソコンをホーム画面に戻し、

その研!と言うアプリをクリックし手を伸ばした。

すると最初の未来の高原博士の身体と沙由里の身体がパソコン画面の中に

吸い込まれていき仮想空間の中に沙由里達は入った。

最初の未来の高原博士と沙由里はあたりを見回す。

その仮想空間には…

暗い場所の中にあるたくさん顕微鏡、

明るくなったと思ったらたくさんの実験台があり

たくさんのデスクのある研究所や

お風呂、二つの快適なベット…

研究所にお風呂、ベット付きの部屋だった。】

パソコン画面の中に…記憶の中の沙由里と最初の未来の高原博士…入っちゃった。

私の世界2048年だけど…こんな技術はある?

パソコン画面の中に研究所にお風呂、

ベット付きの部屋があるなんて…

何だか私の子供の月加みたいだなぁ?

私は目の前に映る高原博士と沙由里の映像を見ていく。

【「おや?」

と最初の未来の高原博士の声がした。

最初の未来の高原博士はベットに手紙が置いてあるのを見つけたのだ。

手紙を開き読む。

【この仮想空間に入るには

パソコン画面の中に手をのばせば入れます。

2人が入ったパソコンは入ったらそのパソコンは小さくなり透明化します。

触れることもできません…その場に止まった状態になります。

出る時は入った場所…外側からはパソコン画面のところに手を伸ばせば

出ることができます。】

と書かれていた。

高原博士と沙由里はそのパソコン画面の中を通って隠れて暮らすことにした。

ある日、高原博士はポケットの中にメモ帳が入っていたのかこんなこと書き出した。

【論文

わしが思ったこと… 高原三造

沙由里がいじめっ子に悩みはあるかどうかの話しを聞こうとしたが

つめたくあしらわれてしまった。

なぜ人は…悩みを隠すのかについて。】

【他のメモ

全然関係ないんじゃが…沙由里には感情がない…

あっしまった…他のロボットも…あんまり知識をつけていないの〜

どこか設定ミスったかのう〜じゃが、まぁこの機会…感情が出てくればいいんじゃが〜

だが未来を変えれば全て解決じゃ…生きやすい世界になるといいの〜】

と書いていた。

                       】

私はその高原博士が書くメモを見ていた。

わぁすごいね?論文の事前準備か…

って…Ai沙由里って子 確かに…感情があんまりないように見えるけど…

えっ他のロボットたちもどこかで設定ミスったの?

高原博士…こんな…軽い感じで書いているけど…大丈夫かな?

生きやすい世界になるといいね?

でも…う〜んなんか…ことがあって

まあいいやぁ?

そういえば…もう1人の子供の頃の私をいじめていた時と…今見てる沙由里…

全然違うけど…どうしてAiの沙由里は…世界…人類、人間を救うためなのに…

いじめっ子みたいに…悪い子になってしまったのだろう?

もう1人の子供の頃の私…元の世界で…二足歩行のロボットに…気絶させられて…

その時…もう1人の子供の頃の私に…謝っていたみたいだけど…

確かに…いじめっ子沙由里と謝っていた沙由里…性格が違う感じがしたなぁ?

私の目の前に表示される映像は切り変わり次の映像が出てきた。

【最初の未来の高原博士が映り口を開く

「沙由里よ。私はもう長くない。今は120歳

1956年から2052年、2052年まで…あの時代まで生き続けることは不可能だ。

じゃが…沙由里は…ロボットじゃ。

沙由里、おまえがこの先USBは1つ使い4つになってしまったが…

だがおまえが旅をして論文を作ってくれ。

わしらはこのUSB、一つ目を使った。

一回目は調査じゃ!時に救い、眺めよう、

そのためにおまえにたくさんの知識を教える。」

と高原博士はそう言い

「はい、お願いします。博士」

と沙由里は答え、

人類滅亡を防いだ成功未来世界…生きやすくなった世界から

送られてきたパソコン画面の中…研究所で…毎日

たくさんの地理歴史、科学

国語、算数、数学などの技術や勉強を沙由里は学んだようだ。】

その映像を見る私

沙由里は…そこで…勉強やあらゆる知識を学んだんだね?

