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57歳英検1級不合格体験記 2024年第3回英検1級の敗因と今後の課題

2025年1月26日の英検1級を受検してきました。4度目の挑戦です。

今回は直前の10日ほどでリスニングの対策に力を入れました。年末から生活のことでばたばたして、他の勉強はあまり取り組めずにいました。特に、語彙と要約問題は1月になってからほとんど勉強できていません。合格できる訳がないと、諦めムードでの受験でした。

さて、今回も作文からやり始めました。これまでに、報道の自由に近い内容で作文をしたことがありましたが、本番では3つの根拠がぼんやりとしか思いつかず、具体例も弱くて、あまり得点できていないはずです。能動語彙も全然足りていません。やはり、毎日一題ずつ自力で作文を書き上げないと、ある程度点の取れる作文にならないのかもしれません。これまで書いてきたお題の根拠をカード化して、即座に3つの根拠が思い浮かぶように、トレーニングをしようと思います。

次に要約問題です。本文の内容は結構読み取れたのですが、しっかりと言い換えをしながら要約をするのは難しく、まだまだ練習が必要です。竹岡先生の『英検合格のための要約問題 予想問題集』を2周やりましたが、もっと、過去問や『7日間完成 英検1級 予想問題ドリル 6訂版』の解答を研究して、要約問題の対策をしたいと思います。

作文と要約の解答の内容が薄いと、かかる時間も短くなりますから、ここまで35分しか過ぎていません。

次に大問2の穴埋め問題に移りました。どちらも運よく理科的な内容でしたので6問中5問正解できました。時間も7分ずつの14分で終わりました。
文章中に意味の曖昧な単語がいくつもあったので、過去問や大学入試の長文問題などを、覚えきれていない単語を拾いながら解いて、しっかりと身につけていかないといけません。

ここから語彙問題です。単語を覚えるのには本当に苦労をしていまして、相変わらずわからない単語だらけです。ただ、今回は勘も冴えて15問正解できました。今回の対策に『出る順で最短合格! 英検1級 語彙問題完全制覇』を2周やったのですが、本番の試験の方がずっと難しく感じました。これから、少なくともパス単の4訂版に出ている単語は全部わかるように、毎日コツコツやらないといけません。いつになったらすらすら解けるようになるのでしょうか・・・苦しすぎます。

次に大問3の一つ目の長文をやりました。"meander"の語源は、どこかの川の名前だと勉強したことがあったので、なんとなく書いてあることは予測できたのですが、ここでも単語力不足で内容がほとんどわからず、1問しか正解できませんでした。
これまで過去21回分の長文問題の精読をしてきたのに、復習が足りていないせいで、全く読めるようになっていません。過去問の音読に真剣に取り組まないといつまでたっても解けるようにならないような気もします。でも、どうしても復習が面倒で、習慣化できずに困っています。

そして、大問3の二つ目の長文は飛ばして、リスニング問題の選択肢の先読みをしました。今までのリスニング問題では、音声は聞き取れるのに選択肢が読み切れなくて、正解がわからなくなっていました。
そこで今回は、選択肢の中から、動詞と目的語、be動詞の文では形容詞と副詞、問題によっては中心となる名詞を探して下線を引いておきました。音声を聞き取った後に読まなければならない単語を減らすことで、処理能力を上げようと思ったのです。先読みには11分かかりました。
これが完璧に機能したとは言えないのですが、Part1は全問正解、Part2は6問正解、Part3は4問正解、Part4は2問とも正解でした。全体の81%の正解率でしたので、過去最高の得点です。わからない問題もたくさんあったのに、怖いくらいに勘が冴えました。

最後に18分を残して、大問3の二つ目の長文に取り掛かりました。これまでと比べて、多少は早く読めるようになってきましたが、まだまだ脳の反応が悪く、同じ文章を2度読まないと内容がしっかりとつかめません。選択肢も長く、意味が曖昧な単語も多いので、適当に選んでしまって、2問しか正解できませんでした。リーディング問題は全部で65%ほどの得点率です。

今回の問題自体は、全体的にそれほど難しくなかったようです。ですが、私の力は全く及ばす、全然太刀打ちできませんでした。語彙問題対策に限らず、もっと基本的な単語力をつけなければ、読解問題は攻略できないと思われます。覚えても覚えても、時間がたつとどんどん忘れてしまうので、本当に困ったものです。辞書が丸ごとインストールできるようなテクノロジーが開発されないでしょうかねぇ。


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