芸術大学、現役女子短大生の映画レビュー🍿
私はよく映画を見る。大学生になって都内のでかい映画館で見るのが楽しくてハマってしまった。
TOHOシネマズしか行かないので、シネマイレージカードで行った回数を見てみたら、1年で9回行っていた。普通よりちょっと多いのかな?
3月〜7月にかけて見た映画を4本紹介する。ネタバレ無しで書いた、はず。
部分的に酷評だけど大目にください。
1.変な家 2024年3月15日
動画クリエイター雨男がとある依頼者から引越し先予定の家の間取りについて相談を受ける。間取りに潜む奇妙な違和感を解決するため、設計士栗原と仮説を立て真実を解き明かす物語。みたいな感じ。
原作が好きだったので公開2日目に見に行った。話題作ということもあり、ほぼ満席だった。
本が原作映画に起こりやすいアレが無いといいけど、、、と思ったが嫌な予感は的中した。本はシリアスホラー?のように感じたが、映画はアクションに近くなっていた。若い層を狙っているから仕方ないのか、山場は本とは全く変わっていた。
2020年公開、映画「事故物件 恐い間取り」も同じことが起きていた。物語が進むほど、なんだこれ、と思う。ティーン向けのホラー小説原作の映画の末路を見た気がした。
映画をアトラクション感覚で楽しみたい人におすすめ。
2.トラペジウム 2024年5月10日公開
主人公、東ゆうがアイドルに憧れ、東西南北から女の子を一人ずつ集めアイドルグループを結成しようとする物語。
アニメーションで絵が可愛かったので見に行った。
正直、これもなんで?が多かった。突然、ヒステリック気味に怒って、その後のフォローが無かったり、、、取ってつけたように感動シーンになったり。やっぱり本から映画は作るのが大変なんだろうな、と思うことにした。
結局は、アイドルになったから終わりでは無く、アイドルを経ての主人公の人生を描かれた映画だった。映画は微妙だったけど、本は面白そうな感じはした。
3.関心領域 2023年12月15日公開
アウシュヴィッツ収容所と壁一つ隔てた隣に暮らす家族。穏やか暮らしの中で明らかになる収容所の実態とは。アメリカの映画。ナチス、ヒトラー政権時代の話。
これは大学の教授が紹介していたので見てみた。
グロい描写は一切無い。平穏に暮らす家族の風景の中でずっと銃声や叫び声が聞こえる。ただそれだけ。自分の関心する領域によって、物事の見方がいかに変わるかという作品だった。関心領域という題名のように作中は説明など一切無く、ヒトラー政権は若干の知識しか無かったのでポカーンと見ていた。映画館を出たあと、考察をいくつか読んで、やっと理解が出来た。歴史としても、この映画は忘れてはいけないと思った。
アカデミー賞で音響賞を受賞するほど音の表現が多く、音質も良かったので見れて良かった。
4.ルックバック 2024年6月28日公開
学生新聞に4コマ漫画を描く藤野と不登校の京本が漫画を通じて繋がる物語。
めちゃくちゃ面白かった。絵、演出ともに最高だった。
特にクラスの皆んなに絵が上手いとちやほやされていた藤野が京本の絵を見て愕然とするシーンが印象的だった。私も同じように小学生のころ絵を描いていた。その時は自分が一番上手いと思っていた。しかし他の同級生の子はもっと絵が上手くショックを受けた覚えがある。私はそこで諦めてしまったので、藤野が葛藤する姿に感動した。
どこかの記事にも描いていたが、本当にクリエイターの人には刺さる話だと思った。
今、一番おすすめしたい映画。
以上、映画レビューでした。7月はおもしろそうな映画がいくつか公開されるので楽しみ。
今気になっているのは、7/19公開「怪盗グルーのミニオン超変身」、「あのコはだあれ?」、7/26公開「劇場版モノノ怪 唐傘」かな。あとはちょくちょくレビュー調べて見に行きたい。
ここまで読んでいただきありがとうございました