第24章 異世界スーツ勇者 魔女


ドゴーンガーン!

処分用ロボットや二足歩行のロボット四足歩行のロボットが

【進路希望相談所】の壁を突き破り入ってきた。

「「「わっ!」」」

「みんな壁から離れて!」

と月加が叫ぶ。

ゴロゴロゴットン

私、月加、高原博士はテーブルの下に移動した。

建物や物が散らかっていく中私たちはテーブルの下から外を覗く。

外から現れたのは四足歩行のロボットに立つ相園沙由里だった。

「あんたたち!そこにいるのはわかってんのよ!」

と女性の声がする。

その声はさっ沙由里!?

というかバレてる!

すると沙由里の方から声が聞こえてきた。

「海緒〜」

と自分を呼ぶ声がする。

私は沙由里を見る。

学校で私をいじめていた時の黒い笑み。

沙由里?

「よかったわね〜またこっちの世界に来れて、

それに!こんなこざかしい真似して!」

沙由里はそう言い自分の手に持っている何かを見せる。

手に持っていたのは袋だった。

その袋に沙由里は手を突っ込み取り出すとスマホが出てきて

沙由里はそれを操作をし私たちに画面を見せる。

なゆが作った脱却アプリだった!?

ひょっとして連絡できなかったのって…

なゆのアプリがばれたから?

「高原博士?未来は変えられないわ。論文はどこ?」

と沙由里は言う。

未来は変えられない…

というか…沙由里って…

今一緒に隠れているおじいさんが…高原三造博士が悩んでる子供達のために

作られたAiのロボットって言っていなかった?

沙由里…元の時代で私にいじめていたことを謝ってくれた時と

なんだか… 違う… 人格?人格が違うような?

沙由里?どうしたのだろう?

それと高原博士に沙由里が何か言っていたような…論文?

論文って?

おじいさん…高原博士は

「論文…そっそれは…」

と言い何かをいいたげにしていた。

「はぁ…」

と沙由里はため息をこぼす。

ん?

「まっいっか、高原博士…あなたも処分確定ってことでいいんだよね?

ジャーね人間」

と言い

沙由里を乗せた四足歩行のロボットはドドドドっとすごい爆音を鳴らしながら

私たちを撃ってきた。

「わっわっわっ当っちゃうよ!」

と私はテーブルの下で身体を動かして避けながら話すと

月加はテーブルの脚を持つ!

「テーブルを倒して  自分を守って!」

と月加は話す。

ああなるほど!

「「「せ〜の!」」」

ドカっ!

月加と私、高原博士三人で叫びテーブルを横に倒して

物を置く場所、テーブルの表面で銃から自分の身を守る。

テーブルからものすごい音が聞こえる。

だっ大丈夫かな?壊れないかな?

ガシッと音がした。

私と月加二人でぱっとその音の方向へと振り向く。

博士は両腕を掴まれていた。

博士の後ろにはNo.1の黒服の先生がいた。

えっちょっとどこから入ってきたのよ?

「博士、論文がどこか教えないのならこのネズミどもを消し去る

前にお前からだ!!処分だ!」

No.1の黒服の先生はそう言い博士を持ち上げられてしまう。

高原博士は

「はっはなせ!論文は…とにかくわしはしらん!」

と叫んだ。

論文?論文って?何かを高原博士…いいかけているみたいだけど…

というか高原博士が掴まれてる!

処分って言ったよね?No.1の…黒服の先生?

とっとにかく!

「黒服の先生!えっと、はっ博士を離して!」

と私は叫ぶ。

すると

黒服の先生は眼鏡を光らせ私の方へ見る。

なっ何!?

すると突然…進路相談所の外から入ってきたロボットたちの攻撃が止んだ。

えっ突然止まったけど…いったい何が…

「海緒さん、

今の令和5年の世界はどうだったでしょう?

あなたの大切なものは失ってしまった。」

とNo.1黒服の先生はそう言い私に視線を向ける。

失ってしまった…大切なもの…

お母さん…

愛や紗希… 大切な友達…

「あなたはそのネズミどもと…我々や周りの合わせる枠

今までいた場所から反して脱出しようと…

自分の意思を通し続けた結果…大切なものを失ってしまったな?

