第35章 本当の世界…


大人海緒サイド

ん、ううん…

ゴットンと何かが音が聞こえた。

私は目を開ける。バーチャルメガネが転がっていた。

あれ?このメガネって…異空間メガネ?

そのメガネを見ていると、

私の本当の、元の世界の記憶のことが私の頭に入ってきた。

【茨城県、 〇〇高校

高校一年生、岩下海緒、10/24日誕生日 O型】

【中学校、〇〇中学校を卒業

小学校、○○小学校を卒業、】

【高校から通信制メタバース高校に移り、友達の愛と紗希となゆと仲良くなった。】

【2028年、朝比奈博と結婚。

朝比奈博、警察官、

朝比奈海緒、心理カウンセラー

両親共働き、

1番上に生まれた娘、月加、

ホワイトハッカー大学、1年  発明研究部。

2番目に生まれた弟龍鬼がいる。

中学3年 不登校  

岩下虎徹 ロボット修理工場で働いている 

岩下真紀  専業主婦

園田あきのり、ロボット修理工場で働いている

園田沙由里、小説家、漫画家、音楽家、画家、占い師

手芸も得意、独特で有名人】

(私、この世界では… 本当の私は…

愛と紗希となゆ…4人組で親友。

そして沙由里は…園田沙由里は私のひいひいおばあちゃん。

龍鬼と月加は私の子供だ。)

そして瞬時にまた元の世界…私の世界での記憶が流れこんできた。

【時は最初の方に戻る。

異空間メガネをかけられる前…

私はあの日、子供の月加と龍鬼を留守番させて

仕事の帰りに、同級生の愛と紗希と会って

愛が

「ねぇ?この後さ、みんなで酒屋行かな〜い?」

「いいねぇ!行こうよ海緒!」

と誘うなゆ。

「行こう!行こう!」

と紗希に言われる。

「うん、いいよ。行こ。」

と私は答えて4人組で酒屋に行って、楽しく会話していた。

ピロンと携帯からLINEが届く。

携帯も映像がうきでる空中ディスプレイ式だ。

そのメール主は月加からだった。

【お母さん、お仕事お疲れ様!

夕飯私が作るね。同級生と楽しんで来てね】

とメールが届く。

おっ、月加のお得意のハッキング!

ハッキング…】

あっそうだ。そうだった。私がいた本当の世界…元の世界は…

西暦2048年…人類滅亡を防いだ成功世界…

私の子供…月加がしていたハッキングというのは…

警察には許可が出ていて他の人に迷惑をかけなければいいとされている。

また個性の尊重するという意味…

月加はホワイトハッカー大学、発明研究部に所属している。

高校の時に認定ホワイトハッカーの資格を取得した。

私は自分が付けていた。

異空間メガネを見る。

そのメガネで…

沙由里が何度も過去に戻って未来を変えてきた中の四回目の世界で

もう1人の子供の頃の私と繋がっていた時に

あの学校で…本当は高原博士の作った学校で

私の子供の龍鬼が言っていた生きやすい場所

2035年くらいからギフデットの子やもっと勉強したい人に向けて

一定の高校の勉強の教科だけではなく、普通に大人の医師免許とか

看護師の免許とか取れるような時代になった。

そう…ここが私の世界…

ズキン!

「うっう〜」

私は頭が痛くなり声をあげた。

私の旦那…博!

うちの旦那は朝比奈博(あさひなはく)警察官だ。

月加!龍鬼!

月加と龍鬼は中学一年からずっと不登校だ。

でも、私はあえて言わなかった。

子供が伸び伸びと育ってほしいから。あえて言わないようにした。

そして、私は自分が付けていた。

異空間メガネを見てもう一つ思い出した。

【沙由里が何度も過去に戻って未来を変えてきた中の四回目の世界の中の

本当は高原博士が作った学校で日本人のマスクをつけた外国人。

を見て浮かんできたあの言葉で…

「私たちは日本に生まれたからいいけれど、世界には学校を通いたくても通えない子がいるんだよ

恵まれた環境の中で生活しているんだよってそれを当たり前だと思って過ごしている部分はある。

でも、学校で悩んでる人たちはどうだろう。そんなことはわかっている。

じゃぁ無理して苦手な場所、決められた道に足並みを揃えていかなくちゃ行けないのか?

でも彼らはすごい。学校に行かなくても、ちゃんと生きてきてるんだから。

学校に行かなくていいよ。」って、】

私が前に子供に言っていたんだ。

周りのみんな、ご近所さんは「それって子供を見放す放任主義だ。」

と言われて否定をしてきたり関わって来なくなったりしているけれど

愛と紗希となゆはわかってくれて親しい関係だ。

でもね、我が子のことを本当に愛しているんだよ。

月加は、家族みんなに

「私、お姉ちゃんがいつでもお父さんみたいに、

家族や世界を守れるためにハッキングを覚えるんだ。

私、将来警察のお手伝いさん、ホワイトハッカーになりたい」

と小さい頃に言っていた。

小さい頃から、月加と龍鬼は不登校中も、

部屋の中で仲良くコソコソと話している。

なんだか楽しくやっているみたい。あんまり触れないようにしていた。

その間に、月加はどんどんとハッキングスキルを覚えていってしまった。

異空間メガネをつけられてる前を私は再び思い出す。

【「あ〜ふらふらする〜たくさん飲み過ぎたわ〜」

その時、首筋に音をジリリリッと立てて電流のようなものを感じた。

通り魔、誰かに襲われた。

私は、目を閉じる前に見た。

二足歩行のロボットを。

そして私は異空間メガネをかけられた。

「もしも元の記憶が戻ったら、未来を変えて!もう1人の海緒!

自分を救って!」

「全部わかる。全てが、私が迎えに行くそれまで、見ていて!

もう1つの未来世界のあなたを!」  】

                         

って誰かに言われたんだった。

もう1つの未来世界のあなた、それって?

『おや、おや?まだわかっていないみたいね?

そりゃぁよかった。』

と声が聞こえてきた。

えっ何?わかっていないって何を?

私が見ていた世界って…

それよりここは…あたりを見回す。私の家?

和風系である畳の部屋、

その真ん中には家族4人が座れる小さなテーブル。

入って奥は映像がうきでる空中ディスプレイのテレビ。

テレビ内には2048年、4月5日と書かれていた。

2048年、和風部屋が一般的だ。

私、月加、龍鬼、博の家のリビングだ。

左には障子、ふすまを開けると、外が見える。

そこを入って右には

私は月加と龍鬼がまだ、小さい時に身長などで測ったことがある

リビングの中にある一本の柱に手錠で捕まっている。

今は…夜か…ずっと白い空間にいたり

あの未来世界で周りのこととか見れていなかったから

とっちがえちゃいそう、色々と…

ってその横には私の娘月加!!

月加は手を後ろに回している。月加の後ろには二足歩行のロボット。

二足歩行のロボットのお腹はカプセルのような形をしていた。

月加はそのカプセル付きの二足歩行のロボットに手錠をはめられていた。

なっ何が起こったのか?

すると月加は上を見あげ、カプセル付き二足歩行のロボットに向かってこう言った。

「やっぱり偽物だったのね!お母さんとお父さんが私達を見捨てるわけないもん!」

どっどういうこと…

すると月加は大きな声で今までの状況を私に説明をした。

「龍鬼!龍鬼が!一週間行方不明だったから!

ずっと探していたの!

なのに、お母さんとお父さんは!」

その時、また記憶が…

異空間メガネをつけられて

沙由里が何度も過去に戻って未来を変えてきた中の四回目の世界の中の

本当は高原博士が作った学校で

もう1人の子供姿の私と繋がってその学校の中で

子供の龍鬼と一緒にもう1人の真紀を救おうとしていて

一回失敗しちゃって猫姿の月加に会って

襲って来るロボットから逃げて地下にきた時の記憶が

私の頭の中に流れ混んだ。

【「あんたが行方不明になって4日程たっちゃってようやく会えたと思ったら

今度は連絡取れなくなっちゃっておねえちゃんすごく焦ったわ?

また会えて嬉しいわ龍鬼?抱きついてもいいんだよ?」

そう言い猫姿の月加は両手を広げる。

「うっうっせぇ姉貴、誰が抱くか!

