第32章 沙由里の過去③
三回目…
私は移し出された映像を見る。
その時、謎の声が聞こえてきた。
【三回目の未来やり直しです。】
そっか、最初の未来で2050年くらいに生まれた沙由里は
USBと手紙を拾ってもう一度過去1930年くらいに戻り一回目のやり直しをして
また2050年になってそれからまた過去1930年に戻り二回目のやり直しをし
また過去1956年に戻ったため未来のやり直し3回目だよね?
また、私の耳にラジオの声が聞こえてくる。
【ラジオの声が聞こえてきた。
「…ここに忠義で善良なあなた方国民に伝える。
…常々心中強く抱き続けているもの
…むやみに罪のない人々を殺傷し
…職業や財産を失った人々の生活の再建……………………繰り返したり…
…これら私の意をよく理解して行動してほしい。
以上のことを踏まえて日本国民は
終戦とする!」】
私はまた19 年の映像を見る。
【そこにはあまりビルや信号機がなく。
時々自転車やオートバイ、自動車はあまり通らない交差点、
自動車と三輪車が合体しているかのような車
三輪車とバイクが合体している車、
たくさんの商店街、子どもが働いているのを見かけた…
そこに一回目の高原博士が現れた。
一回目の高原博士はあたりを見回していた。
次にAiの子相園沙由里も現れて映る。
沙由里もあたりを見回していた。】
その時、沙由里の心の声が聞こえてきた。
【どうして…二回目のやり直し未来で…No.1の黒服の先生が動いていたんだろう?
目的の設定を起動をされていないはずなのに…
でっでも…今度は大丈夫…だよね?ちゃんと確認したから…】
そうだよね…あっでも…
もう1人の子供の頃の私の世界は…ロボットに乗っ取られている…
親や友人が…町中…世界が…乗っ取られている。
…悩んでいる子供達は
No.1の黒服の先生たち…ロボットによって未来世界に連れて行かれた。
忘却空間という装置によって…もう1人の子供の頃の私は元の時代の記憶
を忘れてしまい…成績最下位や間際だといじめや殺されるそういった
生きづらい環境の空間で過ごすことになる。
その空間は…学校…
元は高原博士の作った学校…人口が減っていく現象や馴染めない子供達
のために作られた学校だ。
まだその出来事が残っている…
今は…沙由里…三つのUSBを使い
一回目は世界の人間たちの調査をするだけだったけど…
二回目は幸、私のひいおじいちゃん…幸と私のひいおばあちゃん…相園ゆりこ
園田あきのり、私のおじいちゃん…
岩下真紀、私のお母さん、岩下虎徹、私のお父さん 岩下海緒私と触れあったり…
悩んでいる子供のサポートもしていたし平和だった。
でも…どの未来世界も…同じ人物や同じ出来事が起こっていて…
同じように…高原三造さんは兄…一造さんとニ造によって
政府や研究者に裏切られて襲われてしまいその後に沙由里と一緒にタイムスリップ
をしたりしている。
Aiの子…沙由里の言っていた通り…どうして…
学校の地下研究所にいたカプセルの中にいた黒服の先生たちが
二回目の過去 年の時…
一回目の高原博士を襲ってきたのだろう?
沙由里と高原博士がタイムスリップしてしまった時に…何かあったのかな?
沙由里はちゃんと確認したと言っていたけれどまたやってくるかもしれない!
沙由里は過去 年にタイムスリップして
2052年まで生きて渡り歩いたさらに沙由里はまた
過去 年にタイムスリップして今三回目を繰り返す…
USBは一つ取られちゃったから残り二つ 過去に行けるのは後二回…
…悩んでいる子供達は
No.1の黒服の先生たち…ロボットによって未来世界に連れて行かれた。
今起きている…この状況…
この二つの中…次に行く四回目と五回目、
このどちらかに何かが起きるってこと?
次の映像ではまた同じように、
【どこからかまた…
「おらよ〜」
「やめてくれよ〜」
と男の子たちからの声が!
三名の学生姿の男子だった。
沙由里はその声の方向を見た。
男の子2人は誰か1人のランドセルを蹴っている。
蹴られているその人物…柳田幸くんと出会う。
今度は沙由里と一回目の高原博士でいじめっ子2名に向けて
「やめるんじゃ!」「やめましょう!」
と注意して沙由里は幸くんの手を取り
沙由里はいじめっ子に笑顔を見せて
「だいじょうぶ?どうして幸くんをいじめちゃうの?
私に話しを聞かせて、困っていることや…悩んでいることがあったら…」
と笑顔で話すが…
いじめっ子2人は
「「うるせぇ別に悩んでねぇよ!」」
と大きな声でそう言い逃げてしまった。
沙由里は逃げていく2人を見てキョトンとしていた。】
あらら〜ここはまた…いじめっこは逃げちゃったのね?