お前はずっと処分間際だっただろう?…弱い分際が逆らいやがって!!」

とNo.1黒服の先生はそう言う。

「よっ弱い分際って…確かに私は最下位間際…処分ギリギリだったよ?

でもだからって…切り捨てられるのは…私も…いやみんな

怖がっていた…嫌だったんだよ!」

と私は黒服の先生の目を見て言った。

弱い分際なんて言わないでよ!  子供達のことを!

いじめ、格差、周りに合わせて自分を押し殺してる…学校のことで

悩んでいるここにいるこの世界に閉じこめられている子供達を!

勉強もそこそこの子や…人間関係がうまくやっていけない子

……不登校や障害の子…たちは弱くない!

切り捨てないで!別の可能性があるだけ!

ただみんなと同じ場所…そこじゃやっていけない私たち…だったから…

みんなと同じじゃなくても大丈夫な世界があるよ!

私…私たちはこの世界から出たいって思ったのは…

その子供達に別の可能性や自分の新しい居場所やらしくいられる場所

みんなと同じじゃなくても大丈夫な世界があるってことを見せてあげたかったから

それもあるし…通信制高校やフリースクールは

元の世界、元の時代に戻って思い出したからちゃんと言えなかったけど…

ごっごめんね!

とにかく…こうなったらダメとか…怖いから誰かの言うことを聞くとか

処分…◯すとか…人生終わり…そういった場所からはなれたかったし…

でも…

私が脱出した時

自分の元の世界に戻った時…みんなロボットだった。

自分の新しい居場所やらしくいられる場所や可能性はなかった…

私の世界は…未来は過去から何度も繰り返されていた中で

人類が滅亡してしまった失敗世界

お母さんや隣人さん周りにいる人達

友達の愛と紗希が消えていくのをこの目で見た。

気絶して謎の声に見せられた映像…

別の可能性や自分の新しい居場所やらしくいられる場所は…

行きやすい世界は月加と龍鬼の世界だった。

「別の世界…あなたには行けない明るい別のパラレル未来…

過去、現在、未来世界が存在している。

その世界を救えばあなたのいた場所、大切なものは失われ自分は消える。

今まで脱出してきたことなどはなんだったのだろう…

や消えてしまうなら今までの自分は無駄だったのかなと

君は後悔する…いや、消えてしまったら心はない!」

と黒服の先生は言う。

こっ後悔⁉︎

確かに元の世界で気絶した時に何か映像を見た。

そこは龍鬼が言っていた。

2048年にあるコースや制度…

龍鬼や月加さんの世界…もう一つの世界の存在を…生きやすい世界…

No.1の黒服の先生はこう言った。

「こんな言葉がある

自分が変わる時や

何かが変わる時には時に代償もある。

今までいた場所やしてきたことから離れなくてはいけないとな

君はその代償を払ってでも、未来を変え救おうとするのか?

もうすぐ未来は世界は我々のものになる。」

私の世界は…乗っとられる…戦後から…未来に向かって…

私のお母さんや愛と紗希もロボットになっていた…

黒服の先生やロボットたちによって…怒るべきロボットたちかもしれない

でも…私の世界は…その世界があんな世界になってしまったのは…

いじめ、格差、周りに合わせて自分を押し殺してる…学校のことで

悩んでいるここにいるこの世界に閉じこめられている子供達を

無視し続け…別の可能性があるのに…やりたいことやしたい夢があったはずなのに

切り捨ててしまって科学や技術が発展してしまったから…

そのせいで自殺などが増え、人類が崩壊しかけてしまった…

私たち人間は…自ら可能性を閉ざしていた…

「もう一度聞く…我々の駒にならないか?」

と黒服の先生はそう言う。

ドックン!!!

と自分の胸の鼓動が高くなる。

まっまた…何…これっ!

