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何のために陸上してるの?
2年の則包です。お題は冬練の進捗について。これだけ書いても面白くなさそうなので、最近自分の中で言語化できた陸上を続ける目的についても書きたいと思います←なんならタイトルはこっちにしてしまいました。まずは本題から。
シーズンオフ!!
日体大記録会など、11月末に関東で5000m・10000mに出場してシーズンオフというのが北大の毎年の流れです。
私は去年に引き続き日体大で5000mに出場しました。10月末にひいた風邪をこじらせて調子を合わせられず、レース内容も記録もダメダメでした。出場するかも直前まで迷っていましたが、パッとしない成績だらけだった今シーズンに区切りをつけるという意味で走って良かったです。
日体大記録会については以前何人かがブログを書いているのでそちらを。自分の記録を狙えないことはわかっていたので前日・当日とも早起きして朝イチから北大生全員のレースを見ました。特に院生の2人の先輩(うち1人は高校の先輩でもある)のPBを実際に見れたことは良かったです。
冬季練
日体後は数日完オフにして、1週間ほどジョグのみ。12月中は焦らずゆっくり身体を戻していくつもりでした。1度ポイントで設定を誤り大外ししましたが、後半に入って少し戻ってきたなと思っていた矢先、12/22の深夜から体調が悪くなりインフルにかかりました。寝てる時に心拍168を記録するくらい、かなりしんどかったです。せっかく調子が戻ってきていたのに振り出しに戻った気分でした。
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これずっと横になっているんです。
解熱剤飲んだら一気に落ち着きました。
前回の反省を活かし年内はゆっくりめのジョグのみ、年明けに1人で軽めのポイントを入れて1月からの全体メニューに備えました。
1月は悪くもないが特段良くもなく設定タイムも停滞気味、去年の方が走れていたという感じです。そろそろ1度挑戦してみなければと思っています。
また去年の私は暇に任せてひたすらジョグしまくっていて冬は月間500~600kmが普通でした。ただし今シーズンはトラックで1つもPB更新できずに終わり、これ以上距離を踏んでもあまり意味が無い気がしているのでこの冬は月500kmを上限にしてその分ドリルと補強をするようにしています。幸い家のすぐそばにロードヒーティングの歩道があるので雪が積もってからはそこでドリルをしています。
チーム全体は
周りを見てみると、12月半ば頃中長内でインフルエンザが大流行し体調不良者も続出、集合を一時無くしていました。その中でも生き残った人達は少人数で集まってポイント練習をしたり、練習自体は積めていたと思います。年末に2度目のインフルエンザ流行が来て(私もここ)再び自主練メイン。そのまま正月休暇になりました。
1月に入ってからは体調不良者も減り、怪我で長期離脱する人もあまりいません。特に1年生はどんどん設定タイムを上げていて、春に一緒にLT走していたはずの人達が遠く感じます。私も負けずに頑張ります。
また秋頃から始めた取り組みとして、ポイント練習後の集合で毎回2人ランダムに当ててその日の自分と周りの振り返りを簡単に発表する、というものがあります。これによって全員が以前より視野を広く周りを見るようになってきて、いい変化だと思います。
「則包は何のために陸上してるの?」
話は逸れますが、12月下旬に行われた納会でM2の林さんにこの質問を投げかけられました。今まで真剣に考えたことがなく、返答に詰まりました。「俺は陸上はそんなに好きじゃないし、周囲の人に恵まれたから続けてきた。則包もどっちかというとそんな感じがしたんだけど、本当のところは何を考えているか見えない。則包の努力の仕方は俺は好きだし、伸びて欲しいと思うからこそ則包自身はどう思ってるか聞きたい」と。
(※林さんのブログもぜひ読んでみてください)