まぁそのありがとうだけど…」

と龍鬼は言い

自分から猫姿月加の両手からどかそうとする。

猫姿の月加さんはにやっと笑い龍鬼を撫でようと手を伸ばす。

「またまた強がっちゃって。こいつはひどいこと言うけれど、

強がっているだけだから〜でも、悪い時はちゃんと叱っているわ〜」

とニコニコ笑いながら私に言う。

「やっやめ!やめろ!」

龍鬼はそう言い撫でようとする猫姿の月加に抵抗する。

そっそうなんだ。なんかいいなぁ兄弟!

「それに龍鬼はいっつも巻き込まれるんだから、誘拐とか。

その時もお姉ちゃんがハッキングして助けてあげたことがある。ん、」】

はっ!

えっ我が子、龍鬼ががゆっ誘拐!!そんなことがあったの?

ニュースや何もやってなかったよ!?

まぁ月加はホワイトハッカー大学にいっているから多分大事にならなかったけど?

というか?なんで月加、龍鬼あんな冷静なの?誘拐だよ?

カプセル付きのロボットは口を開いた。

『ゲームだよ、今までのは、ぜーんぶゲーム!

あなたの子供、龍鬼はいなかったって思えばいいんだよ。

ほら、これで解決だね?』

なっ何言っているの?私の子供、龍鬼はいるよ?

そしてそのカプセル付きのロボットは話し始めた。

『あなた、みたのでしょう?ずっと一緒にいたじゃん?』

まっまさか!?龍鬼はまだあの世界に閉じ込められているの?

そういえば、こっちに戻ってくる前に何か、記憶を見たような…

高原博士の過去と沙由里の過去…

沙由里が何度も過去に戻って未来を変えてきた中で…

もしかして龍鬼は四回目の世界…

沙由里が何度も過去に戻って未来を変えてきた中の四回目の世界

に閉じ込められているの?

カプセル付きのロボットが声を発した。

『私はね?カプセルの中に閉じ込められた人と同じ姿に変身ができるの

先生達のおかげだね?』

先生達のおかげ?

『先生たちは…

沙由里が何度も過去に戻って未来を変えてきた中の四回目の世界にいる

悩んでいる人たち…

ああ、もう!言いづらい!

沙由里が何度も過去に戻って未来を変えてきたことはわかったのだから…

もうあっちは四回目の世界って呼ぶことにするよ!

それで…戦後から2023年の人で小学生から高校生までの人を

四回目の未来世界へ連れて行ったんだよ?』

とカプセル付きのロボットは話し出す。

『それを成功世界で「四回目の世界で連れていったそっくりな人たち」を

バーチャルメガネで沙由里さんは経験させた。

成功世界…この世界の誰かの指示によって…先生に聞いたよ?』

カプセル付きのロボットは難しい顔をして話し出す。

うん…それは元の世界に戻ってくる前に記憶で見たよ。

後、バーチャルメガネみたいだけれど、そのメガネ…異空間メガネだよ?

だけど、私は言わなかった。

四回目の世界にいる人たちに影響があったらまずいから…

カプセル付きのロボットは次々と言葉を発した。

『そのバーチャルメガネ…案外固くて外れなかったの…

だから五回目の世界で四回目の世界にいた悩んでいる子たちとそっくりな人たちを

そのまま四回目の世界に持ち帰ったんだ〜』

『私はね?研究所の酸素カプセルにその四回目の世界にいた悩んでいる人たち

とそっくりさんの人たちを入れられたまま改造させられて

私が生まれたの!』

持ち帰った?改造?

『ん〜あんたがメガネをかけられていた時…

外の世界…ここではなにがあったのか見た方が早いかな?!』

そう二足歩行のロボットはいうと、別の記憶が入ってくる。

えっえ〜ちょっと待って!一回時間をくれない…ってあっ!

【首筋に音をジリリリッと立てて電流のようなものスタンガンで倒れてしまった私

を助け、バーチャルメガネをかけさせる沙由里。

バーチャルメガネをかけられたまま私はおぶさり、廃工場の中に入っていた。】

まずはその記憶が思い浮かんだ。

ああそっか…この世界に戻って来る前に見た高原博士と沙由里の記憶で

人類滅亡を阻止した成功世界に来た沙由里は

この未来世界で…手紙が現れて

四回目の世界にいる悩んでいる人たちとそっくりな子を

見つけてバーチャルメガネをつけて四回目の世界の人たちが

未来に連れて行かれるところを経験させてと手紙で書いていてそれを

行って最後に1人が私だった時のことだね…

その時、先生ロボットたちがやって来て…

次の記憶が私の頭の中に思い浮かんだ。

【廃工場にきた沙由里は、キョロキョロとあたりを見回し、

そして何かを見つけたようだ。

そこは、廃工場のようだ。

廃工場の中にはたくさんのカゴ、人1人分入れる大きさだ。

色は灰色で小さなタイヤがついているカゴが置かれていた。

沙由里はたくさんのカゴから一台を持ち運ぶ。

その中にはある機械が入っていた。

【酸素カプセル】と書かれていた。】

酸素カプセル…

【そこに私を入れる。

「もしも元の記憶が戻ったら、未来を変えて!もう1人の海緒!

自分を救って!」

「全部わかる。全てが、私が迎えに行くそれまで、見ていて!

もう1つの未来世界のあなたを!

と沙由里は小さく凍えで言った。】

その記憶が私の頭の中に思い浮かんだ。

そっか…最初に聞いたのはこれだったのか。

【誰かから逃げているのか?

二足歩行のロボットのカプセルの中に私を入れ、カゴを運び

走り出す沙由里

しかし、次の瞬間、

前から熊の先生がやってきた。

沙由里は四回目未来世界の先生たちに捕らえられてしまった。】

その記憶が私の頭の中に思い浮かぶ。

沙由里…

【「時間だ。

人間、自らで選んだ、【縛られた法則や格差】で

人類は滅びる。」

えっ自らで選んだって、

黒服の先生たちはそう言い沙由里は

四回目の未来世界に戻されてしまった。】

その記憶が私の頭の中に思い浮かんだ。

【その後、沙由里が入れていた、カゴの中を見ていた黒服の先生。

バーチャルメガネをつけられた私が見つかってしまった】

その記憶が私の頭の中に思い浮かんだ。

なっ何?No2、博士みたいな先生が私の方に来る!

四回目の世界から来た先生は私に何をする気?

【私がつけている、異空間メガネを取ろうとしていたのだ。】

その記憶が私の頭の中に思い浮かんだ。

えっちょっと〜

【しかし、

「うっうーん!なんだこれ?びくともしません黒服!」

とNo2の博士みたいな先生は人差し指を顎に当てて考えるポーズをする。

「しょうがない!もうこのままにしよう!」

とNo1の黒服の先生は言った。】

その記憶が私の頭の中に思い浮かんだ。

このままにしちゃうの?

【三回目の未来世界で沙由里を追いかけるときに拾ったUSBを持ち

No1の黒服の先生は一言口に出す。

「ふっ!これはいい!」】

その記憶が私の頭の中に思い浮かんだ。

これはって、どういう意味なんだろう?

【そう思ったら黒服の先生は他の先生たちにこう言った。

「人類が救われた成功したこの世界から

人類滅亡した4回目にいた戦後から2023年にいた人たち

過去に人間関係や格差で苦しんで生きづらい環境にいた子供達と

瓜二つのやつを探し出せ!

そいつらを改造して偽物にしてこの成功世界をおかしくするんだ。」】

その記憶が私の頭の中に思い浮かんだ。

偽物ってどういう…

【黒服の先生たちはバーチャルメガネをかけられ酸素カプセル内に

私が入れられたまま四回目の未来世界に連れていき】

なっ何?あれもしかして!