私は銃弾から自分で守っていた、テーブルの表面、物を置く場所から

手を離しゆっくりと…自分の胸を押さえ顔を下に向ける。

その時…私の中でまた黒い別の考え…感情が出てきた。

【私の世界…未来は人類滅亡…もう元の世界にはロボットたちが…たくさんいて

私を追いかけてくるお母さん…友達の愛と紗希

ロボットに乗っとられてる…大切なものが失ってしまった

もうあそこには戻ることができない。

月加と一緒に未来を救えば…私は…今まで脱出を頑張ってきた私は…

ここにいる私は…未来が変わったら消えてしまうかもしれない。

今までの自分が…なくなる…大切なものがないなら私は…】

すると

「海緒?大丈夫?」

と声が聞こえてきた。

はっ!気がつけば目の前に月加さんが!

月加さんが私の両肩を押さえて心配してそう言っていたのだ。

そっそっそ  そうよ!たとえそうだとしても…

大切なものや今までの自分が消えても…私は…どんな道に行き、どんな事が起きても…

未来を救わ…ないと  変えないと!

私はNo.1の黒服の先生に目を向ける。

「駒?そんなの絶対ならない!龍鬼と月加のいる生きやすい世界を救うの!

そうやって人の弱みを握らないで!」

と私は叫ぶ。

No.1黒服の先生は私を見続けながらこう言った。

「まぁこの博士は論文の場所を吐いてもらってそれから処分だ。」

黒服の先生はいきなり右手をあげて指をカチッと鳴らした。

すると黒服の先生と高原博士…そして沙由里や他のロボットたちは消えてしまった。

えっえ〜突然人やロボット達が消えたんだけど!

月加はこう言った。

「う〜ん多分、瞬間移動装置かな?私も似たようなのを作った記憶が…」

あっそういえば…月加さん…この子…

ホワイトハッカー大学と発明研究部に入っているもんね?

「作ったことがあるの?月加さん?」

と私が聞くと…月加さんはこう言った。

「うん…その時は…失敗しちゃったけどね?」

そうなんだ…

「助けないと!閉じこめられてしまった子供たちを!」

と月加はそう言った。

「ん?閉じこめられてしまった子供達?」

と私は月加に聞いた。

「うん。  海緒や龍鬼達の脱走騒動で

学校の  教室   トイレ  一つ一つの部屋に

今度は…その…物理的に  謎のロックをかけられて

悩んでる戦後から2023年の子供達が閉じこめられてしまったの!」

と月加が言った。

教室   トイレ  一つ一つの部屋に?ん?物理的に?

「先生たち、もう授業とか受けないで子供達を

そのまま閉じこめておこうとしてるのかしら?」

と月加は言った。

ずっと閉じこめられ続けるなんて…狭いよ!

「あっ、そうだ!龍鬼!ゆりこ、なゆ、真紀!

みんなは!?」

と私は言った。

「それはちょっと…外からの連絡をまたないと…かな?」

と月加はそう言った。

外の連絡?

「ああ外というのはね?

海緒?あなたは2023年に今生きてるでしょう?

ここはあなたの未来世界。

私はそこから別の世界の…2048年からきた…未来世界

その私の世界からね?連絡してくるのを待つんだよ?」

と月加は言った。

月加は生きやすい未来世界。

私の世界の…未来は生きやすさは…なくなり人類滅亡世界。

そして戦後から2023年の子供達は…今…この学校に閉じこめられている。

元の世界はもう、ロボットに乗っとられてる…

高原博士が作った学校やあの先生ロボットはいいロボット達だった。

でも…放火事件があって…なんかがあって先生ロボットはこんなふうに…

「はっ博士…博士は?処分って言われてなかった?」

と私は月加に声を掛ける。

処分!  まずいんじゃ…

「そっそうだね!助けに行かないと!」

と月加はそう言う。

私達は歩き出す。

今は進路相談所…の中にいる。

ロボット達が壁から突き破り入ってきたせいで

崩れた壁の瓦礫や黒板、本棚が散らかっている。

私と月加はそれらを避けて進路相談所から外に出る。

進路相談所の建物から外に一歩踏み出した時にズキンと頭痛が、起こる。

痛たっ、私はその場に座り込んでしまった。

月加が大丈夫?と心配している。

そんな時…私の中でまた黒い別の考え…感情が出てきた。

ドクン、ドクン、ドクン、ドクンと

そんな音も聞こえてきて自分の胸の鼓動が早くなる。

【不安や怖さって…こんなにもドキドキするの?

