第38章 魔法少女と仮面ジャー!
はっ!ここは…天井が見える。
私は身体を起こす。そして、自分の身体の状態を確認するために自分の両手や
服などを見渡す。
よかった、ロボットになってない!設定した通り…
でも私、緊急用ボタンを押し忘れたよ!どうしよう!
というかみんなのこの姿は…
そっそれより、
ここは…学校の廊下だった。
龍鬼も…探さないと。
私はあたりを見回すと、月加は険しい顔して私の周りの一点を見ていた。
その一点を見ると、
あきのりおじいちゃんと園田沙由里おばあちゃんと
私の真紀お母さん、虎徹お父さんは、とAi沙由里は
廊下で教室側を頭にして、倒れていた。
「お母さん!お父さん!おばあちゃん!おじいちゃん!沙由里!大丈夫?
しっかりして?」
と私は倒れている家族に声をかけ、揺さぶる。
すると全員がパチリと目を覚ます。
「ん?ああ海緒?」「海緒ちゃん!」「海緒、」「海緒」
「よっよかったぁ!」
と月加は喜んでいた。
「おーい俺たちもいるぞ!」
と声が聞こえてきて振り向くと
カプセル付きのロボットから助けてもらい…
月加に保護され、Rという文字が書かれているパソコン画面の中
仮想世界にいた四回目の世界にいた悩んでる子供達とそっくりな人たちが
それぞれたくさん来ていて服が変わっっていた。
みんなそれぞれ、自分の手をみて見る。
手首には振りゴムの腕輪、可愛いらしいふわふわのスカートに袖、
ドレス、ピアスをつけ、
ふわふわの靴下を履いていた。
「「「「「こっこれ。魔法少女と仮面ジャーじゃん!
それに腕輪も持ってきてくれたんだ!」」」」」
と私以外みんなが一生に答えた。
すると月加が目を輝かせこう言った。
「これは〜今、2023年にやっているソラスカプリちゃんのキャラクターで
変身している衣装だよ!うっうちと家族が魔法少女に変身している!
嘘〜まじやばい!やった〜!」
と興奮していた。
その中には大人姿の博、愛、紗希、なゆもいた。
私たちはお互いに喜んだ。
「「「「「あっでも、海緒だけどうして騎士?」」」」」
私の方をみんなは見る。
そう、私は自分から騎士を選んだ。
「変わることが怖いと思っているもう1人の私が怖がらないように、
みんなのは、魔法少女に選べたけれど
時間がなくて…自分のは選べなかったから自分は騎士に…」
と私は言った。
私は、自分がロボットになる寸前に魔法少女を設定していたことを説明する。
お母さんは、水色、
もう一人の沙由里おばあちゃんと沙由里は、二人で赤、
月加は黄色のドレス
全身の姿が変形して身体が昆虫の外骨格のように硬くなり、
黒い仮面の目が出た…赤仮面ジャーのお父さん。
青仮面ジャーのおじいちゃん。
わぁ!
そういえば…仮面ジャーも…子供向けアニメでやっているよね?
仮面ジャーも見てみようかな?
お母さんとおばあちゃんは
「いいんじゃない?かわいいし、
小さい頃は誰でも魔法少女や不思議なものに憧れていたわよ。」
「おばあちゃんも若い頃に戻ったみたいで嬉しいわ!」
「仮面ジャーとか懐かしいなぁ」
とおじいちゃんとお父さんは話していた。
二人はいっせいに私の方に振り向き、
「海緒、ありがとな!」
とおじいちゃんとお父さんは言った。
でも、自分もロボットになって、みんな、意識がなくなったはずなのに、
無事だったのはなんでだろう?
「みんな、ポケットの中にあるスマホを出して?」
と月加はそう言う。
えっスマホ?
私はポケットの中を探るとスマホが見つかった。
「みんなが元の世界…成功世界からこっちの世界に来てしまった時
緊急用ボタンを押すとこっちの世界にいる
各メンバーにスマホが出てきてそのスマホに
攻撃の技を書き込むと自分で発動できたりすることができるの。」
と月加は言った。
ああ確か…元の世界で…昨日…Tと書いているパソコンで…
【あっあともう一つ、【緊急!】見つけたけれど、これって?