学校の地下室にある‥給食室の隠し扉に

異空間メガネをつけられてあの学校で

もう1人の子供姿の私と繋がってあの学校の中で

子供の龍鬼と一緒にもう1人の真紀を救おうとしていて

一回失敗しちゃって猫姿の月加に会って

襲って来るロボットから逃げて地下にきて月加と倒れてしまって

その時に謎の声が聞こえて元の世界にいたこっちの記憶を思い出した

時に見た。

地下室の中にある研究所の記憶が私の頭の中に思い浮かんだ。

 【研究所の中は暗い場所の中にあるたくさんの顕微鏡、

そして、たくさんの机が置かれていた。

明るくなったと思ったらたくさんの実験台が置かれておりそこで見つけたのは、

たくさんの人間たちが酸素カプセルをつけられて眠っていた。】

その記憶が私の頭の中に思い浮かんだ。

【私たちの世界から先ほど先生がいっていた

四回目の未来世界に過去に人間関係や格差で苦しんで生きづらい環境にいた大人たち

がカプセルの中にいた。

中には、年寄りや大人もいる。

私の家族も!

大人の姿のもう1人の園田沙由里、薫そして岩下真紀、岩下虎徹、

がいた。

でも、みんなバーチャルメガネをかけていた。】

その記憶が私の頭の中に思い浮かんだ。

みっみんな!?

そうなんだね?

【「ちっ!沙由里!余計なことをしてくれたな!

全員、メガネ!メガネ!外せないではないか!」

黒服の先生はそう言い顔を赤くしていた。】

その記憶が私の頭の中に思い浮かんだ。

全員、メガネ…

【私はたくさんの実験台の中の一つに

ロボットメーカーが置かれていた場所に寝かされていた。

バーチャルメガネをかけられ酸素カプセル内に私が入れられたまま

そのロボットメーカーに何かされていた。】

その記憶が私の頭の中に思い浮かんだ。

何かを作っているようだ。何を作っているのだろう?

【酸素カプセルをいじり、ロボットの足や胴体をくっつけたりしている。

出来上がったのは私が入っているカプセル付きの二足歩行のロボット】

その記憶が私の頭の中に思い浮かんだ。

今、偽物の私の姿に変身して話していたロボットだ。

【パソコンの中のイメージが私の脳にうつされた。

次にパソコン画面から文字が浮かんできた。

パソコンの中にはこう記されていた。

『カプセル付きのロボットはカプセルの中に入っている人間と同じ姿になる。

中にいる本人たちの意識はない。』

そして私が入っているカプセル付きのロボットは、

私、朝比奈海緒の姿に形を変えた。】

その記憶が私の頭の中に思い浮かんだ。

カプセル付きのロボットはそんな風に生まれたんだ…

【そのロボットはUSBを使い私の本当の元の世界へと戻ってきて

それからずっと今日ここまで偽物の私で一週間、月加に気づかれないように

過ごしていたようだ。でも、月加はずっと偽物の私に疑問を抱いていたからだ。

「お母さん?龍鬼のこと、心配じゃないの?まだ見つかってないんだよ?」

と何度も問いかける月加に私は、

「また龍鬼のこと?もうどうでも構わないわよ!」

「いつもこうなんだから!ああ呆れた。」

となんども答えていて、

私の世界2048年では、高校時代からネイルスクールや大人じゃなくても

医療免許が取れる制度や高校から二つに分かれたそのうち「個人コース」、

龍鬼がネットの友人から聞いたであろういじめ防止の仕方がなくなってしまい

様子がおかしくなってしまった。

まるで、本当の人間のように、違和感も何もなく

そのロボットは、愛、紗希、なゆと普通に会話をしていたのだ。】

その記憶が私の頭の中に思い浮かんだ。

こっこわ〜ロボット!

どうやら、四回目のもう1人の子供時代の私が

四回目の未来に連れて行かれたのは一年前からで

龍鬼や、異空間メガネを私がつけられていたのは一週間前の出来事だったようだ。

四回目の未来世界に人類滅亡を防いだ成功世界にいた私たちは

研究所で酸素カプセルに入れられたまま改造させられて

偽物にされていたんだ。

はっまた戻った。つっつまり〜私は…

私が異空間メガネで見ていた世界は

四回目の人類滅亡に近づいた未来世界で

西暦2023年の17歳の私として過ごしていたんだ。

それと…

今、私が生きている世界は沙由里が何度も過去に戻って未来を変えてきた…

人類滅亡を防いだ成功世界で

2048年、42歳の私、朝比奈海緒。

それと…

私たち、人間がしてきた【縛られた法則や格差】のせいで、

自ら人類がいなくなってしまった世界を沙由里は

何度も救おうとしてくれていたことは

この異空間メガネを外す前に、みた。

もう1人の私は西暦2023年の17歳の時に、四回目の未来世界にきて

過ごしていた。。

沙由里が体験した限りだと、もう1人の私は四回目の世界の住人ということになる。

四回目の西暦2023年の17歳のもう1人の私の世界が存在している

ということ

つまり、私は四回目の世界のもう1人の私としてこの異空間メガネで見ていたということ。

私が異空間メガネをかけて四回目の世界、

もう1人の子供時代の私として過ごしていた時、

私の世界では

一週間、そのロボットが偽物の私として龍鬼が行方不明になっているにも

かかわらず、月加と龍鬼の母として潜伏していたんだ。

ということは…この異空間メガネを外しても四回目のもう1人の私…

もう1人の海緒は存在している。

四回目のもう1人の私や他のみんなに成功世界に繋げるため説得しないと

【縛られた法則や格差】をやめるように言わないと

過去を変えないとこっちの今生きている私の世界が消えてしまうということ

生きやすい未来が消えてしまう。

というか、

私が四回目の世界で何度か謎の声が聞こえてきて

元の世界の私、本当の私のの記憶が戻って、

給食室の中の冷凍冷蔵庫の中にある小さな通路を通って研究所が見え、

その奥に手錠をかけられた沙由里がいたあの記憶

「みんなを処分しないで…」

って言葉は、

沙由里が未来を何度もやり直していることを思い出していたんだ。

記憶のデータは故障しているけれど壊れていない。

他のみんなは処分…されていたりしていたけれど

四回目のもう1人の子供時代の私、岩下虎徹、園田真紀、園田あきのり

家族が黒服の先生たちに処分されなかったのは、沙由里が

処分しないでと止めてくれていたからなんだ。

カプセル付きの二足歩行のロボット、偽物の私の前で手を後ろにし

手錠をかけられ捕まっている月加がこう言った。

「そこの二足歩行のロボットが1週間、偽物のお母さんだと、

やっとわかった!

行方不明の龍鬼を放っておくような発言をして私、怖かった。

お母さんが見捨てるんじゃないかって

だって龍鬼は!」

「龍鬼は私の大事な弟なんだから!!!!!」

するとカプセル付きの二足歩行のロボットは

『ははははははっ大事な弟ねぇ?

そんなの忘れちゃえばいいのに!!』

月加の方を見て『ちっ!』と舌打ちし、

『おまえはこの世界だと大学生か。本当は月加も連れて行きたかったのに、

沙由里と先生はこの時期に連れてきた。

向こうのパラレル世界に入れるのは小学生から高校生まで』

ちょっと待ってこのロボット月加も連れてこようとしてたの?

(この時期というのは沙由里がきたのは月加が大学生で中学3年生の龍鬼、

という時期。)

ってことは月加は行くことはできなかった。

「残念だったわね。月加は連れて行けなくて!」

と私は言う。

するとカプセル付きの二足歩行ロボットは、

『ふっ!まぁいいわ!』

と笑う。

廊下側からある人物が現れた、

私の夫!博!

でも…様子がおかしい、

私がバーチャルメガネをかけて、

4回目の世界もう1人の自分、海緒だった時の記憶であった元の世界、

愛と紗希、みたく、機械が壊れた身体がアンドロイドのようになっていた。

うっ嘘!?

こっちは本当の私の世界でしょ?

私の旦那もロボットになっているなんて‼︎

成功世界、この世界も乗っ取られている?

黒服の先生…ロボットたちは本当に全世界を乗っ取ろうとしているのか。

そして突然、旦那、博はこんなことを言い出した。

「龍鬼なんて子、最初からいなかったって思えばいいんだよ。」

あっこっちは普通だ!でも、龍鬼が、いない?

「あなた何を言っているの?そんなわけないじゃない!」

カプセル付きの二足歩行のロボットは

こう言ってきた。

『ねぇ、お母さんは子供のこと、好き?』

好きだよ!私、子供のこと!

廊下側にいた機械が壊れた身体がアンドロイドのようになっていた旦那博は

月加の方へ向かい

月加の耳に近ずき、

「弟、なんて忘れちゃえばいいのに、」

月加は、大きな声で旦那博に、

「はぁ?そんなわけないから!大事な弟!大切な家族だもん!