そしてまた沙由里の記憶が私の中に入って来たのだ。
【沙由里は思い出していたのだ。二人の博士のことを…
最初の未来世界にいた高原博士の言葉を思い出す。
『おまえが旅をして論文を作ってくれ。』
一回目の高原博士が言っていたことも…思い出す。
「沙由里よ、そのUSBは現在二つ使ってしまっておる。
過去に戻るのは、あと三回じゃ…
もし二回ほど失敗してしまったら…USBの一つ、一回また過去にタイムスリップして
1956年、この時代の人たちと真っ当に生きたくさんの人間たちを救いなさい。
そのためにわしが連れてきた悩んでいる子だけではなく
たくさんの人々と関わりを持つことだ。」】
次に沙由里の記憶映像と心の声が聞こえてきた。
【沙由里は残りのUSBを見る。
USBは残り二つ、
今あるのはUSBが二つ…
後二回過去にタイムスリップ…できるチャンスがある。
未来を…変えなきゃ…論文も!】
そうだね?
だけど…きっと沙由里は何かが起きて…
もう一人の子供の頃の私をいじめてしまう…いじめっ子になってしまう
人格が変わる?
このUSB二つ…後一回か二回…タイムスリップする中で…何かが起こる?
Aiの子沙由里…
私は映像を見る。
【幸くんはこう言った。
「大丈夫?家はどこ?ないの?僕の家に来る?」
と聞いてくれたので沙由里は
二回目の高原博士に
お願いを言った。
「お願いします。幸くんの家で生活しようと思っています。
私は世界を救うために…ちゃんと行動したい…たとえ自分が消えたとしても…」
すると二回目の高原博士は沙由里の頭に手を起き
「おうそうかそうか…沙由里…そうじゃなぁ…
わしらは誰かのためにやるんじゃ。
未来を変える。変えて見せようじゃないか?
よし!じゃぁこうしよう!」】
ん?二回目の高原博士は何するの?
その時、次に映像に映ったのは、
【部屋だった。
入ると目の前には
日差しのいい大きな窓がついていた。
そこに大きな机と誕生したばかりのような昔のランドセルが置いてある。
左真横には押し入れ、ベットなどを敷く物置きだ。
反対方向右真横にも窓があった。
この部屋に幸と沙由里と二回目の高原博士そして大きな女性がいた。】
その映像を見ている私
ん?この部屋?大きな女性…多分幸くんのお母さんだよね?
その時、謎の声が聞こえてきた。
【沙由里と二回目の未来世界の高原博士は
柳田幸の家で住むことになりました。
幸くんの家の中で部屋を与えてもらいました。
幸くんのお母さんは驚いていたけれど…
幸くんとお母さんに沙由里、二回目の高原博士が必死にごまかしつつ説明して、
なんとかわかってもらいました。】
えっ
色々ごまかして…わかって…もらえたんだ。
幸くんのお母さん…私のひいひいおばあちゃん…
部屋を与えてくれたなんて優しいなぁ。
幸くんの家に住むことになったんだ。沙由里、高原博士!
その時、記憶映像の中の沙由里の心の声が聞こえてきた。
【あれ…そういえば…
人類滅亡を防いだ成功未来世界…生きやすくなった世界の人から…
パソコンが降ってこないなぁ?
もしかして…未来…変わっちゃった?それとも…】
あっ、確かに…連絡とか…こないね?
私もその映像を見て慌てふためいた。
でも…大丈夫!私がいる…生きている!
変わった未来…生きやすい未来は存在している!
私は唇を噛み締めて映像を見続けた。
【幸くんの部屋にいる二回目の高原博士と沙由里の上で
ヒューと上から何か音がする。
「ん?ひゅう?」
とニ回目の高原博士はそう言い
ニ回目の高原博士は上を見あげた。
上からまた…幸くんの家の天井から…今度は近距離から
パソコンが降ってきたのだ。なので…
沙由里は手を伸ばしパソコンを受け止めようとするが滑ってしまった。
まずい!しかし
ガタン!ヒューパシッ!
と今度は…
沙由里は急いで寝転んで
見事キャッチした。
「ふう‥!沙由里!見事!
うむ…パソコン…ここにくる前
過去にタイムスリップする前に見つけたそのパソコン
…そこで現れた手紙や写真、USB…ひょっとして…
人類滅亡を防いだ成功未来世界からきた人
かの?」
と最初の未来の高原博士はそう言った。
そのパソコンを拾って中を開けると電源が付いており、
真っ白な画面の中こう書かれていた。
【その通りです。ホーム画面に戻して
研!と言うアプリがありますがそこをクリックして手を伸ばしていただくと
仮想空間に入ることができます。そこを研究施設としてつかってください。】】
パソコン降ってきたね?
あっよかった…沙由里…すごいね?
パソコン…おっこちそうになったのに…
寝転んでキャッチできたなんて…
ふう…
【一回目の高原博士はパソコンをホーム画面に戻し、
その研!と言うアプリをクリックし手を伸ばした。
すると一回目の高原博士の身体と沙由里の身体がパソコン画面の中に
吸い込まれていき仮想空間の中に沙由里達は入った。
一回目の高原博士と沙由里はあたりを見回す。
その仮想空間には…
暗い場所の中にあるたくさん顕微鏡、
明るくなったと思ったらたくさんの実験台があり
たくさんのデスクのある研究所や
お風呂、二つの快適なベット…
研究所にお風呂、ベット付きの部屋だった。】
研究所に…また入れたんだね?
