第37章 遠隔操作後の大ピンチ!


「海緒!海緒!起きて!朝だよ!」

と沙由里が起こしてくれた。

「うっうーん朝?異空間メガネ〜プリティでキュートのプリちゃん

むにゃむにゃ」

と私は寝ぼけていた。

って私は起きて声がした主を見る。

AIの沙由里がいる…夢じゃなかったんだ。今までのことは…

それから、私たち家族お父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃんは

朝、一回のリビングに来て朝食でオムライスを食べて、

また…月加のtと書かれている一つ目のパソコンに集まっていた。

Rというパソコンにいる月加が保護したみんなは、もう起きているみたいだった。

私たち家族はこの2つのパソコン電源を切ったらみんながどうなるのか?

わからないので夜からつけっぱなしにして眠っていた。

「「「海緒〜!」」」

とRと書いてあるパソコン画面に映ったのは手を振る三人だった。

私はそのパソコンを見ると愛と紗希、なゆが手を振っていた。

ああ良かった。私の世界にいる本当の友達。

なゆ!みんな!

その時、

Tと書いてあるパソコンから何か声や音が出てきた。

私たちは確認した。

【高原博士が捕まってしまって

高原博士を助けに行こうとしたけれど

戦車やロボットに

攻撃されているところ】

が「T」と書かれているパソコン画面に映し出された。

ドッコーンガラ!!

と「T」と書かれているパソコン画面から聞こえてきて映ったのは

【ドッゴーンガラガラと普通教室棟と特別技術棟を繋ぐ外につながる渡り廊下

そこからパソコン画面に映る月加…

四回目の世界に行ってしまった月加ともう1人の私…2人

を大きな戦車が撃ってきた。

四足歩行のロボットや二足歩行のロボットも襲ってきた。

戦車の中から銃が出てきて

四回目の世界に行ってしまった月加ともう1人の私、私達2人発砲してきた。

次はあっち側、次はこっち側とどんどんと撃つ場所を変えて撃ってくる。】

「T」と書かれているパソコン画面からはその映った状況と激しい音が続いている。

どっどうしたらいいかな?

私は自分に手を見る。機械になっていく自分の手

やばい!ドンドンとロボットに身体が…乗っ取られていく。

どうしたらいいか?早く私たちも向こうの世界に行かなきゃ。

ここはまずい。

でもいきなり、向こうの世界に行ったら未来が変わってしまう。

せっかく異空間メガネを外し元の世界に戻ってきたのに全て消えてしまう

そんなのは嫌だ。

私は月加がアレンジしたであろうtと書かれたパソコン画面の右上を

押したり下の装備を押したりしてグルグルとマウスを動かしていた。

どんな設定がいいんだろう?

昨日かくらいにカプセル付きのロボットで偽物にされていたが

沙由里と月加によって助けられた「R」と書かれているパソコン画面の中にいる

仮想世界にいる人々たちは騒ぎはじめた。

「えっえ〜どうしよう?私、ゲームやったことないからなぁ?」

と仮想世界の中にいる誰かが言った。

その時、沙由里はこう言った。

「Rと書かれているパソコン画面の中でゲームが得意な人がいればいいね?」

そっか、確かに!得意な人なら!

私はRと書かれているパソコン画面の中にある月加が作った仮想世界の中を

マウスで動かして得意な人がいないかを探した。

「こっこの中からゲームが得意な子は…いないかな?」

私がそう言ったその時、

「それなら僕にやらせてください!ゲームyoutuberの俺に!」

と手をあげたのは大人の男性だった。

「僕も!」「僕も!」

と子供2人が手をあげる。

月加が作った仮想世界の中から…「R」と書かれたパソコン画面の中から

その人たちの声が響き渡る。

よかった!このピンチな状況にはありがたい。

得意なことが役に立つね?