すると
「あー!あー!あー!、お母さん、それは、
もしもみんなで四回目の未来世界、パソコンの中に入ってしまった時、
こっちにいる、自分たち世界で攻撃とか、指示する人がいないじゃない?
それとみんなで入ってしまった時、
指示する人が何かあった時に押す装置だよ。」
緊急用?そこまで設置しているなんて!
何かあった時にどうなるの?!なんてことは〜考えないで。】
と私はその時のことを思い出す。
もしかして緊急用事にこうなるの?すごい!
スマホ画面の中には月加のパソコンで見たのと同じように、
画面の下には、装備、右上は、技設定の文字が
書かれていた。
そっか、ここに技設定に書けばいいんだね?
私たちみんなは、あたりを見回した。
ここは、四回目の世界、高原博士が作った学校の中だ。
今度は異空間メガネをつけられていない!
本当にその世界に入ったんだ…
ドンドンドンドン!
「開けてください!」「早く家に返して!」
と子供達の声がする。
沙由里が過去に何度も渡った中で四回目の世界にいた先生ロボットたち
によって人類滅亡寸前の未来世界にきてしまい
最下位になったら処分され最下位ギリギリだといじめられてしまうという
恐怖を味わっていたもう1人の子供時代の私たちが
高原博士の作った学校の中にある教室…トイレそれぞれ閉じ込められていた。
教室のドアを叩いているのはその子供達だ。
家に返してあげたいけど…あなたたちは四回目、未来はこの世界…人類滅亡寸前世界
元の時代に帰っても、みんな…ロボットに乗っ取られている…
彼らが傷つかないように…もう1人の子供時代の私みたいに
変わることを恐れないように…悩みが解けるように伝えるには
どうすればいいのかな?
それと統合計画についても…
その時、一緒に来た私の世界、成功世界で旦那博と友達愛、紗希、なゆが
こう言った。
「教室とかに閉じ込められているこの子供達は任せて!」
「海緒たちは幸くんやもう1人の自分の説得を!それと地下の研究所は…
全員説得してから魔法少女になってみんなで会おう!!」
「とりあえず俺たちそれぞれもう1人の自分を探し出して説得だ!
この世界の本当はなんなのか!伝えなきゃ!悩みを解かなきゃ!
高原博士が追加で作った学園ゲームクリアして魔法少女になるために!
それと統合計画のことも!」
そうね。みんなそれぞれもう1人の自分を探し出さなきゃ!。よし!
私達家族はもう1人の自分達を探す前に高原博士の救出と幸くんを見つけ出し
未来を変える説得だ。
そっちは任せたよ!博!愛、紗希、なゆ!
私たちは、廊下の中を走っていった。
「あっそうそう!もしかして海緒〜緊急用事のボタン押してくれたの?」
と月加は言った。
「えっ、私…押してないよ?ボタン
パソコン画面下の装備を使っただけだよ?」
と私は答えた。
「えっじゃぁ誰が…てっきり海緒かと…」
と月加は言った。
「はっそういえば!
ロボットになる前に誰かが入ってきたような…」
と私は言った。
「えっ?誰かって?こわっもしかして…ロボットかな?
でも私鍵を閉めたはず…」
と月加は言った。
「閉めたのに入られたの?別の乗っとられたロボットかな?」
と私は言った。
ロボット?だったら外で…パソコンが取られているかも?
そしたら…もう元の世界に帰れないかも…
あっでも、私…緊急用ボタン押していないのに誰かが押してくれたし…
いったい誰が?
まさか元の世界で私がロボットに乗っ取られる前に入ってきたのって?
世界がロボットに乗っとられてる中逃げてきた避難者…生き残りがいたり…
…だとしたら…
緊急用ボタン押してくれたのは…
「もしかして?月加の友達?」
と私が質問すると
「ううん 友達はみんな、もうロボットだから…」
そっか、
どうしようか?
緊急用ボタン押してくれて私たち助かっている…
ネットの詳しい人かな?とりあえず、人間が入ってきたんだ。
そこは安心かな?
