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元旦競歩2025の振り返りと今年の決意

中長歩3年の石塚壮一朗です。

皆さんは年末年始は何をして過ごしましたか?
今年は奇跡の9連休ということで、どこかに旅行に行った人もいるでしょうか?それとも、家でゴロゴロもぐもぐ生活をしている人も多いでしょうか?

私は元旦競歩という大会に出場してきました。昨年までは家でゴロゴロもぐもぐ生活でしたが、今年は出場することができました。

今回のブログでは、元旦競歩の振り返りについて話してみたいと思います。
なお、元旦競歩の振り返りについては、私はまだまだ記録的にも競歩を語れるほどのレベルには達していないのですが、北海道という最北から参加したという視点も踏まえて、語ってみようと思います。

元旦競歩とは?

年末年始は、休みの人が多いと思いますが、陸上の世界では年末年始も休みが無く、大会が目白押しのようです。

・12月30日の富士山女子駅伝(静岡県)(日本学連主催)
・1月1日のニューイヤー駅伝(群馬県)(日本実業団陸上競技連合主催)
・1月2・3日の箱根駅伝(東京都~神奈川県)(関東学連主催)

ここら辺はテレビ中継もあるので知っている人が多いと思います。年末年始から頑張って走っている選手の姿を見て元気・勇気をもらいますよね。

で、元旦競歩は、その名の通り1月1日に東京都の神宮外苑で行われる競歩の大会です。ニューイヤー駅伝の裏で盛り上がっています。
1周1350mのコースを14周+1100mで20kmの周回コースになっています。
種目には、20kmWの他に、中学生による3kmW、高校生・大学生・社会人等による5kmW・10kmW等があります。

競歩のルールは、私が1番最初に書いたブログの、「歩いてみよう!競歩概論(2単位)」を参考にしてみてください。結構面白いですよ!

まずは東京へ

年末年始に道外に出かけるなんて、これまでの人生だと考えられなかったので、かなり入念に日程を組んでおきました。12/31に出発し、1/1に帰る、かなりのトンボ帰りの日程でした。

12月31日の北海道江別駅前 言うまでもなく雪

12月31日、クイズ正解は1年後を見てたら夜更かししちゃったけど7時間くらい寝て、朝は普通に起きて出発しました。北海道では、駅に入ってしまえば、その後は東京に着くまで外に出る必要はありません。実は12/31は、千歳周辺が吹雪の予報で、ある航空会社は、新千歳発羽田行を、18時くらいまですべて欠航にしました。

私は別の航空会社を予約していたので、ギリギリ欠航せずにすみました。多少雪は降っていましたが、風があまりなかったので無事に離陸しました。年末年始ですし、飛行機が欠航した瞬間、私はDNSになってしまいますからね。いや、ある意味DQか。改めて飛行機ってすごいですね。

12/31の葛西臨海公園 雪はもちろん無いし、なんかいつもより人が多い

東京に着くと、なんということでしょう、雪がありません。(ビフォーアフター的な)
暖かいですし、普通に冬は東京に住みたいと思ってしまいました。といったところで、実は小さいころは東京に住んでいました。特に葛西臨海公園にはお世話になったので、東京に行ったら必ず寄るようにしています。

あけましておめでとうございます。

ホテルでは結構ぐっすり眠れて、朝ごはんはいつもより少し多めに食べました。ホテルの朝ごはんにおせちがありました。本当はもっといろいろ食べたかったです。
さて、会場である神宮外苑に向かいました。冒頭の写真は、絵画館の写真です。初めて行ったのですが、美しいですね~。
快晴で、暖かく、気分が良かったです。

国立競技場って思ってた2.5倍くらい大きかった

アップ~スタート~ゴール

会場に着くと、お正月とは思えないほどピリピリした雰囲気で、なんか大量に競歩のアップをしている人がいました。普段の北海道の大会では、1~3人か、多い大会でも15人程度しか出場しないので、私としては異様な光景でした。スタートリストを見ると、90人くらいいるではないか。この時点で、わくわくが止まりませんでした。スタートの時、どういう雰囲気なのかな~とか。みんなスタートはどさくさに紛れて走るのかな~とか笑。