私は映像を見続ける。
【高原博士と沙由里は
降ってきたその人類滅亡を防いだ成功未来世界…生きやすくなった世界の人から…
送られてきたパソコンを押し入れの中に隠した。】
あっこのパソコンは未来の道具だから…
過去、昭和にいる幸くんたちに バレたら…未来が変わっちゃうかもしれない。
ということは…幸くんに見つからないようにね?
その時、また謎の声が聞こえてきた。
【倍速です。】
私の目の前に映る沙由里の記憶映像が早送りで展開された。
はっ早送りだ。なんで?
そんな中、私は映像を見続ける。
早送りされているため…出来事が色々飛んでいるが…
こんな内容だった。
私は映像を見続ける。
【沙由里は幸くんが小学生2年生だった時…
教室の中の前には学年目標が書かれている。
後ろにはたくさんの習字が並んでおり、
その下にはロッカーがありその中はランドセルが入っている。
小学生の教室だ。
教室には今度は20人くらいに子供達が集まっており…
その子供達…小学1年生くらいの子供たち20人のうち1人は
19人に囲まれ笑われていた。
19人の子供達に囲まれている1人の子…幸だ。
みんな身長が低い小学生のようだ。
教室の真ん中にはたくさんの19人いる子供たちが
1人の男子…幸くんに悪意のある笑みをして囲んでいる。
その1人の男子の前に数人の男の子がいた。
その男子数人は何かとがったものを持ってこう言った。
「うぇい!鉛筆グリグリ攻撃だー!幸!おまえに攻撃してやる」
と男の子の声が聞こえてきた。
幸くんは鉛筆を自分の身体に突かれて泣いてしまった。
その時…ガラガラガラと教室のドアが開き、人がゾロゾロと入ってきた。
幸くんといじめっ子は入ってきた人を見る。
幸くんは
「沙由里姉ちゃん?」
と言っていた。
いじめっ子はぎょっとしてこう言った。
「おかあ…さん…」
そこにいたのは…沙由里と…いじめっ子のお母さんみたいだ。
それから…幸くんといじめっ子、はその後の授業もあるらしいが…
職員室に連れていかれたようだ。
それから…えっと…
また…幸くんの教室が映像に出て来た。
教室の中で、先生は黒板に書いて、子供のみんなはノートに一生懸命
先生の黒板の文字を見て写してカリカリと書いている。
教室の後ろ端には沙由里がいたと思ったら
翌日にはいじめっ子のお母さん…
沙由里やいじめっ子のお母さんは幸くんの教室で給食を食べたり…
授業中…幸くんが黒板に写せなかったところは職員室で
今日の授業でした内容のプリントを持ってきてくれているようだ。
なんと…職員室や沙由里や保護者同士で話し合ったのは
授業中に保護者一人同行することだった。
そのため幸くんのいじめがピッタリとやんだ。
これは一カ月くらい続いた。】
えっ待って待って待って!保護者同行?授業中?これでいじめが止んだんだ。
私はその後も映像を見ていく
【毎日、
幸くんの部屋に行き
勉強のサポートなどを行った。
高原博士は…
二回目の高原博士はまた、三回目の未来世界で…カウンセラーになり
いじめを受けている子供や障害の子が活躍場を失って悩んでる子供たちを
連れて、学校や体育館、運動場、どこかの施設を借り
車いすバスケをトーナメント戦で試合して遊んでいる姿や
その子供の両親と話したり、その子を守るために
両親に怒鳴ってしまっているところもみた。
何度か助けてあげようとしている
幸くんが中学生になった時
沙由里は幸と高原博士のおすすめで今度は学校にも通うことになった。
沙由里はゆりこの学校を選択し、受験を合格、突破した。
幸くんの勉強のサポートは沙由里から高原博士に変わった。
沙由里は人類滅亡を防いだ成功未来世界…生きやすくなった世界の人から…
送られてきたパソコンを持って、
田舎へ行き、そのパソコンの中、仮想世界…お風呂とベット付きの研究所
を自分の家としてそこからゆりこの学校に通う事になった。】
沙由里…ゆりこと同じ学校に通うことにしたんだね?