というか、お父さん!戻って来てよ!

ロボットに乗っ取ろられちゃダメ!」

カプセル付きの二足歩行のロボットは元の体勢に戻りまた私の方へ向き、

『ちっ月加、うるさい!

あなたの子供、龍鬼、』

と言い今度は月加の方へ向き、

『あなたの弟、龍鬼は、最初からいなかったって思えばいいのよ!

そうだなぁ遊び?ゲーム?ゲームだったの。

子育て、放置プレイゲーム  ふふっ

だってご近所さんたちの言うとおり、「放任主義」なんでしょ?

あなたの親友、愛と紗希もそう思っているかもしれないわよ。

子供なんて放っておけばいいじゃない。』

カプセル付きの二足歩行のロボットは私がつけていた異空間メガネを

取り出し、私達に見せ、乱暴にユラユラと揺らしている。

そんな…私が見てきた世界は…全てゲーム?

私の子供、弟の龍鬼はいなかったと言いたいの?

ご近所さんたちの言うとおり、「放任主義」なんでしょ?

親友、なゆ、愛と紗希もそう思っている?

次は廊下から身体が機械になっていて壊れたロボットの

愛と紗希、なゆが現れ、3人は一斉にこんなことを口にした。

愛と紗希も!?

「「放任主義放任主義放任主義放任主義放任主義

放任主義放任主義放任主義!!!!」」

そっそんなわけ…私は大きく息を吸い、

「そんなことない!!!

私の旦那と親友を乗っ取らないで!返して!

それから自分の子供を!…

お腹を痛めて産んだ、大切な…

自分の子供を…いなかったことにはできない!

確かに、月加と龍鬼が不登校になっても!

周りから放任主義だの放置プレイゲームだのいわれても

子供を伸び伸びとさせてあげたい

けれどそれは…【色々たくさん経験させてあげたいから‼︎】

それが私のやり方だから…

でもね、ゲーム、放置プレイなんか思っちゃいない!

月加や龍鬼、彼らを思い真剣に考えてからの決断、やり方なんだから。

それに月加のしたいホワイトハッカー!

龍鬼はまだ、考えているみたいだけど、

あんな閉じ込められた、縛られた世界で、

ついていけないなら容赦なく殺す!とか、

たくさんの子供の人生…やりたいことやしたいこと、生きる場所を奪って

そんな場所!変わればいい!これから私達人間で!

龍鬼も助けて

四回目の未来世界に行って変わることが怖いと思っている、

私が見てきた4回目の世界にいる

もう1人の私も救う!!」

でも、どうやって…とっとにかく!

高校から、ホワイトハッカーや、医師の免許が取れる世界、など自由な

生きやすいこの世界を思い出す。

こんなに人生したいことや輝ける場所…未来はもっと豊かになる

だから自分らしく生きろって伝えなくちゃ

私のひいひいおじいちゃん、幸に!

AI沙由里が渡り歩いてきた未来世界、四回目にいる戦後から2023年の子供達を

説得して私たちの世界、人類が救われる世界に繋げるように

4回目の戦後にいる人たちを説得すること。

つまり、幸くんが、戦後の人たちに論文を広めるということ

人類を守ることを成功させるように!生きやすい未来に変わるために!

「この世界は乗っ取らせない‼︎」

と私は叫ぶ。

バキュンとその時、銃声が聞こえた。

銃弾はまっすぐにカプセル付きのロボットに命中をした。

銃弾は一発だけではない。二発、三発と数発ほど打つ。

カプセル付きのロボットはゆらゆらと揺れながら腕、足、頭にあたり、

最後は胸のカプセルにあたり、倒れた。

機械が壊れた身体がアンドロイドのようになっていたロボットが壊れたので

キョロキョロとあたりを見渡す。

廊下側から出てきたのは…

くるりんぱっと左右横の髪を後ろにしてミディアムヘアにしている女の子…

この人…このロボットって…Ai相園沙由里?

沙由里が銃を持って現れたのだ。

そう思ったら、

「あー、あー突入します。」

「あちょーわちゃー!」

「や〜」

「てリャ〜」

と大きな声でそう言い玄関から物凄い勢いである人物が走ってきて、

旦那の博、愛と紗希を押し倒した。

すると、旦那の博、愛と紗希は青白い光を浴びて消えてしまった。

私と月加はある人物を見て、驚いた。そこには…私の世界の…

「お母さん、お父さん、おばあちゃん、おじいちゃん!!!!?」

すると彼らは立ち上がりポーズを決める。

(海緒目線、お父さん、お母さん、おじいちゃん、おばぁちゃん

月加、の時は(月加目線)

海緒 お母さん  おじいちゃん、おばあちゃん  

ひいおじいちゃん、ひいおばぁちゃん)

海緒目線

お父さんこと、岩下虎徹は、  

下着とズボンを着た姿で頭の頂点がちょこっとはげている

右手を前に伸ばし、手のひらを私達に見せるように

手をまっすぐに広げ、左手は上にあげて拳をつくり、

左足をぐらついているが曲げて、右足はまっすぐ伸ばし、

アチョーポーズをしている。

(子供月加目線おじいちゃん)

お母さんこと、岩下真紀

ショートの髪をしてメガネをかけてあんまり変わらないが、

かわいらしい真っ白な髪、白いシャツと黒服のズボンを履いて

どこから持ってきたのやらおもちゃ用のトランシーバーを持ってきて、

「あー、あー相園沙由里さんと我がかわいいかわいいデリシャスな

孫の月加さん、の作戦通り待機してました。」

あっそのおもちゃのトランシーバー?龍鬼が小さい頃に遊んでいたやつだ。

(子供月加目線おばあちゃん)

おじいちゃんこと、園田あきのりは

上にはデニム、シャツ、ロングコート、蝶ネクタイ、下はズボンの服を着ている

紗希を押し倒したのでごろんと寝転んでいる。

(子供月加目線ひいおじいちゃん)

おばあちゃんこと、園田沙由里はレディストップスの洋服とズボンを履いて

愛を押し倒していたので四つん這いのポーズをしていた。

(子供月加目線おばあちゃん)

「この子がもう一人の沙由里、私?」

と海緒目線おばあちゃん(園田沙由里)は

銃をもった沙由里に言った。

私のか、家族!みんな?

というかロボットにのっとられた…

愛!紗希!なゆ!博! お母さんたちが倒したから…

消えちゃったよ!

そんな!

「どうしよう、どうしよう!」

と私が不安になってそう言っていると、

は私の子供の月加も助けてくれて、

真紀…私のお母さん!

リビングの中にある一本の柱に私がかけられた手錠を解いてくれた。

あっこっちの世界に戻ってきたんだからお母さん、

四回目の世界で園田真紀として関わっていたから…真紀って呼んじゃう…

今は岩下虎徹と結婚して岩下真紀だけどね  (海緒目線)お母さんは…

って!それより…

「どうしよう!博が!なゆが!愛と紗希が!」

私がそう言うと

月加はパソコン二台を机に置き、こう言った。

「見て見て?お母さん、これ?私が作ったの!

今、みんなは身体ごとこっちにいるんだ。

それに博やみんなも無事だよ!」

えっ無事なの?というかかっ身体ごと?

そこには画面の中に広がる仮想世界が広がっていた。

その中にはたくさんの人々が集まっていた。

今は音声が入っていないのか?

なに、何?これ、月加が作ったの?

四回目の未来世界にある高原博士が作った学校が映っている一つ目の

Tと書いているパソコンと

月加が作った仮想世界にいるたくさんの人々と画面共有

をしているRと書いている二つ目のパソコンを

私に見せてきた。

Rと書いている二台目のパソコンには…

えっ?麗華?薫?