さっきは黒服の先生に私は人の弱みを握るななんて言ったけど

黒服の先生の言っていた通り、今までの自分、脱出したことは無駄だったのかな?

って本当は後悔しているよ。

このままどんどん自分…この不安のまま何も言わずに流されて言って…

本当に…いいのかなぁ?

元の時代にいたみんな…ロボットになって乗っとられていたんだよ!

このまま未来を過去を変えればここにいる私は消えてしまうかもしれない。

自分が…自分が変わろうとしたせいで大切なものが失ってしまうなんて…

今まで…悩んでいて頑張ってきたことが無駄になるなんて…

先生が…代償って言っていた…こんな代償…どうしよう!】

はっそうじゃなくて、私ったらいったい何を考えているの?

変われるよ…

「みっ海緒!大丈夫?しっかりして…また頭痛?」

と月加が私の背中を撫でていた。

私は

首を縦に振る。

ちゃん…と言わないとこの不安を…

ドクン!ドクン!

月加…

その時だった!

ガラガラと学校の方から何かが聞こえてきた。

なっ何?

私と月加は学校の方に視線を向ける。

学校の普通教室棟と特別技術棟を繋ぐ外につながる渡り廊下そこから

戦車が現れた。

せっ戦車!?

そういえば真紀…お母さんの元の世界の記憶を取り戻そうと

図書室に向かおうとした時も階段で二階と三階の半階から戦車って現れたよね?

私は戦車の方を見ると

ドカン!

戦車の銃口から弾が出てきて普通教室棟と特別技術棟を繋ぐ外につながる渡り廊下から私達に発砲してきた。

私達はあっちに避けても、こっちに避けても、どんどんと私達を撃ってくる。

「「うわぁ〜」」

ドゴン、ドコン、ドコン、ドコン、ドコン 

あっあたりそう!どうしよう

月加が私の手をひいてくれて、私達はまた進路相談所の壁を盾にして隠れる。

すると月加はなぜか急に笑顔になった。

ん?月加さんどうしたんだろう?

「やっと試すことができるわね?スーツ

みんな!お願い!」

と月加は大きな声を出すとカチッと手を鳴らす。

すると大きな光に包まれた。

えっえー〜〜なに?なに?なに!?

まっ眩しい!やがて目を開ける。

こっこれって!?

私はあるスーツを着ていた。

左手には銅、右手には剣!?

そして王冠を被りマントをかぶっている。

月加はこう言った。

「よっ!海緒は勇者!」

私は勇者のような格好をしていた。

月加を見ると月加は魔女になっていた。

月加が作った発明品のスーツだ!

このスーツって、そういえば、月加ロボットスーツだけじゃなく、

異世界スーツとか、魔法少女スーツとか

もう二種類スーツを作ったって言っていたような…

「次の試作品  いつか誰かに試着してもらうことにしていたんだけど…

次は海緒に試着してもらうことになったね!

異世界アニメのスーツ!これでロボットを倒そう!」

と月加は笑顔でそう言った。

異世界スーツか…着てみたいって思ってたっけ。

その時、

普通教室棟と特別技術棟を繋ぐ外につながる渡り廊下から

戦車が私たちに向けて銃弾を放つ。

その銃弾でとうとう私たちを守ってくれた進路相談所の壁が崩れそうになっていた。

ガコン!

えっえ〜ちょっと!崩れる…まずい!

ダッダッダッダッ  ヒュン  カキン!

ってわっ!

私は自分の行動に驚いた。

私は崩れそうな進路相談所の壁から出て銅を構えて銃弾を防いでいたのだ。

なになに?身体がかってに動いたんだけど…どうなってんの?

もしかしてスーツの影響だったり?

月加は私の方に追いかけてきて私は月加と一緒に走る。

その時月加がこう言った。

「おっと、海緒、驚いた?このスーツね?

私の世界でこの世界のことを知っている人たちが

私の作った発明品ゲームのようにしたパソコンで…

私たちを動かしているの!」

つっ月加の世界で?   

そっか…龍鬼が私の世界の未来で捕まってしまっているから

月加のことに協力してくれる…大学生の子たちかな?