って…まだ今見ている沙由里の記憶映像が早送りの状態なんだけど…
私はそれでも…見ていかなきゃ真実がわからないので…
沙由里の記憶映像を見続ける。
【沙由里はその学校で勉強での成績は優秀だった。
沙由里は最初未来で高原博士が生きていた時に
たくさんの地理歴史、科学などの技術を沙由里は学んでいたため
中学、高校のテストではほとんど、最上位の優等生だった。】
わっすごい!沙由里! 頭いい! って本当はAIだけどね〜
私は沙由里の記憶映像を見続ける。
【そしてまた二回目の未来にいた時みたいに…
二回目の高原博士と沙由里二人は連絡を取り…
ニ回目の高原博士は旅行の割引き券を幸くんや幸くんの親に見せて
ニ回目の高原博士…は喜んでこう言った。
「道に歩いていたら旅行の割り引き券をプレゼントされたんじゃ」
と言った。
〇〇旅館に行くように誘導しているのが見えた。
幸くんたち親子は行く気満々だった。
Ai沙由里は…ある日の朝
こっそりゆりこの教室に行く…】
そこまで見ていると…
【標準です】という謎の声が聞こえてきて、
今、目の前に映る沙由里の記憶映像が普通の動きに戻った。
ん?標準?
沙由里…ゆりこの教室に入っていかなかった?
ゆりこっていじめられているんだよね…
そう…またあの光景が…訪れる…
私はその映像を見ていく。
【片手でスルッと持ちあげられるバックを机の横に立て掛けている。
教室にいる子供たち
みんなは黒い制服を着ている…
ここは…教室…
後ろのロッカーはなく、みんなは黒い制服を着こなしている。
中学生になったゆりこは教室の中である物を見てたっていた。
それは、机でそこには文字が書いてあった。
【バカ】【うざい】【キモい】【根暗】 】
その映像を見る私。
あっまた…悪口だね… そしてまた…
【ゆりこが学校にまだきていない時に
「ねぇ?ゆりこってうざいよねぇ?」
と一人の女子は机にマジックで
ゆりこの机に落書きをしていた。
みんなは
(だっダメ!あの子可愛いそうだけどここでうん!って言わないと
またいじめられる!
そう、 我慢するしかないんだ…)
と声に出さなくてもわかっていた。
そこで沙由里はクラスのみんなにこう言った。
「我慢しなくていいんだよ!」と
その結果ゆりこのいない場所で沙由里はクラスのみんなに…
「何?ちょっと勉強できるからっていい子ヅラするな!優等生ちゃん!」
とそう言われて蹴られまくってしまった。
けれど…ゆりこが登校してくる時間帯までになんとか
ゆりこの机に書かれているマジックを消し終えた。
沙由里はぼろぼろになりながら帰っていた。】
その映像を見る私…
沙由里…ゆりこを守ったんだね?
その時、謎の声が聞こえてきた。
【そのあと沙由里は自ら連絡を取り二回目の高原博士に修理してもらいました。】
そっそうなんだ…よかった…
その時、また謎の声が聞こえてきた。
【倍速です。】
私の目の前に映る沙由里の記憶映像が早送りで展開された。
え?ちょっ待って?また早送り?
そんな中、私は映像を見続ける。
また早送りされているため…出来事が色々飛んじゃうけど…
こんな内容だった。
私は映像を見続ける。また…同じ…
最初の未来も…一回過去をやり直しても
二回過去をやり直しても…
全部同じ…人物や出来事が…
それは…この映像をみるとわかる…
【Ai沙由里は…また…下校中に…
Ai沙由里は黒い布を被り魔女のような格好をして
ゆりこに近づき…
いじめっ子からいじめられているゆりこを助けてこう言った。
「あの旅館に行けば運命の相手に出会うことができる。」
と沙由里が言う声が…
「あなたは…誰?」
と言うゆりこの声が…また…聞き取れた。
沙由里はゆりこに旅行割引き券を渡したが、
いじめっ子たちにまた…盗まれゆりこがいけなくなってしまったが…
沙由里に予備の旅行割引き券をゆりこは渡され行くことができた。
いじめっ子たちを懲らしめるため沙由里はまた…旅館でこっそり
肝試しドッキリをしかけて追い出すことに成功…
無事、ゆりこは幸くんたちが泊まる旅館にいくよう誘導した。
二回目の高原博士は幸くんの親子と一緒に旅館へきたが…
Ai相園沙由里は…一度ゆりこと顔を合わせてしまったため…
その〇〇旅館で…隠れて働きながら
二回目の高原博士と連絡を取りながら…
ゆりこと幸くんの客室を隣同士にしたりして
二回目の高原博士がゆりこと幸くん…家族同士仲良くさせて
ゆりこと幸くんを子供の頃のうちに出合わせたのだ。
幸くんの…障害のことを子供の頃からゆりこに知ってもらうために…
ゆりこにはいじめが起きても…孤独にさせないよう…
2人は…いつか結婚するから…それと…離婚させないように…】
その映像を見る私、
ああゆりこと幸くんをまた…先に出会わせておくんだね?
結婚させるために、一回過去をやり直した未来で…一回目のやり直し世界で
したことと同じように…ね?
それとゆりこが少しでも健康で過ごせるようにするために、
生まれてくる子供のために
学校にいる人たちの悩みもなんとかするためにも行くんだね?
そのあとも…ずっと…沙由里の記憶映像は早送りだった…
【沙由里はゆりこがいじめられないように
人間のみんながいじめられないように
先生には何度か注意されたけれど…学校で相談室を作ったり
ゆりこにバレないように隠れてゆりこや子供達を救うことにしたみたい。】
その映像を見ている私…
ん?相談室!?