そこには

私が異空間メガネをつけられていた時

私と4回目にいるもう1人の子供時代の私が繋がっていた時、

4回目にいるもう1人の子供時代の(海緒目線)お母さん、真紀を

救うために子供の龍鬼と行動していた時に四回目の真紀と一回は和解したが

ロボットに襲われそうになり月加の遠隔操作であろう猫ロボットと出会い

学校の地下の給食室にまで処分用ロボットたちから逃げ、

給食室で月加と四回目にいるもう1人の私が倒れてしまい

元の世界にいた本当の私の記憶を取り戻した時に、

普通教室の地下にある給食室の冷凍冷蔵庫の小さな通路をくぐった場所にあった

研究所で酸素カプセルに閉じ込められていた 

4回目の世界にいた悩みを持っていた戦後から2023年の子供たちと

そっくり瓜二つの成功世界にいた人たちだった。

今は月加の「R」と書かれているパソコンの中の仮想世界にいた。

えっ?みんな助かったんだ〜

博やなゆ、愛と紗希はRのと書いてある二台目のパソコンの中で眠っていた。

その時、月加が言った。

「どうやらカプセル付きのロボットは偽物の人物を作ることが

できるみたいだね?」

あっそっそうなんだ〜よかったぁ

おばあちゃん園田沙由里は、一つの目Tと書いてあるパソコン

二つ目のRと書いてあるパソコンの隣で

机に座り何かをしている。何しているんだろう。

私はおばあちゃんの方へ向かい何をしているのかのぞいてみた。

おばあちゃんは自作の小説、漫画、音楽の楽譜、絵、タロットカード

編み途中の調理器具に似た手芸作品をドスドスと机に乗せる。

おばあちゃん、今、世界が大変なことになっていること、わかってる?

小説家、漫画家、音楽家、画家、占い師、手芸もやっていて

スーパー大活躍中のおばあちゃん!

園田沙由里!

沙由里が何度も過去を繰り返した中で三回目の19 年

ではゆりこは子供を産むことができて陸上部に所属していたけれど、

四回目の19 年でAI相園沙由里に殺されてしまったんだよね…

でも、この人類滅亡に近づきそうになるけれど成功した5回目で

園田沙由里おばあちゃんはすくすくと育った。

けれど私のおばあちゃんってちょっと、独特なんだよね…

私はおばあちゃんの見ている持ちものを見ているとと沙由里が声をかけてきた。

「本当にすごいよね?あなたの家族。」

私はとっさに声の主をみた。

相園沙由里?  ってそうだ!

「どうしてあのAi沙由里がここに?」

と私が答えると

「ごめんなさい!」

と沙由里は突然、謝ってきた。

そのあと…沙由里は話した。

「ってこっちの成功世界に話しても、自分の罪が消えるわけじゃない…

人を1人○してしまったわけだし… いじめとか…

自分で未来をやり直すために何度も過去に戻ったのに…

今はこの世界も、ロボットに乗っとられようとしている…

私がUSBを一つ…持ってかれたから…」

私は慌てて

「んーん、それなら私も4回目にいるもう1人の私が傷つけてごめん!

沙由里…

あなたは何回も世界や家族を救おうとしてくれていたんだよね?

ありがとう!」

とそう言った。

というか、沙由里…に異空間メガネをつけられて、

四回目にいるもう1人の子供時代の私と繋がっていた時、

こっちの元の世界に戻ってくる前に見た…

「というか沙由里…これまで…

何度も過去に戻って未来をやり直していたこれまでの記憶データ…」

私は口を開くと

「それは、わしが直したんじゃ」

と急に片手を腰に置き話し始めたのは、あきのりおじいちゃん?

確かおじいちゃんはロボット開発部だよね?

「直したって?おじいちゃんたちはいつ沙由里と出会ったの?」

と私は沙由里、月加たちに聞いた。

するとおじいちゃんは説明しだした。

「いや、う〜んちっと長くなるが…

龍鬼の行方不明になっていて〜

わしらも海緒と同じように、

あの地下室で改造され、カプセル付きロボットにされて

この世界で偽物として様子がおかしくなってしまったんだ。」

とあきのりおじいちゃんはそう言った。

えっ、おじいちゃんたちも同じように?

「沙由里と月加がカプセル付きのロボから助けてもらったんじゃ。

わしや海緒の家族以外みんなは月加が作ったRパソコンの中に

身体ごと入っておる。

最初は壊れそうな沙由里やロボットを見て驚いたんじゃがなぁ?

沙由里が何度も過去に戻って未来をやり直している。

この世の中を生きやすくしようとしてると…

それを聞いた時は驚いた。ありがとよ。

助けてもらったお礼にわしは沙由里の身体を直したんじゃ。」

とおじいちゃんは言った。

すると月加と沙由里は私とおじいちゃんの方へ振り向き、ニコッと笑った。

「もう、学校の中、地下の研究所でカプセル付きのロボットに改造されそう

になっている人たちはいないねぇ?」

と沙由里が言い

「うん、全員救出成功だね?」

「t」と書かれているパソコン画面の中にある四回目の世界で

四回目の高原博士がつくった学校の地下室を見てそう言った。

「t」と書かれているパソコン!研究所がばっちり映っている!

というか…

「沙由里と月加?すごく仲良くなっているけれど…

いつ出会ったの?救出って?というか、

どうしてパソコン画面の中に、四回目の世界にある高原博士の学校が?」

と私が聞くと…

「まぁまぁ待って!マミィ〜まずは〜う〜ん?」

と月加は困った顔をしてそう言った。

「最初から話した方がいいかも〜」

と沙由里が月加にそう言った。

月加はあっと何かを思い出すような顔をしたかと思えば、こう言った。

「まず、パソコン画面に映っていることだけど…

それわね?自分の部屋にUSBが現れたからなの!

最初は部屋に誰かが入ってきたんじゃないのか?とか怖かったけど…

…おもいっきってパソコンの差し込み口にはめてみたら

わかったんだ…龍鬼の居場所が…それが

今はもう本当の真実がわかったけれど…どうしてわかったかは後で話すけれど

四回目にいる高原博士が作った学校だったんだ。」

部屋に突然、USBが現れるなんて…怖いね…よくはめたね?

「そこでやっと見つけたんだけど…龍鬼。

洗脳されている…様子がおかしくなっていたんだ。

勉強を徹夜して身体を悪くしてしまったり

いじめを見てみぬふりしていたり…なんだか龍鬼が龍鬼らしくなかったの!」

と月加は言った。

あっそういえば、龍鬼…私が異空間メガネをつけられて、

四回目にいる世界のもう1人の私と繋がっていた時に…

龍鬼と脱出決意をして…プールサイド…ゆりこを救った時に、

こんなことを言っていたっけ?

【「最初はこの世界に来たとき、俺も記憶がなかった。

学生だったが処分者はならずに済んだ…」】

月加は話しを続ける…

「何度呼んでも答えないから…心配だった。

そこで色々とあの世界のことを調べたの…

忘却空間の存在…それから周りの状況についても…

それで、現実的なことがわかったんだ。」

あっ現実的なこと!

私が異空間メガネをつけられて、

四回目にいる世界のもう1人の私と繋がっていた時に…

龍鬼がこっちの世界のこと話していた!

「こっちに来た記憶のきっかけで思い出すってわかって…

だからね?色々ためして…そこら辺のロボットで助けたんだ。

記憶を思い出させた。」

と月加は答えた。

そうだったんだ…

「その他にもね?色々とあの世界を歩いていたら…

お母さんの友達のなゆさんに会ったよ。

あっ四回目の世界にいるもう1人の子供時代のなゆさん」

と月加は言った。

なゆ…確か、異空間メガネを外してもらう前に、元の世界に戻ってくる前に

謎の声?が

【四回目の未来世界にいるもう1人のなゆは

1年間思い出している記憶を隠していましたが

四回目の未来世界にいるもう1人のあなたと出会う一週間前に

出会いました。】

って言っていたっけ?

「もう1人のなゆさんは一週間前に出会ってね?

たくさんの携帯を持っていて携帯で電波がない中、

アプリを作りたいなぁって思っていてたみたいだから手伝ったんだ。」

と月加は言った。

もう1人のなゆ…

もう1人の子供時代の私や龍鬼、みんなで使っていた脱却アプリ!

あのアプリをつくっている最中には、頑張ってここでテストとか授業…

とか成績最下位にならないように馴染んでいるふりをしていたって言っていたっけ?

「それと…

職員室の隣にあるロッカーに捕まっていた4回目の高原博士

の事を救出したよ?」

と月加は言った。

ロッカーに捕まっていた4回目の高原博士って…

私が元の世界に…異空間メガネが外される前にその4回目の高原博士の

記憶でみた…

「なんだっけ、幸くんって男の子のことを気にしていたみたいだよ?