その時、また普通教室棟と特別技術棟を繋ぐ外につながる渡り廊下から

戦車が私たちに向けて銃弾を放つ。

ひっ銃弾!

すると月加はこう叫んだ。

「今度は…頭に入ってきた!エルメキア・ハイオウル 」

すると私と月加の目の前に大きな壁みたいなのが現れた。

月加は

そのウォール?というのを使ったからそのおかげで銃弾は跳ね返せた。

ん…ウォール?

私は異世界アニメをあまり見たことないからわからないけど…

すごい!

しかししばらくするとウォールは消えてしまう。

「あっじゃ〜ハイウォール継続できない感じ?

もうちょっと改良必要かな?」

と月加は言っていた。

月加のウォールが消えてしまったので

またまた銃弾が私たちを襲う!

あ〜ちょっと!‼︎

だけど月加の世界で私たちを動かしているみたいで

私たちは勝手にうまく避けてる。

ん?月加の世界と私の世界って過去から未来

生きやすい世界と生きづらい世界違う!

ということはパラレルワールドってことだよね?

どうやって私たちを動かしているの?

そういえば前に龍鬼と天井裏に潜んでいた時

月加…彼女の部屋からUSBが現れたって言っていたっけ?

私はまた身体が勝手に動き私に向かってきた銃弾から自分の身を

銅で守る。

その時、ゴッゴゴゴゴ〜と大きな音が私達に響き渡る。

なっ何?

私達のそばにある地面から大きな音が響いている。

そこから現れたのは二足歩行のロボットだった。

二足歩行のロボットが私達の方へ猛スピードでやってきた。

月加は杖を振り上げた。そしたらでっかい、岩が出てきた。

えっえ〜〜?何?私の身体がその岩に剣を振りかざそうとしていた。

どっどうする気?

私の意思じゃなく身体が勝手に動いているから…

自分がこれから何をするかわからない…

月加の世界にいる人は私の身体を操ってにどう防ごうとしているのだろう!

私はその岩を剣で切り刻み、出てきた二足歩行のロボットに当てる。

ドゴーンと音をして二足歩行のロボットは倒れる。

その時、また戦車から銃弾が振ってきた。

月加はえれめきあ?ふぉーる?というもので壁を出し

月加と私は爆弾を回避する。

しかしその壁はしばらくすると消えてしまう。

また普通教室棟と特別技術棟を繋ぐ外につながる渡り廊下から

戦車が攻撃してきて私たちに向けて銃弾が降ってくる。

私は剣でどこかの野球のように銃弾を

倒れている二足歩行のロボットに向かって撃った。

二足歩行のロボットのお腹に命中!

やった!

月加は、私に向かってこう言った。

「このスーツはね?運動能力も強化してあるから

病気の子や身体を動かすのが苦手な子も私みたいに異世界アニメが好きな子も

これを着れば楽しめるよ」

と私にどこかのcmのように話す月加。

すごい!その異世界スーツ!

異世界ごっこ?もできちゃうね?

でも私は…私の未来は…!私の世界は…

【いいのかな?救う。本当にそれで?】

私は首を振る。

てっ…はっ   

私たちは銃弾を避けて走っていたから気がつけば

外に繋がる廊下に近づいていた。学校までもう少し!

その時、また…ゴッゴゴゴゴ〜と大きな音が私達に響き渡る。

また私達のそばにある地面から大きな音が響いている。

そこから現れたのは四足歩行のロボットだった。

こっ今度は四足歩行!

四足歩行のロボットがまた私達の方へ猛スピードでやってくる。

四足歩行のロボットは私達に銃を撃つ。

私と月加は身体がまた勝手に動き出した。

月加のウォールと私の銅で四足歩行の攻撃銃弾から身を守る。

私は銅で自分の身を守りながら

おそるおそる近づき、四足歩行のロボットの前足2本をぶった斬る!

四足歩行はバランスを崩して倒れてしまう。 

私は上からジャンプして四足歩行のロボットを真っ二つに切り裂いた。

四足歩行は中から外に電流が流れて爆発した。

この剣鋭い!すごい!けど…絶対人に当てたらまずいよね?