早送りの沙由里の記憶映像を見ていく私
【しかし沙由里の開いた相談室は人があんまり来なかった。
でも…幸の家では
二回目の高原博士に幸くんは今日起きた学校のことなど話を聞いてあげていた。】
そうなんだ…
私はどんどんと早送りの沙由里の記憶映像を見ていく
【沙由里の記憶…ゆりこの学校に行った時の記憶はそれだけじゃなかった。
「好きです。付き合ってください!」
と学校のクラスの男子から告白されたこともあった。
沙由里はそんな中、また子供の頃のゆりこと少年の幸を
またあの旅館に誘き寄せ、再会させる。
Ai沙由里と二回目の高原博士は隠れながら少年の幸くんとゆりこの恋の応援を
した。】
沙由里と幸の恋の応援?やるじゃん沙由里!二回目の高原博士!
【今度は幸とゆりこの離婚を止めることに成功した。
しかし、 幸が苗字を変えてしまうというのは止めることができなかった。】
離婚を止められたの?やったぁこれなら真紀や私と自分の子供、龍鬼も生まれるね?
ふう、ここでやっと…
【標準です】という謎の声が聞こえてきて、
今、目の前に映る沙由里の記憶映像が普通の動きに戻った。
こっちの方が見やすいじゃん!
早速…
【「おぎゃぁ!!!おぎゃぁ!!!」
と赤ちゃんの声が聞こえてきた。】
おや?かわいい赤ちゃんが…泣いてるなぁ?
私は目の前に映る沙由里の記憶映像を見る。
【赤ちゃんは白い布に包まれていて、
抱いているのは、大きな女性と大きな男性、二人とも、
ゆりこと幸!
二人は抱いている赤ちゃんを見て笑っている。
そして幸は口を開いてこう言った。
「沙由里…生まれてきてくれてありがとう!ありがとう、魔女さん!!」】
その映像を見る私
おめでとう、ゆりこ!子供が生まれたんだ!
ってん?魔女さん?沙由里が黒い布を被って魔女みたいに変装していたんだよね?
というかどうして沙由里って名前に…
その時、また謎の声が聞こえてきた。
【ゆりこは、
自分の子供にも相園沙由里という名前をつけました。
沙由里には色々助けてもらったから…同じ名前をつけました。
ゆりこが魔女さんと言ったのは…ゆりこが…本当に
Ai相園沙由里さんを魔女だと思っていたようです。】
えっ あっ本当に魔女だって信じていたの?ゆりこ?
私のひいおばあちゃんかわいい。
でも…とにかくよかったよ…子供が生まれてきて…おめでとう!
【小さな赤ちゃんだった沙由里は大きくなり陸上部を目指すようになります。】
と謎の声が聞こえてきた。
陸上部?ああ、あの時!
もう1人の子供の頃の私がプールサイド(お風呂)
に入っている時に倒れてしまって今の私…こっちの記憶が戻った時に…
謎の声が聞こえてきてその時に瞼の裏でみたあの時の光景映像が
沙由里の記憶映像の中で出てきた。
【町の中にはたくさんの人たちが道路を避けて並んでいた。
道路から1人のポニーテール髪型の女子が走っていた。
ポニーテール髪型の女子白シャツの背中には
「〇〇〇〇◯高等学校陸上部」と書かれていて
下は黒い短パン、オレンジのシューズをきてバトンを持って走っている。
その時、たくさんの人たちが道路を避けて並んでいた中で…
どこからか声が聞こえてきた
「がんばれ〜頑張って〜もう1人の沙由里〜」
と沙由里はゆりこの子供の沙由里をたくさんの人たちに紛れて応援していた。】
その時、また謎の声が聞こえてきた。
【倍速です。】
私の目の前に映る沙由里の記憶映像が早送りで展開された。
また早送り?なんでまた…そうなんの?
私は映像を見続ける。
【沙由里は、人類滅亡を防いだ成功未来世界…生きやすくなった世界の人から…
パソコンの中の研究施設で高原博士とあたたかく
ゆりこの子供、もう1人の沙由里を見守っていた。
そして子供の沙由里は園田あきのりと結婚して、園田真紀が生まれた】
こっ今度はちゃんと家族みんな人間だね? Ai相園沙由里…いるけど…
【標準です】という謎の声が聞こえてきて、
今、目の前に映る沙由里の記憶映像が普通の動きに戻った。
あっ普通の動きに戻った。
私は映像を見る。
【研究所…人類滅亡を防いだ成功未来世界…生きやすくなった世界から…
送られてきたパソコン画面の中で…
ではなく…
幸くんの家で高原博士が使っていた部屋で
一つのベット…白い箱に入れられ…周りにはたくさんの花束がある中で
安らかに眠っている男の人がいた。
二回目の高原博士だ。
その横で…幸くん、ゆりこ、沙由里、あきのり
Ai沙由里は黒い布を被り魔女のような格好をして座っている。
「博士…博士!」
と沙由里は大声を出す。
沙由里は涙を流す…
ポロポロ。
隣でゆりこが…泣いているAi相園沙由里を覗いてる。
「あなたは…」
とゆりこが声をかけると…
Ai相園沙由里は気づかれるとまずいため急いで幸くんの家を飛び出して言った。】
あっ危な〜気づかれるとこだったね?沙由里?あーAiの?