幸くんってさ…」

と月加はそう言った。

あっ幸くん!幸くんってさ…

私のひいおじいちゃんじゃん!

「(子供月加目線) ひいひいおじいちゃんじゃん!」

と月加は言った。

そうだ…幸くん…ひいおじいちゃん 大丈夫かな?

向こうの4回目にいる世界で…

ロッカーの中にいる高原博士をロボットって

勘違いしているっけ?

幸くん、ひいおじいちゃんにも…本当のことを教えてあげなくちゃ…

「それと四回目にいるもう1人の子供時代のお母さんが最初に救った…

ゆりこのことだけど…彼女も職員室の隣に閉じ込められていたから助けたよ?」

と月加は言った。

沙由里に異空間メガネをつけられて、

四回目にいる世界のもう1人の私と繋がっていた時に…

周りに合わせるのがつらいと言って自殺しようとしていたゆりこ…

あの後確か…トイレに二足歩行のロボットが入ってきたんだよね…

ゆりこ、幸くんって、私のひいおじいちゃん…おばあちゃん…

私は2023年の頃を思い出した。

病室で寝たきりになってしまった2人のことを、今は2048年…

今はもう、私の世界、成功世界には2人はもうこの世にはいない。

幸くん、ひいおじいちゃんは、あの世界でみた通り、

発達障害という病を抱えていた。

ゆりこ、ひいおばあちゃんはひいおじいちゃんのことをよく、支えてくれていた。

ひいおじいちゃん、幸くんに言わないと…論文を届けるように…

未来では生きやすくなっている…だから、自分らしく生きてって、

というかー

「えらかったね〜月加!兄弟と協力して〜」

と私は言った。

「えへへぇえらい?」

と月加が言ったので

私は頭を撫でてあげた。

月加…この子は弟の龍鬼の前では姉だから…しっかりしているけど

だけど…私になると時々甘えてくるところは変わらないなぁ。

まぁ月加も…龍鬼の姉だけど…月加は小さい頃

おねえちゃんなんだから!」って言ったことがあるかもだけど…

自分の子供だもん!愛しているよ!

龍鬼も弟だけど…2人ともは大好きだよ!

「ってごめん!話変えちゃって!」

と私が言うと月加は

「いいよいいよまみ〜」

と言った。

「で、話しを戻すけど…

龍鬼ともう1人のお母さんの…脱出の手伝いと…

龍鬼とも…連絡をとれていたんだけど…

途中から通信が途切れて連絡ができなくなっちゃってさ?

龍鬼やもう1人の子供時代のお母さんを手助けしてあげていたんだ。

脱出のサポートをね?」

と月加は言った。

えっ、ああできないって龍鬼も言っていたよね?

というか月加?さっきまで私に甘えていたよね…

いきなりこの差は…お母さんちょっと寂しいなぁ?

「お母さん、沙由里と出会った時の事なんだけど…

私…遠隔操作で猫の姿となって、向こうの四回目の世界にいって

お母さんが繋がっていた…四回目の世界にいるもう一人の子供時代のお母さん

と会った時覚えてる?

もう一人の子供時代のお母さんが龍鬼と出会っていて…色々あって、

(子供、月加目線)四回目の世界にいるもう1人の(真紀)おばあちゃんを

助けに行こうとしていた時…」

と月加はそう言い私はコクンと頷いた。

月加は語り出した。

「あの時…給食室で倒れた時にねその時…

自分の部屋に謎のUSBを見つけたの

それをパソコンの差し込み口に差し込んだら

沙由里が、壊れた状態で画面から飛び出してきて!

沙由里に「本当のこと、世界のこと」を教えてもらったんだ。」

とっ飛び出してきた!怖っ

私は沙由里の方をとっさにみた。

沙由里は私を見てニコッと笑った。

月加は話し出す。

「私も驚いたけど…沙由里…頭や足を怪我していて…かなり大変そうだったから…

それで沙由里が持ってきてくれたUSBで、また通信ができるようになってね?」

と月加が言うと沙由里が

「うん!月加?私の話を信じてくれてありがと!

それとUSBは…こっちの10年後である成功世界から、USBがまた送られてきてね?」

と言った。

「それで向こうの四回目の世界に入ることができたんだけど

もう1人のなゆさんがあの脱却アプリで私を招待してくれたおかげで…

ほら?もう1人の子供時代のお母さんたちはさ、

移動用ロボットで真紀を救うために乗ったでしょ?

その時に龍鬼と再会できたんだ。」

と月加は言った。

ああ、また連絡…できたよね?感動の再会だね?

月加はこう言った。

「なゆや龍鬼と出会った後に…脱出のサポートをしつつ

博士…四回目の高原博士とゆりこと再会したんだ。

高原博士とゆりこは天井裏に隠れていたんだ。」

と言った。

「ゆりこに本当の世界のことを話した。

彼女は落ち込んでいたけど…

すぐにロボットスーツをきてもらって

もう1人の子供時代のお母さんと龍鬼の助けに向かわせたんだよ。」

と月加は言った。

「私はそのあと、沙由里が大人が変わってしまった真実を知っていると

言っていたから聞いたら…」

と月加が言うと、沙由里が、

「私、何度も過去に行き、生きやすい未来のためにやり直しているってことはみんな知っているでしょ?

その何度も過去に戻ったけど…やり直しても…みんなそれぞれ同じ人物が現れ、

やることが一緒なの!一回目、二回目、三回目、四回目…

みんなそっくりさんが出てくるの。」

と言った。

ああ、異空間メガネを外す前、元の世界に戻ってくる前に

沙由里の過去で私はみたな…

「四回目の世界にいる悩んでいた戦後から2023年の子供たちに似た

人物が、成功世界の私たちの世界で存在するから

今、その人物たちは

あの地下室の研究所で改造されカプセル付きロボットにされて性格を変えられている

というから、地下の研究所に行き、みんなを助けたの。」

と月加は言った。

「こっちの成功世界で、もう改造されてカプセル付きのロボットに

なっている人はいないか…

街をハッキングしてそれぞれ偽物を探し当てたんだ。」

そうなんだ…

「あとそうそう、お母さん!

沙由里はお母さんを気絶させたあと廃工場にいったって知っているよね?」

ああカプセルロボットが見せた記憶でそんなことを言っていたね??

そこにお母さんと同じようにカプセル付きのロボットになっている人達を

誘き寄せてみんなを元に戻したんだ。」

と月加は言った。

「ああそうそうお母さんだけ家に逃げ込んじゃって、そのあとは

お母さんが今、経験している通りのことが起きているよ?」

と月加は言った。

どうやら私はリビングで助けられたみたいだ。

月加がまたこう言った。

「四回目にいるもう1人の子供時代のおばあちゃん…真紀を救う時に、

私がハッキングして四回目にいるもう1人の子供時代のお母さん、龍鬼

四回目にいるもう1人の子供時代のゆりこひいひいおばあちゃん、

四回目にいるもう1人の子供時代のお母さんのお友達のなゆさん

に私がロボットスーツをみんなに着せて移動用ロボットをハッキングして

ロボットと戦ったこと覚えてる?」

うんうん。

「あの時…四回目の世界にある高原博士が作った学校で

特別教室棟二階を渡った時、もう1人のあきのりおじいちゃんや

四回目の世界から捕まって未来にきた学生のみんながいたよね?

説得して三階に渡ろうとした時に学生のみんなが倒れてしまった時を

覚えている?」

と月加は言ったので私は頷く。

「実はその時にみんなを助けたんだ!

あともう1人の真紀おばあちゃんも記憶のきっかけを取り戻した時に

助けていたんだよ?」

と月加は言った。

あっもしかしてあの時、

【【「「「「「「うっいっって!」」」」と声がして】

バタリ!と音がする。

学生さんたちの声が静かになった。

あれ?どうしたんだろう?