その時また…ゴッゴゴゴゴ〜と大きな音が私達に響き渡る。

また私達のそばにある地面から大きな音が響いている。

そこから現れたのは

今度はたくさんの四足歩行のロボット達や二足歩行のロボット達が集まってきた。

「今度はロボットが大勢!」

と私は叫ぶ。

「あーあーこれじゃぁ前に進めないよ!

まぁ次は〜電流魔法!」

と月加は言う。

月加は杖を思いっきり振ると、

私達の前に立ち塞がっていた四足歩行や二足歩行のロボットをビリビリビリビリッ

と感電し動けなくして壊していく。

しかしまた地面からまるで巨大カニか巨大アリのように

次々と四足歩行のロボットが出てきた。

どっどんだけ出てくるの〜!

一台の四足歩行のロボットは私たちに銃口を向けていた。

ドン、ドン、ドゴンと撃ってくる。

月加のウォールで四足歩行が撃つ弾丸を防ぐ。

でももうすぐ消えそう!

どっどうしよう!どうしようか?う〜ん!

すると月加さんが杖を振り上げた。

すると大きな岩が現れた。

月加さんの杖からは四角くじゅうたんみたいな形の岩を浮かべていた。

その時!

うっうわあ!

また私の身体が勝手に!

私の身体は月加が杖から出した岩に乗り少し上に浮いた。

なっ何!何〜!転びそう!

私は月加さんを見る。

月加さんはちょっと苦しげな表情になっていた。

だっ大丈夫かなぁ?転びそう!!ちょっとバランス崩しそう!

降りたいよ!

岩はどんどんと大きくなった。

私の身体はいきなり岩から飛ぶ。

へっ?

次の瞬間私の身体は飛んだまま

上から岩を蹴り岩は四足歩行のロボットに向かって落ちていった。

ドカン!

岩は四足歩行のロボットに命中!四足歩行のロボットは壊れて大爆発!

大きくなった岩は消え私は地面に着地!

そして私たちは走りだす。

私たちは戦車から撃つ銃弾を避けて

月加のウォール?と自分の持つ銅で守る。

そしてまた私たちは走りだす。

月加のウォールはしばらくしたら消えてしまう!

学校の普通教室棟と特別技術棟を繋ぐ外につながる渡り廊下

通路までもう近い!

けど目の前には今まで私たちを撃ってきた戦車が立ちはだかる

その時、月加はいきなり目を閉じた。

でもワクワクしているような少し微笑んでるようにも見えた。

どっどうしたんだろう?

月加は息を吸う。

月加…

「炎よ、我が敵を射抜く魔電弾になれ!」

と月加は叫んだ。

えっ!今度はま?魔電弾?月加のスーツ、攻撃できるの?

月加は戦車にその技を放つと今度は炎と電気が合わさった弾丸が出てくる。

その弾丸は戦車に向かい一定に沿っていたが途中で分裂し、

火花と電流の雷が交互に光りながら戦車に当たる。

ドカンという音で戦車は大爆発を起こした。

月加の技がすっすごい…綺麗…花火?

そのおかげで外に繋がる渡り廊下の通路のガラスが大爆破した。

バリバリバリン!

「うわっ!」

と私が叫ぶ

ガラスが私たちの方に飛び散る!危ないケガしちゃう!

すると月加がまたウォール?を出して守ってくれた。

渡り廊下の通路に私たちは足を踏み入れた。

着いた。よし!

また今度は普通教室棟から戦車がやって来た。

その戦車は私たちの前でキキ〜といきなり急停車をした。

えっ止まった?何?何?

私たちは剣と杖を構える。

すると戦車は突然向きを変え出しそれは私たちではなく

戦車の中から声が聞こえてきたのだ。

「I... what am I doing watching their hot fight?」

「They ... desperately have their own feelings ...

try not to lose to a strong force」

「That's right ... I ... I wanted to go back even if my country was in a difficult environment ... I made friends ... I was having fun like myself ...」

グググ〜パカッ

戦車の上の頭の扉が開いたのだ。

そしてヒョコッと人が見えた。

よく見ると肌が黒い!何やら特徴的、この方は、

外国人!!

そういえば、ゆりこが言っていたっけこの学校で

元の世界…元の時代の記憶を取り戻したきっかけが

外国語を話す外国人だって…


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