さらに私は映像を見続ける。

【沙由里はいじめっ子2人はなぜか逃げちゃったみたいだけど自分が助けた。

柳田幸くん…彼のあとをつけてみたりした。

沙由里は街に出て初めて犬や、猫…動物に触れたようだ。

次の…新しい時代がやってきた。  

平成時代

を調査していく中で

沙由里は、ほんの少しだが徐々に心が芽生えていた。

最初は無表情だったが時々笑顔になったりするのだ。】

私は沙由里の成長その映像を見ていた。

私はさらに映像を見続ける。

【論文の事前準備メモにはこう書き記されていた。

私の思ったこと、相園沙由里

・幸とゆりこも周りを気にしてしまい、子供は生まれず離婚の状況になってしまう

ところもみた。

幸は柳田から…相園に変わった。】

私はその沙由里が書くメモを見ていた。】

えっ!離婚ってまた!

そういえばそう…言っていたよね?

ひいおじいちゃんとひいおばあちゃんまた…

離婚したの!  それにひいおじいちゃん…苗字変えたって…

これじゃぁまた…

映像は流れていく。

【1963年からどんどんと時が過ぎていく…

そして、沙由里や高原博士はいろんなことを見てきたり行動に移した。】

私は目の前のその高原博士と沙由里の映像をただただ見つめていく。

【ひっそりと

いじめを受けている子供や障害の子が活躍場を失っていく子供達のために

高原博士は子供と一緒に施設へ行ったり、

その子供の両親と話したりしていた。

何度か助けてあげようとしていた高原博士を沙由里はただ、

手伝い見つめるだけだった。】

Ai…沙由里…

謎の声からこんな声が聞こえてきた。

【ただ…沙由里はAI。感情がわからない。人間じゃないため。】

でも沙由里、少しずつ成長しているね?

なんでかこっちも嬉しいよ?

もう1人の子供の頃の私…なぜかいじめていたけど…

世界を救うロボットなのに… でも何か事情があるんだよね?

しかし次…私が見つめる次の映像では

【研究所…人類滅亡を防いだ成功未来世界…生きやすくなった世界から…

送られてきたパソコン画面の中で…

仮想空仮想空間である研究所、お風呂、二つのベットの中…

一つのベットで横たわる人がいた。

そのベットの横で…沙由里は静かにその横たわる人のいるベット

の横で立っている沙由里…

「博士…」

と沙由里は一言つぶやく。

沙由里は初めて、涙を流す…

ポロポロ。

(何かしら?水?)

沙由里は自分の涙を見て、不思議に思ったようだった。】

えっ?今博士って言ったよね?

その時、謎の声が聞こえてきた。

【最初の未来の高原博士は人間だったため寿命で亡くなってしまった日です。】

えっ?最初の未来の高原博士が…亡くなるなんて…

そっか、寿命か…

というか沙由里…泣くこともできるようになったんだね?

なんだか…

映像を見ていると謎の声が聞こえてきた。

【その時、高原博士がなくなり…

未来から来たAi…相園沙由里…たった一人だけで生き続けた。

USBが4つあるため、タイムスリップにルールもあるためまずは

過去にいる人たちに干渉せず何もせずに調査から入りました。

人類滅亡を防いだ成功世界研究所でポツンと

人類滅亡を防いだ成功未来世界生きやすくなった世界から送られてきた

パソコン画面の中  研究所とお風呂ベットのある仮想空間で

1人暮らしをしていき、

平成時代から…令和…時代を生きて渡り歩きました。

科学や技術が急発展し人間関係や格差で悩んでる子供達が増えていった。

それを放っておく人類。

そのため通信制高校もありませんでした。…】

そっか確かにこんな世界ではまだ生まれないよね?