なんで小4から飽きずにずっと陸上しているんだろう。林さんとM2の秋野さんと、2時間近く話していたと思います。人生の先輩でもあるお2人から、貴重な話をたくさん聞けました。「陸上自体はそんな好きじゃない俺だからこそ則包に言えることがあると思うんだよね」と林さんの中高の時のエピソードも話してくれて、とても有意義な濃い時間でした。会話を通して自分の中で整理がついたことについて簡単に書きます。と言いつつ長くなってしまいました。
まず陸上を辞めないのは、純粋に走ることが好きだから。気乗りしない日ももちろんたまにありますが、基本的に走ることが好きです。きっと走れなくなるまでジョギングは続けます。
そして、陸上競技を辞められないのは辞めたら多分自分で自分を許せないから。走ることは好きだけど、タイムを追い求める陸上競技が好きかと言われると少しクエスチョンマーク。ここは林さんと異なりつつも似ているところです。
私は努力することは苦ではなく、分刻みのスケジュールをこなし就寝時に疲労感と充実感を味わいたいタイプです。8月はバイトに注力しすぎて月収21万を記録したりもしました。もちろん部活にも毎日行っていましたよ! 逆に、努力していない自分・まだ努力する余地がある自分を後から振り返るとモヤッとします。きつい練習を乗り越えてタイムに向き合う、しんどいけれどここから逃げられないのは自分自身への負けず嫌いというかプライドみたいなものが原動力だと思います。
そして1番大きいのは、私の場合も周りの人、チームの仲間のためです。私の中で80%程度の努力量のつもりでも、周りには"頑張っててすごいね" "応援してる" "報われて欲しい" となぜか全肯定されることが多いです。そんな頑張ってないよ、そう見えるだけ、と申し訳なくなりますが、そう言ってもらえるからこそ頑張り続けられます。
今シーズンの私は調子を合わせられなかったり脚の痛みを引きずったり体調を崩したり、唯一良い走りができたと言えるのは北海道大学駅伝くらいです。私の中では惰性で練習していたり目的と手段を混同していたりの自覚はあるので妥当と言えば妥当な結果ではありますが、傍から見ればものすごく努力してるのに報われていない、と映っていたこともあるようです。
高校から長距離を始めた私は高校生の間は走れば走るだけ勝手に伸びていて、とりあえず努力していればベクトルが多少ズレていても何とかなっていました。先輩に引退の時に「あきちゃんを見ていると努力って実るんやなってしみじみ思わされた。ほんまにその姿勢はすごいなってずっと思ってる」と言ってもらいました。嬉しかったです。初心者から始めて記録を伸ばし続け、駅伝も走れた。
『頑張れば、報われる』
そういう成功例を周囲の人に示すことができました。その意味で高校の時はチームにとってプラスの影響を与えられたと思います。
反面、大学2年の私は『頑張ってるのに、報われない』サンプルを十二分に見せつけてしまった気もします。ごめんなさい。高校の時のように成功サンプルを示すことで、周囲の人が前向きに努力する手助けになること。これが私の陸上競技を頑張る最大の目的な気がします。
若干の綺麗事もあるかもしれませんが、私の目的のためにも来シーズンは今シーズンのイメージを払拭するいい走りをしたいです。
来シーズン
話を本筋に戻します。冬季練をする上で来シーズンの目標設定は大事です。私は大きな目標を立てたりそれを人に宣言するのが好きではなく、のらりくらりかわしてしまうタイプですが、ブログを書いたからには言います。
・北海道大学駅伝で優勝して全日本大学女子駅伝に出場する
・全種目PB更新する
口だけで終わらないように、全女出場の結果報告ブログが書けるように、頑張ります。
おまけ
成人式で帰省するため今年の年末年始は実家に帰らず北海道で過ごしたので、何人かでモエレ沼へ初日の出ジョグに行きました。タイトルの写真もその時のものです。帰り道には諏訪神社で初詣。
今までお正月は親戚で集まってわいわいするものだったけど、こういう年末年始もいいな、と。
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冬練も折り返し。怪我や体調不良がないよう気をつけて、残り半分頑張っていきます。まずは、目の前のテストから。