二回目の高原博士も…
また寿命で…今度は…たくさんの人…家族に看取ってもらったね?
最初の未来の高原博士は研究所人類滅亡を防いだ成功未来世界生きやすくなった世界
から送られてきたパソコン画面の中で…沙由里だけに看取ってもらって…
一回目の高原博士の時はあの黒服の先生に拳銃で撃たれて…
亡くなってしまったよね?
また謎の声が聞こえてきた。
【そのあと…沙由里だけが
家族の成長を見守りました。
園田真紀も大きくなり、岩下虎徹と結婚して、岩下真紀となり
岩下海緒が生まれました。
海緒もすくすくと育っていった。】
その映像を見る私、やった。家族が…
人間の私も生まれてきているし、
もしかして成功するんじゃないのかな?人類のみんなを救えるんじゃ…
でも…
まだ…
最初の未来から沙由里が一回…過去にタイムスリップした時に…
最初の未来の高原博士の論文事前準備ノートを見た時、
他のロボットたち設定ミスったって書いてあった時に言おうとしていたんだけど…
もう1人の子供の頃の私の世界は…ロボットに乗っ取られている…
親や友人が…町中…世界が…乗っ取られている。
…悩んでいる子供達は
No.1の黒服の先生たち…ロボットによって未来世界に連れて行かれた。
忘却空間という装置によって…もう1人の子供の頃の私は元の時代の記憶
を忘れてしまい…成績最下位や間際だといじめや殺されるそういった
生きづらい環境の空間で過ごすことになる。
その空間は…学校…
元は高原博士の作った学校…人口が減っていく現象や馴染めない子供達
のために作られた学校だ。
まだその出来事が残っている…
今は…沙由里…三つのUSBを使い
一回目は世界の人間たちの調査をするだけだったけど…
二回目は幸、私のひいおじいちゃん…幸と私のひいおばあちゃん…相園ゆりこ
園田あきのり、私のおじいちゃん…
岩下真紀、私のお母さん、岩下虎徹、私のお父さん 岩下海緒私と触れあったり…
悩んでいる子供のサポートもしていたし平和だった。
でも…どの未来世界も…同じ人物や同じ出来事が起こっていて…
同じように…高原三造さんは兄…一造さんとニ造によって
政府や研究者に裏切られて襲われてしまいその後に沙由里と一緒にタイムスリップ
をしたりしている。
Aiの子…沙由里の言っていた通り…どうして…
学校の地下研究所にいたカプセルの中にいた黒服の先生たちが
二回目の過去 年の時…
一回目の高原博士を襲ってきたのだろう?
沙由里と高原博士がタイムスリップしてしまった時に…何かあったのかな?
沙由里はちゃんと確認したと言っていたけれどまたやってくるかもしれない!
沙由里は過去 年にタイムスリップして
2052年まで生きて渡り歩いたさらに沙由里はまた
過去 年にタイムスリップして今三回目を繰り返す…
USBは一つ取られちゃったから残り二つ 過去に行けるのは後二回…
…悩んでいる子供達は
No.1の黒服の先生たち…ロボットによって未来世界に連れて行かれた。
今起きている…この状況…
この二つの中…次に行く四回目と五回目、
このどちらかに何かが起きるってこと
その時また…沙由里の心の声が聞こえてきた。
【このままこの家族とこの世界を見守って行こうかな?】
さゆり…
そしてまたあの映像が移し出される。
【人口が滅亡していく姿を沙由里はこの目で見ていく。
またあの…ロボットたち…別の研究所が見えた。
暗い場所の中にあるたくさん顕微鏡、
明るくなったと思ったらたくさんの実験台があり
たくさんの机が並んでいる。どこかの研究所のようだ。
実験台の中、一つ…部屋が映った。
買い物でお支払いするレジ
謎のレジが置いてあってそこにロボットが立っている…
【レジ係ロボット】
別の実験台が映る。
そこにもまた部屋が映りそこには
バスが入っており
バスの中に運転席にロボットがいた。
【路線バス運転手ロボット】
次の実験台が映る。
また別の部屋が映りそこには
実験台の中はホテルの客室のようになっていた。
そしてその中にロボットがいた。
そのロボットは誰もいないその実験台のホテルの中
ベットを整えている。
【ホテルの客室係ロボット】
最後の実験台部屋で
【警備員ロボット】を見た。
そして…大きなハンマーのようなロボットがレジ係ロボットを襲う…
レジ袋のロボットがグシャグシャに潰されているところを見た。
「ちっこのレジロボ…周りとあんまり使えないから処分と…」】
私はその映像をまた見ていた。
あっあのロボットたち…また順列を…ということは…
次の映像でわかった。
【2052年…
世界は人類が消えロボットも衰えた世界だった。
建造物、飛ぶ車、はなくなっておりたくさんの植物が生えていた。
たくさんの壊れそうなロボットたち、
その横に入ってくる小動物や昆虫たち。ペットを飼っている犬猫たちは
みんな骨になっていた。
石油工場からはたくさんの火が出ている。
地下には誰もつかっていないため、老朽化した電車や排水ポンプが壊れてしまい、
電車は水溜り状態の中、
そんな中…また建造物…学校や
が現れた。 】
私はまたその映像を見た。
【また 同じ未来が繰り返されました。
人類滅亡…失敗です。】
という謎の声が聞こえてきた
まっまた…
【「どうして?サポートしてきたのに!」】
と沙由里の記憶映像から沙由里の声がした。
そうだよね…
その時、謎の声が聞こえてきた。
【沙由里は五つのUSBから三つ使い
三回過去に戻りましたね?