月加が四回目の世界にいるもう1人の私達が閉じ込められているところの…

高原博士がつくった学校をゲームみたいにアレンジしてあるtと書かれているパソコン

の共有画面に数人の子供達は近づき見つめていた。

そして…

「あっ、そうだ。月加さんをさ、魔女にして、

もう1人の海緒さんを勇者にしてあげたらどうかな?」

とゲームYouTuberの男性は言った。

「ok!」

と男の子はそう言う。

Rと書かれたパソコン画面にいる男の子は仮想世界から

私たち家族と一緒に見れているtと書かれたパソコン画面の中にある

下の装備を押す。

そして、男の子は魔女と勇者を選択した。

【四回目の未来世界に連れてこられたもう1人の子供時代の私は

左手には銅、右手には剣!?そして王冠を被りマントをかぶって

勇者の姿に変身した。

四回目の未来世界にいるもう1人の子供時代の私は自分の姿を見て驚いていた。

月加は魔法の帽子だけをかぶり魔女となっていた。】

tと書かれたパソコン画面の中にその姿が映りこむ。

Rと書かれたパソコン画面にいる子供達やゲームYouTuberは仮想世界から

私たち家族と一緒に見れているtと書かれたパソコン画面を見ながら

上手にマウスを動かしたりして

【普通教室棟と特別技術棟を繋ぐ外につながる渡り廊下から発砲してくる戦車を、

上手に月加ともう1人の子供時代の私を動かして避ける。】

そのことがTと書かれたパソコン画面に映りこむ。

「ねぇ?もう技設定にさ、避け方、描いちゃわない?」

「避け技とかかぁ!」

と子供達は言いTと書かれたパソコン画面の右上を押し、技設定を押し

避け技を使う。

大人や子供は、まるで、シューティングゲームのように、遊んで、

Tと書かれたパソコン画面にいる…

四回目の世界にいるもう1人の子供時代の私と私の子供、月加を

うまく使っていた。

「私にもやらせて?」

そう言ってきたのは女の子だった。

その女の子は仲間に加えてもらい

「男子女子グループで分かれよう

男子グループは月加さんの魔女攻撃とシューティングを使って?

女子は海緒さんのを手伝って!」

と女子の1人はそう言い子供達はすいすいとパソコン画面の中を見て進めていた。

子供達はTと書かれたパソコン画面の右上を押し、技設定を押し

好きな技、自由な技を書き込んでいく。

「魔女月加さん!エルメキア・ハイオウル! 」

と男子は大きな声で叫ぶ。

えれめきあ?ふぉーる?私にはゲームとかは…あんまりやっぱり難しいなぁ?

tと書かれているパソコン画面を見ると

【魔女月加の電気技や岩の技、四回目の世界にいるもう1人の子供時代の私には

勇者の技で剣をふらせたりしていた。】

「炎よ、我が敵を射抜く魔電弾になれ!いっけ!月加さん!」

パソコン画面中の男の子はtと書かれているパソコン画面に向かって

声を出す。

魔電弾!!すっすごい、発想力だね?

そしてあっというまに外国人さんのいるところまでたどり着いた。

そういえば、外国人さんは学校に行けない子だったっけ?

【月加と子供時代のもう一人の私、外国人さんが話している。

しかしそこに、処分用ロボットがきて外国人さんは連れ去られてしまった。】

そのことがTと書かれたパソコン画面に映った。

えっ外国人さん?どうしよう?

大丈夫かな?

月加のパソコン画面の中にいる外国人さんを追いかけよう!

私は手でtと書かれた月加のパソコンを触る。

しかし操作をミスしてしまい

四回目の世界で高原博士が作った学校の特別教室棟一階が

パソコン画面の中に映った。

【特別教室棟一階の廊下の上の天井裏で隠れている…龍鬼と

そして…もう一人の高原博士が!】

そのことがTと書かれたパソコン画面に映った。

えっ!なんで高原博士が!もう一人?

私はマウスを動かし

特別教室棟一階、職員室の隣にある部屋の中にあるロッカーをクリックした。

あれ?高原博士本人はいる…

でも…そうだよね?今は…

…職員室の隣部屋にあるロッカーの中に閉じ込められているんだよね?