その時私たちに反応したのか、私たちのいる廊下が赤く光り出した。
ヴーヴーという音が廊下に響き渡る。
青仮面ジャーのおじいちゃんが急に私たちに
「避けろーー!!!!!!!」
と大声で叫び出した。
えっえっあきのりおじいちゃん?
廊下の奥の壁からドドドッドーと処分用ロボットが私たちに迫ってきた。
すると青仮面ジャーのおじいちゃんは廊下の奥にある壁からやってきた
処分ロボットを見つめ、教室側に避ける。
「「「「「うっうわぁ!」」」」
私たちも一斉に避けた。しかし、
コケっと転んだのはおばあちゃん(園田沙由里)だった。
どっどうしよう!おばあちゃん!なんとかしないと!
すると、AIの沙由里が飛び出した。
あっあぶない!どっどうしよう!二人の沙由里が!
そうだ、スマホ!よし、これで、
そういえば…ソラスカプリちゃんの技って
テレビで見た…ああ炎技があった…
スマホ画面の中には今いる場所の学校が映し出されている、
その中で園田沙由里と相園沙由里を押し
右上の技設定を押すと真っ白な画面に切り替わった
そこから、指で、私はこの二人に技を与えた。
すると二人はお互いに手を繋ぎ向かってくる処分用ロボットに手の平を見せ、
「「炎よ。悪い悪い暗闇の感情を明るく照らし焼き尽くせ!」」
そういうと、処分用ロボットの手のひらは火で包まれた。
しかし処分用ロボットの手首、腕は、止まらず、どんどんと伸びてくる。
「スーパードリルキーーーーーック」
という声がして
赤仮面ジャーのお父さんはそう叫んだ。
お父さんは足をまっすぐにすると大きなドリルの形になり手を後ろに回すとタイヤになり、
処分用ロボットの手首、腕を思いっきり壊して
廊下の奥側に向かい処分用ロボットをドッカンとぶっ壊した。
すっすごい、お父さんそして強い発想力!
廊下の奥側に向かった赤仮面ジャーのお父さんはドリルから人間に戻り、
遠くでニッと笑いピースをしていた。
ドシドシドシドシと二台の四足歩行と二足歩行のロボットがやってくる。
「あーお、おじいちゃんとお父さんはA組側に行くから、
お母さんたちはj組側に移動じゃ!全部ロボットを片付けてから
真ん中の階段で集合だ。」
とあきのりおじいちゃんは私達家族に指示を出す。
「「「「「「「わかった!!!!!!!」」」」」」
そう言い私、月加、沙由里、お母さん(岩下真紀)おばあちゃん(園田沙由里)
は一斉に答えた。
私は走りながら月加に言った。
「もう天井裏に隠れたりはしなくてすむんだ…」
「あそこは本当に狭そうだよね…お母さん?」
と月加は言った。
うん、本当に狭かった。強くて怖いものから攻撃されないように
必死で狭くて暗い場所に身を潜めていたから。
相園沙由里は、走りながらスマホを取り出し操作し、
四足歩行のロボットの前に立つ。
「炎よ。悪い悪い暗闇の感情を明るく照らし焼き尽くせ!」
また、炎!だね!
すると四足歩行のロボットはドッカンという音をたてて爆発と爆風が飛び
次から次に壁から現れるロボットを相園沙由里が出した炎は倒していった。
j組側の廊下には火が出た。
まっまずい
「水よ!浄化したまえ!」
と真紀が唱える。
ソラスカプリちゃん
真紀は青の衣装を来ているから…水!
するとたくさんの水がシャワーのように流れてきて、私たちはたくさん浴びる。
「きゃっ」
魔法少女の服はびしょ濡れになっていた。
私たちはおじいちゃんが言っていた通りに真ん中の階段へと走った。
その隙に、私は、スマホ画面の中にある下の装備と書かれている文字を押す。
装備の中を見ると、そこには【赤は炎、青は水、黄色は雷、ピンクは花】と
書かれていた。
全てソラスカプリちゃんの技名だった。
赤、炎は二人の沙由里、青、水はお母さん(園田真紀)黄色、雷は月加。
あれっ、花は主人公みたいだけど…植物ってなんだろう?