【私たちは後ろ窓へ行くすると

学生の人たちが次々と倒れていたのだ。

しかしみんな起き上がった。

何事もなかったかのように見つめる。】】

「みんな、カプセル付きのロボットを倒して、

バーチャルメガネも外れないから壊しちゃった!」

と月加はそう言うと

沙由里が来てこう言った。

「あのバーチャルメガネ〜外れなくなるなんて知らなかったよ。

だから、No.1の黒服先生たちも苦労していたんだね…」

そうなんだ。

「「あの時はごめんな?海緒?」」

えっあの時って?

急に、(海緒目線)お父さん(岩下虎徹)とおじいちゃん(園田あきのり)

は話し始めた。

お父さん(岩下虎徹)はこう言った。

「あの時、からかってすまなかったな。」

ん?からかって?もしかして…

私たちが異空間メガネをつけられていて、

四回目の…世界で私が処分ギリギリで悩んでいて、

まだ子供の龍鬼と会っていないときに、

私はその時を思い出していた。

【最初の

「おい岩下〜お前またギリギリラインじゃんちゃんと勉強してるのかよ?」

「新記録達成じゃん〜」

「こいついつか処分来そう〜」】

からかってきた男の子…岩下虎徹、私のお父さんだったんだ。

そして…

おじいちゃん(園田あきのり)はこう言った。

「ありゃぁはずかしいとこ見られたのう。」

うーんもしかして?

私たちが異空間メガネをつけられていて、

四回目の…世界で私が処分間際で

四回目の世界のもう1人の子供時代の私が移動用ロボットに乗ろうとした時に、

【私はドアの前で目の前の生徒に蹴られた。

「いいよ〜戻ってきて〜」

そう言うと男の子は席の方に戻っていった。

麗華は男の子に対して

「言うこと聞いてくれたし今日寝場所与えてあげる〜」

「よかったね〜居場所ができて〜。」】

私はそのことを思い出した。

居場所の確保のために、一生懸命だった男の子…

それに四回目のもう1人の子供時代の真紀を救おうとしていた時に、

【「今、大丈夫って言ったか?」

と陰キャそうなメガネの男の子…園田あきのりくんは言った。

園田あきのりは私を睨みつけると

メガネを取り外し前髪をかきあげる。

えっえ〜いきなりどうしたの?

周りの人、ヤンキーっぽい人はその男性に驚きざわついていた。

「おい!テメェらに言いてえことがある。

おまえら逃げてんじゃねぇよ。

何反発してんだよ。外に出たって意味ねぇだろ。

こっちは俺たちは処分間際だろうが底辺だろうがいじめられるだろうが

我慢してんだよ。

テメェらだけで抜け駆けしてんじゃねぇぞ。」

とあきのりくんは大きな声で言った。】

私はそのことを思い出した。

園田あきのり、私のおじいちゃんだったんだ。

おじいちゃんはこう言った。

「ありゃ〜孫にバレてしまったなぁ!

わしは1980年代の中学の頃はヤンキー少年だったんじゃ!

だけど…高校に入って…成績がやばかったり強いやつにボコられて…

まぁ今は親友なのじゃが…遠くに引っ越しちゃって

普通の男の子になろうと思ったんじゃが…インキャになってしまったんじゃ

まさか四回目の世界にいるわしも同じだとわ〜」

とあきのりおじいちゃんははそう言った。

えっえ〜おじいちゃんにそんな秘密が…

父さん(岩下虎徹)はこう言った。

「自分の娘をいじめていたとか恥ずかしいわぁ〜」

私は両手を振り、こう言った。

「いいよ!いいよ!四回目の世界にいる私たちがしていたんでしょ?」

私の海緒視点お母さん(岩下真紀)が話しかけてきた。

「ねぇ海緒?もう1人のお母さん…私ってこんなに悩みを抱えていたんだなぁって

私、今生きている世界に感謝だよ。だって

今は孫、月加ちゃんのハッキング大学や高校時代には大人向けの医師免許ができるし、

私も海緒と同じように何度か、謎の声がしていたり

元の世界の本当の自分に戻ったりしていたよ。」

えっ?お母さんも!

「もしかして謎の声が聞こえたタイミングで…こっちにいた記憶が戻っていた?何度か?」

と私は問うとお母さん(真紀)は

「うん。最初の方だけど…学校の上にたくさんの人だかりがいたよね?」

と言う。

最初の方?

ああ、四回目の未来世界でロボットに乗っ取られた高原博士の学校で、

もう1人の私が私の子供龍鬼と会ってあの学校の違和感に気づいた時?

あの時か…

【もう1人の私が頭が痛くなっちゃって目を瞑ったらここの世界の記憶私になっていて

龍鬼ともう1人の私が時間が止まっていて

龍鬼ともう1人の私から離れていく。

えっあれ、待って、そんな、

これ最初ここにきて月加とあの妖精を見たあとに

その時に私の身体が勝手に月加か離れてしまった時みたいに

「りゅうきー、もう1人の私ー」

と私は言い、龍鬼には聞こえないので、

階段の中、私だけの声が響いた。

私は特別教室棟の職員室に近い1階の階段から

2階、3階と上り屋上のプールサイドを渡り

気がつけばもう学校を上から見下ろしていた。

えっどうしてまた最初の地点に、もしかして?帰れるの?

25室の三階建ての普通教室棟が大きく見えきた。

外に繋がる広い渡り廊下、体育館、

4階建ての大きな特別教室棟、

一階のその廊下側から職員室が移り

教科準備室なのか。小さなお部屋

その隣は保健室、続いて家庭科室

二階は理科室、美術室、技術室

三階はとっても広い図書室、放送室

四階は生徒会室、音楽室、茶道室、そして屋上に行ける階段

学校全ての景色が見えた。

あれっ?なんか、この世界の学校最初に見た時より真っ暗じゃない?

ひょっとして上に誰かいるのかな?

私はあたりを見回し上を見た。

「ぎゃーーーなっ何、この人だかり!」

と私は思わず叫んだ。

そこにはたくさんの人々が、私の上にいて浮かんでおり、

みんなそれぞれ、とバーチャルメガネをかけていた。

私の身体が動く。どうやら、私もその人だかりに入っていくようだ。

その人だかりには私がこの世界にきて最初に知った人たちの姿が見えた。

謎の声が聞こえて月加と龍鬼が子供だったことや

外界の記憶が消えてしまった時、

この世界の今、三階の天井裏にいる子供姿になっているもう1人の私の記憶で

3日まえに仲良くなった麗華と薫がいた。

しかし、みんなは私に気づかなくボーっと浮き上がったままだった。

みんなはバーチャルメガネをつけていただけだった。】

そのことを私が思い出すと、真紀はこう言った。

「あの場所…私も体験していたんだよね。」

そっか〜真紀も体験していたのか〜

「時々謎の声が聞こえたタイミングでこっちにいた記憶が戻っていた

時に時間が止まって見えたり、もう1人の子供時代の海緒と離れて

幽体離脱してるみたいになんにも話せたり触れられなくなったりした時に大人姿に戻って色々と身体が勝手に動いたりしていたよね」

と真紀が言っている

「あっ謎の声も聞こえたよね?」

と私が言うと

「ああ、あったよね〜」

と真紀お母さんは言った。

「どうしてなんだろうね?    

渡ってきた未来の中研究所から降ってきた手紙では、

バーチャルメガネをつけて経験させると言っていたけれど…」

と沙由里が言った。

そっかぁ沙由里もこのメガネのことあんまり詳しくは知らないか。

そういえば異空間メガネを外される前に見た沙由里の過去の記憶で

USBに何か、紙が貼られていたなぁ?

私は月加の「t」と書かれているパソコンの差し込み口にあるUSBを見る。

そこには記憶の中と同じように電話番号らしきものがUSBに貼られていた。

おそらくこの私たちの世界の10年後である未来の

人類滅亡を防いだ成功世界からこのUSBが…また送られてきたんだ。

どうやらパソコン画面に四回目の世界にある高原博士が作った学校が映っているのはこのUSBのおかげのようだ。

私は気になることを質問した。

「ねっねぇ?沙由里?このUSBについている電話番号って?」

すると沙由里はキョトンとして私を見て言った。

「で、電話番号?これって何かの暗号なんじゃ?

電話番号ならこういうのだけど、もしかして、世界が違うからなのかな?」

USBには〇〇◯ー〇〇◯◯ー〇〇◯と書かれていた。

あきらかに電話番号だった。

でも、沙由里が私に見せたのは、こんな電話番号だった。

xー5170081

えっこっちのほうが暗号っぽいよ?パスワードみたいだ。

もしかして未来が違うからかな?