眠そうだけど緊張しているだけで元気です

1つ驚いたことがあって、それはゼッケンでした。普段は4か所を安全ピンで留めますが、今回は安全ピンではなく、裏からおさえることができる東京陸協のピン止めみたいなものでした。ユニフォームに穴を空けずに済みますし、画期的だと思いました。本州の人にとっては普通のことなのかもしれませんが。

Nが右にあれば1本取れたのに

アップについては、今回は先日買った新しいワイヤレスイヤホンを使って、いつもより高音質の気まぐれロマンティックを聞きながら、いつも通りの動きで行うことができました。私はいつの間にか、気まぐれロマンティックを聞くと競歩をやりたくなるという体になってしまったので、競技前は必ず聞くようにしています。

スタート時間の9:20になり、号砲が鳴りました。最初は皆さん飛ばしたので、私もついて行ってしまいました。すると、信濃町駅側のストレートが、すごい上り坂に感じるのです。嫌な予感がしたので少しペースを落としましたが、そこからは冷静なペースを刻んでいた選手らにどんどん抜かされていきました。
15km付近まではキロ5くらいで行けましたが、そこから脚が動かなくなり大失速をかまします。上り坂が地獄のように辛く、最後はキロ6も切れないペースになってしまい、最終的な記録は1時間46分39秒、総合61位でした。

反省点

今回、私はA~C目標を予め決めていました。
A目標は1時間40分、B目標は1時間45分、C目標は完歩でした。
C目標は達成となりましたが、15kmまではいい感じのペースで行けていた分、かなり悔しい結果となりました。後半の大失速の原因は、普段の速いペースでの20kmの練習不足や、エネルギー切れ、エネルギー源の切り替えなどが上手くできていなかったことが挙げられると思います。体調管理の面でも、1週間前にインフルAに罹るなど、万全とは言えなかったです。
来年は改善して、能美競歩の標準も切れたら良いです。

また、パドルは今回は1枚も出されませんでした。純粋に嬉しいですが、攻める力がまだ無いと思ったので、フォームを維持しながら、ストライド中心に、ピッチとストライドを強化していきたいです。

夏って言われてもばれないね

審判員の圧

私はこれまでにロードのレースや、10km以上のレース、30人以上のレースに出場したことがなく、初めてづくしでしたが、特に感じたこととしては、競歩審判員がずっと見てくると思いました。いや、当たり前なんですがね。他の選手を見ていると、少しでもフォームを審判の前で崩してしまうと、すぐにパドルを出し、すぐに警告がつくイメージでした。レース途中に何回も警告ボードを見ましたが、どんどん増えていきました。

普段からフォームを他の人に見てもらい、アドバイスをもらうことがどれだけ大切かが分かった気がします。

応援の温かさ

箱根駅伝では沿道の応援が凄まじいですが、元旦競歩も一般人による応援が結構多かった印象です。自分に対して掛けられていない声掛けであっても、何かしら声が聞こえると、嬉しくなりやる気がでます。

特に、毎周回のようにユニフォームを見て「北大頑張れ!!」と声を掛けてくれた方もいらっしゃいました。レース後に声を掛けてくれたOBの方もいましたし、そのほかにも競技の終わった選手や関東の高校生から、「北海道からわざわざ来てくれてありがとう」「北海道って雪凄いの?」って話しかけてくれた人もいました。私自身61位だし記録としても全然なのに、なんか有名人になった気分でした。年始からすごい嬉しかったですね~。来年も絶対に出ます笑。

1月1日の北海道江別 本当にさっきまで東京にいたのかが心配になった

帰路につく

疲労が凄かったですが、その日の内に帰り、江別に帰ってきたのは夜の23時50分、そのまま江別神社に初詣に行きました。境内には人1人おらず、静かな気持ちでお参りしました。小粒の雪がしんしんと降りしきる中、今年の決意を固めました。

北海道開催の七大戦の5000mWで、北海道のプライドをかけて入賞する

最後に、年末年始にも関わらず、今回の元旦競歩に帯同してくれた、マネージャーの吉村に深い感謝を。ありがとう。
あと飯住、来年は一緒に元旦出ような!

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