まだ出てない新キャラみたい…
気になる…こっちに変身してみようかな?
でも…もう一人の私に会うまではこの騎士姿でいようかな?
すると、おじいちゃんの声が聞こえた。
「どうじゃ!この爪攻撃!しゃしゃしゃしゃしゃしゃ!!!」
仮面ジャー青のあきのりおじいちゃんは、そう言うと
手から大きな爪を出し、二足歩行のロボットを押し倒し、引っ掻いてる。
しばらくして二足歩行のロボットは…真っ二つに壊れた。
でっでっかい爪!
そして私たちは、階段の真ん中に集合した。
ドゴーンと四足歩行のロボットが階段の下からあがってきた。
「うーん他のも試してみようかな?新キャラの緑を押してみよう」
おばあちゃん(園田沙由里)はそう言い
私と同じようにスマホの画面を見ていたのか変身し緑のドレスに変身した。
四足歩行のロボットの前におばあちゃん(園田沙由里)は立ちこう言った。
「植物よ。よしよし怖かったね。葉っぱの両手で包んであげて。」
するとたくさんの茎がおばあちゃんの手からぐんぐん伸び
たくさんの葉っぱが出てきて四足歩行のロボットにまとわりつく。
四足歩行のロボットにまとわりついたところに
おばあちゃんは四足歩行のロボットに近づき抱きつくと四足歩行歩行のロボットは
大きな音を立てて壊れた。
爆発で四足歩行のロボットが破壊されているにもかかわらずおばあちゃんは
抱きついたままだった。
えっおっおばあちゃん?爆発にあたっちゃうよ?
爆発の中おばあちゃんは植物の葉っぱにくるまっていながら、
私たちのところに戻ってきたのだ。
植物の葉っぱが頑丈みたいだ。
ふうよかった。
「神よ。怖いものを取り除け!」
月加はそう言い雷を壁から出てきた次のロボットに放つ。
そして真紀お母さんの水シャワープール!
私たちは服がびしょびしょになりながらも、まるで今までどろんこ遊びをしていたかのように、下にぴょんぴょんどんどんとおりて行く。
月加のスーツすごいこんな運動しても体力がある。
真っ白な空間ではなくなり未来がはっきりと見えている渡り廊下へと
私達家族は進む。
二足歩行のロボットが、また猛スピードで私たちに向かって走ってきた。
「スーパードリルキーーーーック」
とお父さんの声が聞こえてきて、
またお父さんは大きなドリルになり二足歩行のロボットは斬られ轢いていく。
この渡り廊下…急いで渡った方がいいよね…
私は、家族みんなに声をかける。
「みんな、急ごう? この渡り廊下を渡れば、特別教室棟、職員室だよ!」
家族みんなは一斉に頷き、私たちは特別技術棟の前にくる。
ここから先は職員室だ。でも先生に見つからないようにするには…
よし!腕輪の出番だね。
私たちは腕輪を装着し、
私、月加、沙由里、お父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃん
の順で並び中に入っていく。
私たちは今、天井に張り付いているけれど下?
ではなく上を見あげると
廊下には、たくさんの四足歩行のロボットや二足歩行のロボットが
それぞれあるき回っていた。
私たちがくるのを待っているのかな
おばあちゃん(園田沙由里)が口パクで、
「ど・う・す・る!?」
と訴えてきた。
どっどうするっていったって!
ん? あれは!
職員室の隣にはもう一つのドア
これ
ロボットに乗っとられるまえ…元の世界で月加のtと書かれているパソコンで
みたけど…ここに高原博士がいるんだよね?
廊下にいるロボットから隠れてどうやって助けるか…
とそんなことを考えているとおじいちゃんが、いつのまに技設定を書いていたのか、
手を挙げ、下にいる四足歩行のロボットを
ゴッゴーと手の平から炎を出し撃ち出した。
((((((おっおじいちゃん!!!!!!!)))))
月加目線(ひいじいちゃん!!)