Ai相園沙由里…は三回回ほど過去に戻りました。
一回目は世界の人間たちの調査をするだけだったが…
二回目は旧、柳田幸 新、相園幸、相園ゆりこ
園田あきのり、旧園田真紀 新、岩下真紀
岩下虎徹、 岩下海緒と家族と触れ合ったり
悩んでいる子供のサポートもしていました。
そして三回目は…
幸くんの家族には沙由里は顔を出していましたが
ゆりこの方には変装して正体を隠していましたね?
旧、柳田幸 新、相園幸、相園ゆりこ
園田あきのり、旧園田真紀
彼らと家族になっていましたね?
沙由里は過去 年にタイムスリップして
2052年まで生きて渡り歩いてさらに沙由里はまた
沙由里は過去 年にタイムスリップして
2052年まで生きて渡り歩いてさらに…またまた沙由里は
過去 年にタイムスリップして
2052年まで生きて渡り歩きました。
今、Ai相園沙由里が見ているこの高原博士は
同じように生まれてきて存在している。
この高原博士は三回目の高原博士と呼びます。】
と謎の声は言った。
また…同じ人…高原博士三回目の高原博士…が出てきたね?
私は目の前の映像を見る。
【また彼…三回目の高原博士は、黒い笑みを浮かべた政府や研究者によって
学校の近くにあった「進路相談所」、「お悩み窓口」「交流広場」3つの建物が
燃やされていた。】
同じ人物に同じ出来事…
私はさらに映像を見続ける。
【沙由里は、また学校にこっそりと近づき
普通教室棟の行きこっそりと小学1年生A組側の窓を開けて中に入り
廊下を走って地下を目指す。
給食室に入り隠し通路へ行く。
地下室の研究所、暗い場所の中にあるたくさんの顕微鏡、
明るくなったと思ったらたくさんの実験台。
その中にたくさんのカプセル作ってきたロボットたちがずらっと並んでいた。
高原博士が政府や研究員たちと協力して建設会社に申しこみ、作った
地下の研究所だった。
沙由里はまっすぐと地下の研究所に行き、たくさんのカプセル
No.1の黒服の先生たち…
そしてまた一つのカプセルを見つけた。
もう1人の沙由里だった。】
もう1人のカプセルに入った沙由里…
私は映像を見ていく。
ジリリリっと何かが聞こえ
【最初の未来のロボット…沙由里は一回過去にタイムスリップしていた時に…
高原博士が生きていた時にたくさんの国語、数学など勉強や
地理歴史、科学などの技術を沙由里は学んでいたことから…
沙由里はまた三回目の未来のもう一人の沙由里が入っているカプセルを見つけ、
記憶を繋げる装置を作りこれまでの
今まで…これで三回ほど過去終戦から2058年未来に向かって
旅してきた記憶のある自分から
もう1人のカプセルの中にいる沙由里にへとその記憶を繋げ、
カプセルの中の沙由里は目を開きあたりを見回し
カプセルから出て今まで過去から旅していた自分のロボット本体を砕いた。
そしてもう1人のカプセルに戻る。】
と謎の声がこう喋ってきた。
【最初の未来の沙由里は自分の意識や記憶を
カプセルの中に入っているもう1人の沙由里に写しました。
今、カプセルの中に入っているのは
最初の変わる前の未来…今まで旅をしてきた方の沙由里です。】
と謎の声はそう言った。
うん…同じようにね…
私は次の映像を見る。
【三回目の高原博士が地下の研究所から走ってきた。
後ろからロボットが追いかけてくる!しかし!
バタン!
沙由里が置いてあるカプセルの前で倒れてしまった。
それからしばらく動かない!
目も瞑っているようだ。】
えっと、ちょっと待って!予測不可の状態じゃん
このあとはさ?
カプセルの中にいる沙由里を高原博士は目的の設定を起動させ
沙由里に…こう魂を入れるんだよね?
沙由里…過去…今度は一人でいくのかな?