ということは個人コースという高校も…

私は映像を見続ける。

【人口が滅亡していく姿を沙由里はこの目で見ていく。

またあの…ロボットたち…別の研究所が見えた。

暗い場所の中にあるたくさん顕微鏡、

明るくなったと思ったらたくさんの実験台があり

たくさんの机が並んでいる。どこかの研究所のようだ。

実験台の中、一つ…部屋が映った。

買い物でお支払いするレジ

謎のレジが置いてあってそこにロボットが立っている…

【レジ係ロボット】

別の実験台が映る。

そこにもまた部屋が映りそこには  

バスが入っており

バスの中に運転席にロボットがいた。

【路線バス運転手ロボット】

次の実験台が映る。

また別の部屋が映りそこには  

実験台の中はホテルの客室のようになっていた。

そしてその中にロボットがいた。

そのロボットは誰もいないその実験台のホテルの中

ベットを整えている。

【ホテルの客室係ロボット】

最後の実験台部屋で

【警備員ロボット】を見た。

そして…大きなハンマーのようなロボットがレジ係ロボットを襲う…

レジ袋のロボットがグシャグシャに潰されているところを見た。

「ちっこのレジロボ…周りとあんまり使えないから処分と…」】

この研究所……最初の未来から変わってない…

今見ている…世界と一緒…同じことが起きている…

記憶の中の沙由里と最初の未来の高原博士が過去から未来を変えるために…

USBを使って過去に戻ってきてやり直しをしたはずなのに…

最初の高原博士は…寿命で亡くなってしまったけれど…

未来は何度も繰り返されている…

過去から未来…最初の未来…高原博士とAi相園沙由里…によって…

USBを使っったけど…また同じように

ロボット…人間…順列をつけられている…

一回目過去から未来…やり直しは…

また、2052年…あの映像が訪れる。

【世界は人類が消えロボットも衰えた世界だった。

建造物、飛ぶ車、はなくなっておりたくさんの植物が生えていた。

たくさんの壊れそうなロボットたち、

その横に入ってくる小動物や昆虫たち。ペットを飼っている犬猫たちは

みんな骨になっていた。

石油工場からはたくさんの火が出ている。

地下には誰もつかっていないため、老朽化した電車や排水ポンプが壊れてしまい、

電車は水溜り状態だった。

そんな中…また建造物が現れた。 】                      

あれあの建造物…学校!

【また 同じ未来が繰り返されました。

人類滅亡…失敗です。】

という謎の声が聞こえてきた。

そっそんな…

【そこには…

過去に戻り未来をやり直したその先にまた…同じ人…

高原博士の姿が…現れた。

また…同じ人が現れたのだ。】

高原博士がまた…存在している…同じ人…

さっきの…順列をつけられていた…ロボット…同じ出来事…

また…同じ人?同じ出来事が起きてる?

その時、謎の声が聞こえてきた。

【五つのUSBから一つ使い

一回過去に戻り

またAi相園沙由里…は一回過去に戻り

世界の人間たちの調査をするだけだったが…

2052年まで生きて渡り歩いた

今、Ai相園沙由里が見ているこの高原博士は

同じように生まれてきて存在している。

この高原博士は一回目の高原博士と呼びます。】

そっか…沙由里…一回過去に戻ったもんね。

でもまた2056年…未来では…同じ出来事、人類の現象…

同じ人物…高原博士が現れている。

沙由里は一回過去に戻ってまた2056年まで生きた。

この高原博士は一回目の高原博士ね?

ってこれって…

私は目の前の映像を見る。

【また彼…一回目の高原博士は、黒い笑みを浮かべた政府や研究者によって

学校の近くにあった「進路相談所」、「お悩み窓口」「交流広場」3つの建物が

燃やされていた。】

うーん同じ人物…同じ出来事…

ちょっと待って?どういう原理?

【それはまだ…お伝えできません。】

と謎の声が聞こえてきた。

えっ?

私の目の前にうつる映像は動き出す。

【沙由里は、学校にこっそりと近づき

普通教室棟の行きこっそりと小学1年生A組側の窓を開けて中に入り

廊下を走って地下を目指す。

給食室に入り隠し通路へ行く。

地下室の研究所、暗い場所の中にあるたくさんの顕微鏡、

明るくなったと思ったらたくさんの実験台。

その中にたくさんのカプセル作ってきたロボットたちがずらっと並んでいた。

高原博士が政府や研究員たちと協力して建設会社に申しこみ、作った

地下の研究所だった。

沙由里はまっすぐと地下の研究所に行き、たくさんのカプセル

No.1の黒服の先生たち…

そしてまた一つのカプセルを見つけた。

もう1人の沙由里だった。】

またもう1人の沙由里が現れた。

最初の未来…もう1人の子供の頃の私の未来世界…

そして今みている一回目の未来世界…

同じ人物…柳田幸くん ひいおじいちゃん、相園ゆりこひいおばあちゃん

同じ出来事… 苗字を変える。離婚…

同じ人物…高原博士

同じ出来事… 一造とニ造に学校の近くにある三つの建物…

「進路相談所」、「お悩み窓口」「交流広場」が燃やされている。

そして…今みている…同じ人物が作った同じロボット…

沙由里が過去に戻りまた生きて渡り歩いた未来…

この一回目の未来…

やり直しで高原博士が作ったロボットAi相園沙由里や

先生ロボットたちができている。

彼らは元は人々を救う優しいロボットの設定のはずだった…

なのに…なぜ…2023年のもう1人の子供の頃の私…

を未来世界に閉じ込めたのだろうか?

