教頭選考対策3〜論文力を上げる4つのポイント

2025年2月11日 17:22

教頭選考の論文試験では、「限られた時間で、論理的かつ明確に意見を述べる力」が求められます。
しかし、普段から文章を書く機会が少ないと、「何を書けばいいかわからない」「時間が足りない」とおそらく本番で悩むことに陥る。
この記事では、短期間で論文力を上げ、高得点を狙う4つのポイントを紹介します。

①「型」を決めて、スムーズに書き始める

→ 論文試験では、「どこから書き始めるか？」を迷わないことが重要！
→ 「序論・本論・結論」の3段構成を徹底する！

②「キーワード」と「データ」を活用して説得力UP！

→ 論文では、具体的なデータやキーワードを入れると説得力が増す。
→ 文部科学省の資料や各自治体の施策を活用する。

よく使われるキーワード例

✔ 「チーム学校」「学校マネジメント」
✔ 「働き方改革」「業務改善」「ICT活用」
✔ 「児童生徒の最善の利益」「インクルーシブ教育」

近年出題された時事キーワード（例）

✔ 「GIGAスクール構想」（ICT環境の整備と活用）
✔ 「不登校支援」（教育機会確保法、夜間中学校の活用など）
✔ 「部活動改革」（地域移行、外部指導者活用）

実際に教頭になったときに遭遇する場面（例）

✅ 「教職員の勤務管理」（働き方改革）
✅ 「保護者対応・クレーム対応」（学校と家庭の連携）
✅ 「いじめ・不登校対応」（児童生徒の最善の利益）

これらの知識は論文だけでなく、面接での返答にも役立つ

→ 時事問題や実際の業務を押さえておくと、論文も面接も説得力が増す！

③ 時間内に書き切る「時短トレーニング」

→ 論文試験では、時間配分が重要。
→ 事前に「構成の型」を作っておけば、スムーズに書き始められる！

ステップ1：「チャート」を使って構成を考える

項目内容
序論（現状・課題）教職員の長時間労働が問題視されている。OECD諸国でも最長レベル。
本論①（原因）業務の属人化、アナログ業務の多さ
本論②（解決策） ①校務のマニュアル化 ②デジタルツールの活用
結論（まとめ）教職員の働き方改革は教育の質向上にもつながる。

ステップ2：「チャート」の内容を肉付けして文章化する

→ チャートで整理した内容を、一文から三文、五文と長くして、より論理的で説得力のある文章に仕上げていく。

ステップ3：「時間内に書き切る」トレーニング

✔ 「15分構成→30分執筆」トレーニング
✔ 「書かない練習」も有効！（テーマを見て、頭の中で「序論・本論・結論」を組み立てる）

このトレーニングを積むことで、面接でも論理的に話す力が身につく

→ 短時間で「考えを整理→論理的に伝える」力が鍛えられ、面接時の回答がスムーズになる。

④ 論文練習は「面接対策」にもつながる！

→ 論文試験で鍛えた「論理的に考える力」「型に沿って説明する力」は、面接でも活かせる。
→ 「序論→本論→結論」の流れを意識すると、面接での回答もスムーズになる。

面接で活かせる具体例

例えば、論文試験で「働き方改革」について書いた場合、面接でこう聞かれる可能性がある。

🗣 面接官：「あなたは教頭として、どのように教員の働き方改革を進めますか？」

✅ 論文練習をしていれば、スムーズに答えられる。
「働き方改革の鍵は、業務の標準化とICT活用です。私は、まず校務分掌を見直し、業務のマニュアル化を進めます。また、デジタルツールを活用し、書類作成や情報共有の効率を高めることで、負担軽減を図ります。」

論文で練習した「型」をそのまま面接に活用！

✅ 【序論】働き方改革が求められる背景を述べる
✅ 【本論】原因を分析し、具体的な対策を示す
✅ 【結論】取り組みの教育的意義を伝える

論文試験の対策をしながら、自然と面接の受け答えも鍛えられるので、一石二鳥です。