お母さん(岩下真紀)は
「ちょっと、お父さん!!」
と一言声を出す。
四足歩行のロボット、二足歩行のロボットは天井に張り付いている私たちを
囲み出した。
どっどうしよう!
するとおじいちゃんは、
「こんな天井でコソコソと隠れてよったら今までと変わらない!
天井裏にいるのと同じじゃないか。
わしは、小さい頃に見ていた仮面ジャーだ。
無敵じゃ!必殺爪かき攻撃!」
おじいちゃんはそう言うとスマホをすばやく取り出し
技を書くと天井から降りて
手から大きな爪を出しシャシャシャと爪を引っ掻くようなポーズを取る。
すると二足歩行のロボット、四足歩行のロボットは
私たちから退く。
そうだ!今なら入れるんじゃ?
私は鎧で出来ている服から剣を取り出し、
天井から降りる。
そして職員室にあるドアを思いっきり剣を振りあげ
ドカン!とドアを叩き破った。
お母さん(岩下真紀)も天井から降り、スマホに技を書くと
「水よ、浄化したまえ!」
すると天井からたくさんの水が出てきた。
お父さん(岩下虎徹)も天井から降り、スマホに技を書くと
「ドリル車!」
そういうと
仮面ジャー赤のお父さんは足をまっすぐにすると
大きなドリルの形になり手を後ろに回すとタイヤになり、
私たちを守るお父さん、
おばあちゃん(園田沙由里)も天井から降り、
「植物よ、よしよし怖かったね!悪いものを両手で包んであげて!」
そういうとたくさんの茎がおばあちゃんの手からぐんぐん伸び
おばあちゃんは葉っぱにまとわりついた。
そして今度はたくさんの葉っぱが出てきて二足歩行と四足歩行のロボット
にまとわりつく。
二足歩行と四足歩行の2つのロボットとも動けない状態だ。
ぎゅっと二足歩行と四足歩行の2つのロボットに抱きついた!
植物の葉っぱの中で二つのロボットは
また爆発を起こした。
破壊していく二つのロボットに抱きついていたおばあちゃんは無事だった。
月加も、天井から降り、スマホに技を書くと
「神よこわいものを取り除け!」
と言い廊下の天井から雷がどんどん降ってきた
四足歩行や二足歩行のロボットに当てる。
相園沙由里は、天井から降り、スマホに技を書くと
「炎よ。悪い悪い暗闇の感情を明るく照らし焼き尽くせ!」
四足歩行と二足歩行のロボットは次々と爆発させてしまった。
「「「「「「海緒!ドアを!!」」」」」」
と家族が叫ぶ。
「うん!」
と頷き、私はもう一度剣を振りあげるとドアが倒れ、開けることができた。
やった!成功!
私たちはドアを入っていくと、ロッカーが見えた。ここを開ければいいんだね。
私は剣を振りあげドゴーンとロッカーを壊す。
高原博士が出てきた。
「ひっひい!」
と高原博士は怯えていた。
私は剣を持ち手錠を外す。
「ごめんなさい!高原博士ですよね?
この世界のもう一人の私を変わる過去の前の私を許してください!」
高原博士はもう一人の私という言葉に
察したのか。
コクっと頷いた。
隣の職員室からたくさんの足音が聞こえてきた。
うっうそ!どうしよう!もしかして先生たちかも?
すると沙由里も走ってやってきて
「博士!」
と言いやってきた。
沙由里は博士をおんぶする。
実はと事情を説明するがその時、
天井裏から何か音が聞こえてきた。
うっ嘘?誰かいるの!
私たちは天井裏を見つめていると天井裏からひょこっと出てきた。
り、龍鬼!?
「お母さん!月加!」
「とっとにかく!早くこっちに!」
と先生の足音が聞こえる中、龍鬼は手を伸ばす。
私は、龍鬼に手を伸ばすが、
先生たちが職員室から私たちのいる部屋に来る方が早かったため
ガチャッと入ってきたのは、水色の先生を縛りあげ中に入れる黒服の先生
だった。
天井裏にいる龍鬼はばれてしまった。