私は映像を見続ける。
【黒服の先生たちNo.1〜100や
二足歩行のロボットが地下の研究所へとやってきた。
三回目の高原博士を抱えどこかへと運ぼうとする。】
そっそんな!?
待って!三回目の…高原博士?
起動して過去に行くんでしょ?どうするの?
高原博士がNo.1黒服の先生に連れてかれるよ!
私は映像を見続ける。
【ダウンロード完了』
「待って!高原博士!?」
と言い沙由里はどうやって自分に目的の設定を起動させ
カプセルから出た。】
沙由里!?カプセルから自分で出れた!?
私は映像を見続ける。
【二足歩行ロボットから奪い返すように、
沙由里は倒れている三回目の高原博士を抱きしめる。
「やめて!博士を返して!」
と沙由里は叫んでいた。】
No.1の黒服の先生は何をするつもりだったんだろう?
【沙由里は倒れている三回目の高原博士を床に寝かせると
黒服の先生はこう言ってきた。
『君は…私たちと同じ、人間に復讐心を抱かないか?』】
私はその映像を見ていた。
その時、沙由里の心の声が聞こえてきた。
【えっ、またどうして…復讐心?
しかも私だけしか起動していないのに。どうして他の先生たちが動いているの?
あっそういえば、どうして気付かなかったんだろう?
高原博士って、私を起動する前に誰かからこの学校でなにかに追いかけられていた
ような?
カプセル…そうだ!私たち最初…生まれる前に…カプセルの中にいたじゃん
私…さっきは…目的の設定を起動させカプセルから自分で出れたけど…
あれは…最初の未来の高原博士に勉強や技術を教わったから
出れたけど誕生したばかりの時は科学や技術…何も知らなかった。
それに…復讐とかそんな感情を持つなんて…
私…感情なかったのに…
だって…最初の未来の高原博士が残した論文の事前準備に
設定ミスったってそう書いてあったもん…
もしかして誰か他に人がいるのかな?
黒服の…No.1ロボットたちに…高原博士見たく…知識を与えた人物が…】
確かに…論文の事前準備ノートにそんなことを書いてあったよね!
う〜んそれと…
黒服のNo.1ロボットたちに高原博士見たく知識を与えた人物
それってもしかして…政府や研究者とかだったり…
確か、三造さんって政府や研究者さんと…この学校や…燃やされたあの三つの建物
ロボット…建設会社さんたちにあたって…一緒に作っていたよね?
それにこの建物やロボットたちって…政府の方が提案したわけだし…
その時、また謎の声が聞こえてきた。
【倍速です。】
えっあっ倍速!?
私は映像を見ていく。
【沙由里は次は一人で
襲ってくる四足歩行のロボットと二足歩行のロボットと処分用ロボット
から逃げていく。
そんな中…食事ロボットのカツ丼ロボットを沙由里は蹴り倒して
そのロボットのデーターを見る。
沙由里は目を見開いてこう言った。
「なっ何これ?こんなことを書かれているなんて…」】
えっ何?何が書かれていたの?
ってカツ丼ロボットって…最初にいた…
もう一人の子供の頃の私が閉じ込められてしまった未来世界で
月加が元の世界…私の世界…
人類滅亡を防いだ成功未来世界…生きやすくなった世界
作って遠隔操作を使ってこの世界で動かしているであろう警備員
になっていて壊したというあのロボットだ!
でっなんだっけ…
はっデーター。データーにはなんて書いてあったの?
【…】
えっ教えてよ!とっとりあえず…
先をみよう!何かわかるかもだから、きっと!
沙由里の心の声が聞こえてきた。
【もしかして、高原博士以外に生きている人間が…】
もしかして…
さっき考えていた…政府や研究員さん?たちの仕業?
その時、また謎の声が聞こえてきた。
【倍速です。】
えっあっまた〜倍速!?
【ロボットたちから沙由里は逃げて
研究所はロボットの攻撃でごなごなに破壊されてしまい、
また狭い場所…デスクの中に追い詰められる
その時、沙由里の目の前には
たくさんのUSBにはられている紙と手紙、パソコン
バーチャルメガネが置かれていた。】
その映像を見る私、
あっあのバーチャルメガネって!私が今つけられているやつじゃん!
というか
その時、沙由里の心の声が聞こえてきた。
【えっ?どうしてこんなにたくさんのUSBが?5回までじゃなかったっけ?】
というかなんでたくさんのUSBが
もしかして一回と二回目みたく永遠に続くの?
【終わり】
じゃなかったよ!
私は次の映像を見た。
【沙由里は手紙を開ける…
手紙の中には、
『お願いします。今から人類滅亡を防いだ世界の方へきてください!』】
私も映像に出てきたこの手紙の内容を見る。
えっ!成功世界に行くの?
沙由里の心と映像が聞こえたり見えた。
【とにかく、パソコンの差し込み口にUSBを付けて、逃げなきゃ!
沙由里は手紙をポケットに入れて
たくさんのUSBを手のひらで取れるだけとって、
パソコンに差し込んだ。ピカっと眩しい光がした。】