真相!タルムードを信奉するパリサイ派ユダヤ人がイエスを殺した理由とは?
二、タルムード・パリサイ派とイエスの対決
今から2000年前ユダヤにメシヤ(救世主)としてイエスが誕生
しました。
しかしユダヤ民族はイエスを受け入れず十字架で殺害しました。
ユダヤ民族の最大の特徴はメシヤ(救世主)到来を待望する選民思
想にありました。
一日千秋の思いをもってメシヤを待ち望む民にとってイエス出現は
大歓迎のはずでありました。
しかし、事実は信じられないほど悲劇の結末となりました。
ユダヤ人はイエスに対して受け入れるどころか、神を冒涜する者で
あり、悪霊につかれた者であり、世を惑わす者であり、死刑に値す
る者と判定し、十字架で殺害しました。
同胞ユダヤ人に捨てられたイエスを歓迎したのは非ユダヤ人であり
ました。
イエスを信じる新しい群れはクリスチャンと呼ばれ、今では世界最
大の版図を誇るキリスト教を形成しました。
ユダヤ人は待ちに待ったはずのイエスをなぜ拒絶したのでしょう
か。
そこには我欲主義と愛情主義の激しい戦いがありました。
イエスの教えは「偉い者とは仕える者である」と要約できます。
特権階級として奴隷に傅かれたいと考えるユダヤ指導者には到底受
け入れがたいものでありました。
新約聖書 マタイによる福音書:20章25節~
そこで、イエスは彼らを呼び寄せて言われた、
「あなたがたの知っているとおり、異邦人の支配者たちはその民を
治め、また偉い人たちは、その民の上に権力をふるっている。
あなたがたの間ではそうであってはならない。
かえって、あなたがたの間で偉くなりたいと思う者は、仕える人と
なり、あなたがたの間でかしらになりたいと思う者は、僕(しも
べ)とならねばならない。
それは、人の子がきたのも、仕えられるためではなく、仕えるた
めであり、また多くの人のあがないとして、自分の命を与えるため
であるのと、ちょうど同じである」。
タルムードを信奉するパリサイ派ユダヤ人の待ち望んだメシヤ像と
イエスの実像はあまりにもかけ離れていました。
究極の我欲主義「タルムード」を基本としたユダヤ人は、ユダヤ人
だけを救う独善的メシヤを待ち望んでいました。
ローマの奴隷国家だったユダヤにとっての救世主メシヤとは、ロー
マからの解放を意味していました。
従ってユダヤ人はイエスが真のメシヤなら、即、偉大な軍事的指導
者となって強力な軍隊を造り、ローマ帝国を打倒し、今度はユダヤ
人が支配者となってローマを奴隷として服従させるに違いないと期
待していました。
ところがイエスの実像は彼らを失望させるに充分でありました。
大祭司、律法学者、パリサイ派など、ユダヤ指導者にとって、
イエスは彼らの収入源を破壊する危険人物と映りました。
イエスは彼らに、「神殿を商売で汚すな」と痛烈に批判しました。
新約聖書
マルコによる福音書11章15節~
それから彼らは、エルサレムにきた。イエスは宮に入り、宮の庭で
売り買いをしていた人々を追い出し始め、両替人の台や、はとを売
る者の腰掛けをくつがえし、また器ものを持って宮の庭を通り抜け
るのをお許しにならなかった。そして、彼らに教えて言われた、
『「私の家はすべての国民の祈りの家ととなえられるべきである」
と書いてあるではないか。それだのに、あなたがたはそれを強盗の
巣にしてしまった』。
祭司長、律法学者たちはこれを聞いて、どうにかしてイエスを殺そ
うと計った。
イエスはパリサイ派などタルムードユダヤ人を偽善者であると痛烈
に批判しました。
新約聖書
マタイによる福音書23章13節~
イエスは「偽善な律法学者、パリサイ人たちよ。あなたがたは、わ
ざわいである。」と聖書の中で7回も言っています。
ここでは3つ抜粋します。
『偽善な律法学者、パリサイ人たちよ。あなたがたは、わざわいである。
あなたがたは、天国を閉ざして人々をはいらせない。自分もはいらないし、
はいろうとする人をはいらせもしない。
偽善な律法学者、パリサイ人たちよ。あなたがたは、わざわいであ
る。あなたがたはひとりの改宗者をつくるのために、海と陸とを巡
り歩く。そして、つくったなら、彼を自分よりも倍もひどい地獄の
子にする。
偽善な律法学者、パリサイ人たちよ。あなたがたは、わざわいであ
る。あなたがたは預言者の墓を建て、義人の碑を飾り立てて、こう
言っている、「もしわたしたちが先祖の時代に生きていたなら、預
言者の血を流すことに加わってはいなかっただろう」と。
このようにして、あなたがたは預言者を殺した者の子孫であること
を、自分で証明している。あなたがたもまた先祖たちがした悪の枡
目を満たすがよい。へびよ、まむしの子らよ、どうして地獄の刑罰
をのがれることができようか』。
結局、タルムードを信奉するパリサイ派ユダヤ人がイエスを殺した
理由をまとめますと。
①イエスは、ユダヤ人だけを救うメシヤではなかった。
②イエスは、彼らの収入源を破壊する危険な人物と見えた。
③イエスは、タルムードユダヤ人を痛烈に批判した。
ということになります。
今回はここまでとします。
ここまで読んで下さりありがとうございます。
次回はサバタイ・ツヴィとヤコブ・フランクについて書いていきたいと思い
ますのでご期待下さい。
よろしければコメントなどお待ちしております。
私は助け合い主義の主張に賛同し、モデル都市建設の活動を推
進しています。
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