電話かけたら出るかな?

USBについている電話番号…

もしかして…この成功世界にいる沙由里に手紙やUSBを送ってくれていた人に

繋がるかも?

私と沙由里はディスプレイ式の携帯電話でリビングを出て電話をかける。

しかし、電話は誰も出なかった。

私と沙由里はまた一回リビングに戻ろうと足を動かす。

しかし、私の手にある感触がした。

振り返ると沙由里が私の手を握っていた。

そして、沙由里はこう言った。

「ごめんね?あなたの子供…龍鬼を向こうの世界に連れて行ってしまって?」

私は振り返りこう言った。

「んーん、こんな事件になって、こんな経験をして

私は色々考えさせられたと思うよ?

(海緒視点)(真紀)お母さんが言っていたように、

今の生きやすいこの世界、感謝だよ?

未来はもっと幸せ!だから自分らしく生きていこう!」

でも、四回目にいる私たちはどうなんだろう?

 

変わることを恐れている四回目の世界にいるもう1人の私は…

「あっそうそう!海緒!あのね?

ってあれ?

「月加?二つ目のRと書いているパソコン画面の中にいるみんなが声を出しているよ?」

向こうの仮想世界にいる

パソコン画面のみんなは右上のマイクのマークを押す。

すると声が出てきた。

「あっあー聞こえるかな?」

と誰かがリビングにいる私たち、家族に向かって声を出した。

月加はパソコンに近ずけて声を出す。

「うっうん!聞こえてるよ?」

月加のパソコンの中から

「きゃぁ!わはは!」と声が聞こえてくる。

よく見ると5歳から10歳くらいの子供がいた。

「ああ龍鬼が行方不明になって他のみんながロボットになったり…

おかしくなっていた時の3日前にね大人から隠れていた小さな子供を

見つけたからパソコンの画面の中に入れて保護したんだ。

それじゃ〜私の弟、救出と世界を救う為にやっていくわよ!」

月加はそう言い、月加は「T」と書いてあるパソコンを触る。

「あっそれと、お母さん、

私と四回目にいるもう一人の子供時代のお母さんが大変な状況になった

時に私が開発したこの装置で助けてもらいたいの!」

そう言い月加は「T」と書いてあるパソコン画面を私に見せた。

するとその中は、

【四回目の世界2052年】と書かれており私が異空間メガネをつけられて

四回目の世界にいるもう1人の子供時代の私がいる、閉じ込められていた

高原博士が作った学校が出てきた。

月加はその中で適当に二階の廊下の上をタップした。

すると   天井裏が写った。

そしてパソコン画面の下には、装備、右上は、技設定の文字が

書かれていた。

なっ何これ?ゲームみたいだよね?すごい!

すると月加はそう言い

「実は私、四回目の世界2052年にいるもう1人のお母さん達が

閉じ込められていたところを高原博士がつくっていた学校の世界をゲームみたいに

アレンジをしたんだ。」

私は装備を選択するともう一人の私が来ていたロボットスーツ、

異世界の魔女スーツ、そして、魔法少女の服と小さい頃に龍鬼が見ていた

仮面ジャーの服だった。

すごい!これで、

沙由里にバーチャルメガネでかけられてもう一人の私で生きていた私と龍鬼の

脱出を手伝っていたんだ。

【そういえば四回目の未来世界のもう1人の子供時代のなゆは

月加が四回目の未来世界のことを知って色々ハッキングしてUSBを見つけて

四回目の未来世界にパソコンで入れるようになった時に仲良くなったって謎の声

が話していたっけ?】

そんなことを考えながら月加のパソコンの画面の中を見る。

あっあともう一つ、【緊急!】見つけたけれど、これって?

すると

「あー!あー!あー!、お母さん、それは、

もしもみんなで四回目の世界に…パソコンの中に、入ってしまった時、

こっちにいる、自分たち世界で攻撃とか、指示する人がいないじゃない?

それとみんなで入ってしまった時、

指示する人が何かあった時に押す装置だよ。」

緊急用?そこまで設置しているなんて!

何かあった時にどうなるの?!なんてことは〜考えないで。

これは何かな?攻撃?

押してみると

パソコンは真っ白な空間になった。

あれ?嘘!故障しちゃったの?

そう思ったら月加が

「自由に攻撃名を書いてね?」と

書かれていた。

すごい!じっ自由?どうしようかな?

ともかく、私は月加の方をみる。月加はパソコンの画面を見つめていた。

これで四回目の世界にいる龍鬼やもう1人の私を助けにい行けるね…

「海緒その手!!!!」

と突然沙由里が声を荒げた。

えっ何?どうしたの?沙由里?そんなに声を荒げて?

私の手?

なっなにこれ!

私の手がロボットみたいに機械に、

「お母さんも!服が!」

と私は心配するように言う。

「あっ!えっ嘘!私のシャツが、何…この機械!」

見るとお母さん(真紀)の胸のシャツや皮膚がなくなりロボットみたいに機械になっていた。

「きゃっ」

とおばあちゃん(園田沙由里以下「園田」)も声をあげると

右足に皮膚が溶けて機械に!

お父さん(岩下虎徹「以下虎徹」)は腰に!

おじいちゃん(園田あきのり「以下あきのり」)は首が機械に!

「「なっなんだこれは!」」

お父さん(岩下虎徹「以下虎徹」)と

おじいちゃん(園田あきのり「以下あきのり」)は慌てていた。

子供達は大泣きをしていた。

沙由里は、

「うっ嘘!たっ大変!この世界ももうすぐ乗っ取られようとしているわ。」

「「「「「「えっ!!!!!!!」」」」」」

みんなは一生に驚いた。

どっどうしよう。とっとにかく、四回目の未来世界にいるもう1人の子供の私と

もう1人の戦後から2023年の子供達になんとかして【縛られた法則や格差】

がなくなる未来に変えてもらわないと、

沙由里が送った論文を幸くんに気づいてもらって

未来を変えてもらわないと!

でも、どうやって説得できるかなぁ?

もう1人の子供時代の私みたいに元の時代に送ったったとしても

その世界は乗っ取られてしまっているし

絶望してしまったら状況が悪化しかねない。

どうしたらいいのだろう?

あっ月加が向かう場所は四回目の未来世界の高原博士のところだ。

進路相談所で待機している…高原博士…

四回目の高原博士!彼に聞けば何かわかるかも!

そういえば高原博士…

一回目、二回目、三回目の世界の高原博士は亡くなってしまっているんだよね〜

成功した私達の世界にはちゃんと自分は海緒。

もう1人の私も海緒、瓜二つ存在しているって

この世界の10年の未来から手紙がきていたんだってね?

手紙を送った主はどんな人なんだろう。

月加は焦ったような表情でポケットから、ある物を出した。

あっこれは!

【沙由里に異空間メガネをかけられて、四回目の世界にいる

もう1人の子供の私と繋がって、閉じ込められていて、龍鬼と脱出する時、

真紀やロボットや学生たちに襲われて逃げていた時に使っていた

天井をつたって渡ったり壁につたったりしていた時の腕輪だ!】

月加は

「みんなって海緒は知っているよね?

この腕輪は、天井、壁、あらゆる場所でつたって登ったりすることができる道具なの

もしも何かあったときはこれを使って?」

と言い今私の家にいる人数分にわたしてくれた。

月加はもう一つ思い出したのか。「R」と書かれているパソコンにいる

みんなに声をかけた。

「仮想世界にいるみんなも持って!

それとみんな、私ともう一人の学生のお母さんが大変な状況になった時に

私が開発した装置で助けてね?」

私は月加を見て頷いた。

私が異空間メガネをつけられて四回目のもう1人の自分と繋がっていた時に

色々と助けてくれた月加…

今度は私が!助けないと!

そして、月加はTと書いているパソコン画面の前に立つ。

私は月加や家族に向けてこう言った。

「月加!いってらっしゃい。お母さん達もあとからいくから絶対に

家族、みんなで帰ってこようね?」

月加は真剣な眼差しでパソコンの画面を見つめながら、

コクリと頷く。

そして月加はパソコンの中へ足をふみ入れた。


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