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旧3Kと新3K

皆さんも一度は耳にしたことがあるかもしれません。

建設業において昨今まで連想されてきた「3K」が変わりつつあります。

今回は新旧を比較し、
業界全体がどのように変わろうとしているかの紹介です。

簡単なプロフィール

アラサー高卒 独身男 現場監督
地方中小企業の建築施工管理の会社員
1級建築施工管理技士
一級建築士受験中

※Amazonのアソシエイトとして、当メディアは適格販売により収入を得ています。



旧3Kとは

汚い
きつい
危険

この頭文字をとって3Kと言われていました。

・建設業全体的に作業服が雨や土等で汚れる
・体力的にも精神的にもきつい作業
高所や重機、工具を使った危険な作業

確かに汚い、きつい、危険。
このような労働環境により
建設業界は全体的に深刻な労働者不足に陥りつつあります。

このような現状から脱するためには…
汚れる仕事は機械にやってもらう
・重量物を運ぶようなきつい力仕事も機械にやってもらう
・高所での危険な作業はドローンが行い工具には安全装置が完備されている

上記は極端な例ですが人間がやりたくないなら機械に頼るか、
建物を3Dプリンターで作るくらいしか今のところ方法はありません。

新3Kとは

給料
希望
休暇

…何を当たり前なことをわざわざ言うのか。
というのが個人的な感想です。

確かに働くうえで新3Kと言われるものは重要ですが
これは他業種に比べて
給料が良い
出世や独立など将来に希望が持てる
休暇が多く有給休暇消化率も高い
ということが前提であり、なおかつ旧3Kのような仕事は無くて当たり前。
このようになってようやく労働者不足が解消されると思われます。


新3Kに移り変わるためには…


【給料】工事請負金額の増額
会社の利益が多くなることで
社員に還元される金額が上がるという考え方です。
安定した受注量、施主の負担増が課題となります。

【希望】年功序列制度の撤廃
仕事ができる人が出世する。できない人は左遷。
残酷ですが実力主義とすることで最終的に
利益率の高い人材を確保していくという考え方です。
他社からの引き抜きや人員不足に注意する必要があります。

【休暇】仕事効率化システムの導入による働き方改革の推進
近年では撮影した工事写真を半自動的に仕分けしてくれるようなシステムもあり、実際に導入している会社も多いようです。
その他にもAIやICT技術の発展により建設業全体の作業効率が上がり、安定して休暇が取れるようになるかもしれません。

まとめ

個人的な意見が多くなりましたが3Kについて
新旧を比較し今後の課題についても触れてきました。

・旧3K(汚い、きつい、危険)な作業は機械に頼るか手法を変える
・新3K(給料、希望、休暇)が他業種より優れて初めて効果が期待できる
・新3K移り変わることは業界全体が発展することにつながる

経営者はより良い職場環境を提供し、
労働者はより良い職場環境を求める事が当たり前な時代になりました。
時代に取り残されつつある「建設業」が発展し、
労働者を確保していくためには時間がかかりそうです。


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