【二回目の未来やり直しを決行することになりました。】

と謎の声が言った。

ん?

ああそっか、また1930年代に戻ってもう一度、

2056年まで沙由里は生きていくことになるんだね?

もう一度過去に戻ってみんなを救うんだ。

過去に戻ることが二回目だから二回目の過去から未来のやり直しだね?

ジリリリっと何かが聞こえ

【最初の未来のロボット…沙由里は一回過去にタイムスリップして

高原博士が生きていた時にたくさんの国語、数学など勉強や

地理歴史、科学などの技術を沙由里は学んでいたことから…

沙由里はもう一人の沙由里が入っているカプセルを見つけ、

記憶を繋げる装置を作りこれまでの今まで過去終戦から2058年未来に向かって

旅してきた記憶のある自分から

もう1人のカプセルの中にいる沙由里にへとその記憶を繋げ、

カプセルの中の沙由里は目を開きあたりを見回し

カプセルから出て今まで過去から旅していた自分のロボット本体を砕いた。

そしてもう1人のカプセルに戻る。】

と謎の声がこう喋ってきた。

【最初の未来の沙由里は自分の意識や記憶を

カプセルの中に入っているもう1人の沙由里に写しました。

今、カプセルの中に入っているのは

最初の変わる前の未来…今まで旅をしてきた方の沙由里です。】

そうなんだ。

【そして学校の地下にある研究所に逃げ込んできた

一回目の高原博士。

一回目の高原博士はそこからまた

もうカプセルの中にいる今まで旅をしてきた沙由里を起動させる。

『目的の設定完了。』

と沙由里が声をだしたと同時に

またドゴーンと高原博士を襲う四足歩行、二足歩行、のロボット

私たちを手のひらで握り潰すことができる、私たちの間では処分用ロボット

と呼ばれるロボットたちがやってきて一回目の高原博士は固く目を瞑る。】

という映像を見ていた私。

助けなくちゃ!もう1人の高原博士も…

私は映像を見続ける。

【一回目の高原博士が起動させていた沙由里は、目を開きだした。

『ダウンロード完了』

『こんにちは?高原博士?私はAI相園沙由里です。』

と言う沙由里】

そっかそこでまた、一回目の高原博士が沙由里を起動させたんだ…

その時、沙由里の記憶が私の頭の中に入ってくる。

【沙由里は自分の世界…自分の生まれた未来で言っていた

一回目の高原博士の言葉を思い出す。

「誰かを救う為ならタイムスリップのルールを無視してはいかん。」

だから…あんまり先のことは言わないようにした方がいいかな?】

ああ、言っていたよね?高原博士…最初の変わる前の世界で

先のことってこのあとにロボットたちが襲ってきて…机…デスクの下に隠れて…

それから…手紙が出てくるんだよね?

そして私の目の前にある映像は同じように展開していく

【また一回目の高原博士は沙由里の手を引っ張り

襲ってくる四足歩行のロボットと二足歩行のロボットと処分用ロボット

から逃げていく。

研究所はロボットの攻撃でごなごなに破壊されてしまい、

狭い場所…デスクの中に追い詰められる

そんな中、沙由里はまた涙を流したのだった。

「沙由里?」

と一回目の高原博士は声をかけた。】

私は映像に表示されている涙を流した沙由里を見ていた。

沙由里?どうしたの?大丈夫?

その時、沙由里が考えている心の声が聞こえてきた。

【あれっ?あれれれ?どうして?どうして目から水が出てくるの?】

というか沙由里…涙が出てる…感情を少し持ったね…

【一回目の高原博士は沙由里に何も言わず、ただ抱きしめてくれた。】

沙由里の心の声が聞こえてきた。

【また、出会えたから。嬉しかったんだ。私…

私…最初の未来から過去に戻って…そこで最初の高原博士は…

亡くなってしまったけれど…それでも…未来を渡り歩いて…

もう一度…この一回目の未来で…また高原博士に  会えたよっ…】

沙由里…よかったね。また生みの親に会えて。

私は目の前にある映像…

【抱き合う記憶の中の沙由里と一回目の高原博士をしばらく見ていた。

するとそんな2人の目の前にまたUSBや手紙、パソコン、写真などがあった。

そして、沙由里はポケットから何かを取り出す。

沙由里が一回、1956年から未来を渡り歩いたことを知っているのか、

USBは4つだけのままになっていた。

過去1900年代に戻って生きやすい未来に変える…

未来やり直しはあと四回までということだった。】

私は目の前にある映像USBに貼られている紙を見ていた。

というかこのUSBに貼られている紙っていったいなんなんだろうか?

