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#30 人を分けるのイヤ

最近お洋服の話題を書く事が多いので気になって、私同様に女装じゃなくレディースを着る男性についてちょっと調べてみた。
そういうの、ちゃんと名前があるらしい。
ジェンダーレスファッション。
ふーん…

私には男の友人が少ない。
大学生の頃は女の子グループに加えてもらい、女の子とばっかり遊んでいた。
周りの男にはやっかまれていた様だが別に下心があった訳ではない。
これを今でこそ人に話せるが当時は男の友人がいない事はコンプレックスだった。
でも男だけだと気を張ってなきゃいけないから疲れるんだもん。

卒業して当時の彼女とは遠距離恋愛になった時、自宅住まいで外泊できない彼女と会うのに、他の女の子の部屋に泊めて貰ったりしていた。
もちろん下心は無いし、泊めてくれた友人には指一本触れていない。
女の子にはビックリするくらい男として意識されていなかった。

30年前、そんな私は周りからはおかしい奴扱いだったが、今ではそういう男を“ジェンダーレス男子”と呼ぶらしい。
何でもかんでも名前が付けられているのって何か…
「ああいるいる。そういうヤツよくいるよ。全然珍しくない!むしろステレオタイプな量産型なんじゃない?」
って言われているみたいで嫌だ。
私にとっては自然な事だったのだが、本などで情報を得て目立ちたくて真似してる輩みたいでゾワゾワする。
そして自分の知らない所で自分が線引きされているのって、影でヒソヒソ言われているみたいで噛みつきたくなる。

友人が異性の私を嫌がりもせず泊めてくれたのはジェンダーレスだからではなく、信頼関係が築けていたからなのだと思っている。
何でもかんでもカテゴライズしないでね。

十人十色で皆んな違うとか言いながら人を枠にはめてしまうのはダブルスタンダードなんじゃないの?
と思うのは一知半解なのかい?

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