どうして2人の高原博士がいるんだろう?

気になるけど…そのあと私は操作を戻し…

【職員室の廊下でいじめっ子の髪を引っ張る幸を目撃したこと、

No.100の水色の先生も見かけ月加と2人で隠れていたが…

No.6の白シャツの先生に見つかり…

教室内に四回目のもう1人の子供時代の私は閉じ込められてしまっていた。

そのあともう1人の子供時代の私は…みんなを裏切ってしまうところ…】

そのことがTと書かれたパソコン画面に映った。

【もう1人の子供時代の私は立ち上がり教室にいる

もう1人の子供時代のゆりこを見る。

「ねぇ?ゆりこ、覚えてる?私たちが出会ったこと?

あんとき未来を変えるからっていっていたけれど、

変わるってね?今まで大事だと思ったところや場所を手放すことでもあるんだよ?

私は…もうこれ以上!失いたくない!

友達やお母さん!

ごめんね?変わらないままの方が…!」

もう1人の子供時代の私は私は月加からもらった剣を振り上げ、

「邪魔!」

と言いもう1人の子供時代のゆりこたちの前で一振りする。

みんなは避ける。

「ちょっと!海緒?どうしたの…?そんなこと…」

ともう1人の子供時代のゆりこは言った。

するともう1人の子供時代のゆりこと教室にいる子たちは剣を退くように避けた。

【窓ガラスが解除しました。】

という声が教室中になり響いた。

「えっ?窓ガラス?」

「解除ってまさか!」

ともう1人の子供時代の教室の中に閉じ込められていた子たちが言う。

私は剣を振り上げるとバリンと窓ガラスを割った。

「海緒?」

とゆりこは私に声をかける。

私は月加がくれた、腕輪を持ち窓の外から出ていく。

「海緒〜!」

とゆりこの叫び声が響いたが私は壁をつたいどんどんと降りていく。

地面についた。】まで

そのことがTと書かれたパソコン画面に映った。

「たとえ別の世界からだとしても

放っては置けないよ。

こんな経験も忘れちゃダメ!

変わる前の自分も!変わる自分も!」

と気づけば私は声を出していた。

【そのあともう1人の子供時代の私は特別教室棟に行き

過去のAI沙由里がみんなを裏切ろうとしているのを止めようとするが沙由里は

職員室の隣にある、部屋にあるロッカーの中にいる四回目の高原博士のところに

入れられてしまい

沙由里と四回目の高原博士がもう1人の子供時代の私に倒されているところまで見た。】

そういえば…急に誰も話しをしていなくない?

誰も声を出していない…

私はみんなが大丈夫かどうか確かめるため口を開けて声を発するが…

(あっあー、あれっ?)

声が出ない!なんで?

あれっ何か聞こえる?

でも少しだけ、もっとよく耳をすましてみないと!

「「「「「ももももももうううううういいいやややや

こここどどどももはははおおおいいいてててしししままままままえええ」」」」」

ひゃっ!

私の家のお父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃんから聞こえてきた。

どうしよう私の家族…全員ロボットになっちゃうよ!

私は沙由里を見るとえっあれ?なんで?

沙由里の身体までさらにロボットの身体にされていた。

どうして?沙由里はAiだよ?

もしかしてAIごと乗っとるつもり?どうしよう?どうしたらいいの?

あれっ?どうしよう?だんだんと私も意識が、…

どうしよう!でも、そうだ!?月加!?

そうだ。身体が動かないけれどこれはしておかないと、

動いて!動け!私の身体!

ここで止まったら、家族や世界の未来が消えてしまう。

そんなのダメ!

私は月加のパソコンに触れある設定をするが…。

あっもう指が!手が!動かない?

触れられないダメ…力が抜けていくわ。

あれ?誰だろう?誰かが私達の家に入ってきた。

ダメだ。視界がぼやけていく。

私は目を瞑る。

そして目が開くと、

「わわわわわわわわたたたたしししししは…

子供なんていない!」

と私の口から言葉が勝手に出てきた。


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