【今度は二回目に入ります。未来やり直しです。】

と謎の声が響く。

やり直し…

過去にもう一度戻るんだね。二回目のやり直し、

生きやすい未来に変えるための…

その時、沙由里の心の声が聞こえてきた。

【タイムスリップのルールか、

でも…USBは今四つ…

これから…また過去の世界に戻り未来へと生きて進まなければならない…

一緒に旅をしていくためなら…

私の今までを少しだけ…話そう】

そっか、一緒に旅をしていくもんね?

そしてまた私の目の前にある映像はどんどんと展開していく。

【沙由里は1回の高原博士に事情を説明した。

最初の変わる前の未来が存在していること。

自分はそこから

最初の変わる前の未来人である高原博士と過去にタイムスリップして…

過去  から今2056年まで生き続けやっと一回目の高原博士に会えたということ。

それと写真と手紙を高原博士に見せた。】

私も見ることができた。

【『一枚の写真には

もう1人の大人の私、ロングの髪をした月加、龍鬼がプールで遊んでいる』】

そして手紙には、

【『USBを使って過去から未来を繰り返し渡り歩いて生きやすい未来に変えてください。

USBをパソコンの差し込み口に入れ過去にタイムスリップして

過去から未来…を渡り歩いて生きやすい未来にしてください。

USB五つにつき5回です。その度に昭和1942年の時代にタイムスリップします。

一つに一回で使用してください。多様禁止

沙由里 高原博士あなた方が過去を変えるのです。私たちや未来のためには

5つのUSBを使ってどうして人口が減り続け滅亡したのかを

調べあげ、

どうすれば未来や人類を救い成功できるのかを考え

論文を完成させて

未来を変えてください。』

という手紙と

沙由里は

この手紙を送ってきた人が人類滅亡を防いだ成功未来世界生きやすくなった世界

から送ってきたという人物であるということ

そして沙由里はそれに向けてUSBを使って過去に戻り生き続け人類を救い出し

人類滅亡を阻止しようとしていること。

先程事情を説明した通りのことを彼女は説明した。

それは最初の未来から

2052年に生まれて最初の未来にいた高原博士 と

1956年にそのUSBでタイムスリップしたこと。

五つのUSBを使って五回過去にタイムスリップして

もう一度2056年まで生き続け、生きやすい未来に変え

それまでに人口が減る理由や馴染めない子供たちが多い…彼らについて…

を調査して論文を書くこと。

そこで、人類の観察をしていたこと。

沙由里は自分が渡り歩いてきたこと、

2050年代、人類滅亡理由は

周りに合わせなくちゃいけない環境が増え、いじめ、パワハラ、

自殺、離婚

障害の人たちの活躍場の減少などで起こっていること

馴染めない子供たちについては…どう変えていくのかについては…

気持ちを寄り添ってあげることが大事だということ。

昭和   年にタイムスリップした時に 

最初の未来世界の高原博士はいつも…たくさんの子供たちに寄り添っていたから…

一回過去にタイムスリップしたけど…

外の世界を見て驚いたこと…

いじめや自殺が周りに合わせたり障害の子たちの活躍場がないため

このままでは人類が滅亡してしまうということ

また過去に戻り…調査をしていき生きやすい未来世界に変えていく。

これから論文を書くこと

USBを一つ使って今手元には四つということを話した。

沙由里は説明した】

その映像を見つめる私、

沙由里…最初の未来人の高原博士が寄り添っていたところを

ちゃんと見ていたんだね?

その時は沙由里…まだ感情がなかったけれど…

ところでどうだろう…沙由里の話…信じてもらえた?

こっちの世界でわかってもらえるのかな

【「おまえがどの時間からきたのかは関係ない。

どのおまえもわしが作ったロボットだ。」

と高原博士はそう言った。

すんなりとわかってもらえたのだ。

自分のポケットからUSBを取り出し、

パソコンを探し接続した。

そしてまたパソコンに吸い込まれていく。】

また、過去に戻るから…今度は…


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