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流産手術 〜入院生活①〜
※人工流産についての記述があります。
人工流産についてネガティブな気持ちを抱く方、不安や不快な感情をもつ方は閲覧をお控えください。
手術、入院になった経過についてはこちら↓
私は、第1子と第2子を産んだ産婦人科で第3子の流産の手術を受けることになりました。
急に手術日が決まったので、入院1日目は夫は休めず1人で挑みました。
決断してから『はるちゃん』のために作ったお洋服、お手紙、折り鶴、写真、お花を助産師さんに渡しました。
お洋服は『はるちゃん』のために唯一着せれる服であり一生懸命徹夜で作りました。
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入院1日目
朝10時 ラミナリア処置1回目
昼15時 ラミナリア処置2回目
夜21時 ラミナリア処置3回目
をしました。
ラミナリア処置とは
子宮頸管(しきゅうけいかん)を拡張するため棒状の医療用品。
ラミナリアは、乾燥している状態では細く硬い棒状ですが、子宮内に挿入し、生理食塩水をかけることで水分を吸収して膨張させます。
この膨張作用によって子宮頸管がゆっくりと広がったり子宮頸を柔らかくしていきます。
朝10時 ラミナリア処置 1回目
一般的な妊婦健診の内心台にのります。
医師よりラミナリアの処置する前に、『最後にエコーで確認しておきましょう。』と言いました。
人工手術になるかの確認であり、医師はエコーをみて私に諦める意味もこめて『心拍はすでにゆっくりな状態です。』と言いました。
しかし、私にとってお腹にいる赤ちゃんは『ゆっくりだけどまだ心臓は動いている』という状態でした。
その瞬間、だらだらと流れていた涙が、息ができなくなるくらい胸が苦しくなり、過呼吸になり声を出して内心台で泣いていました。
助産師さんが、ティッシュで涙を拭きながら『大きく息をすってー』と落ち着かせようとしてくれました。
するとその医師より、『あなたの判断は間違ってない。上にもお子さんにいると聞いています。お子さんのためにもあなたの決断は間違っていない。僕もあなたならその判断をすると思う。』と強く言われました。
自分と同じくらいの年齢の医師の言葉を聞いて、医師の判断として、同じ年齢の人として、『間違えてない』という言葉の励ましと、その医師の優しさを感じ息は少しずつ落ち着いてきました。
処置とては、
ラミナリアは3本入れました。
1回目のこの処置は痛みを感じなかったです。
その後も痛みはなかったです。
助産師さんから、この後の処置の説明がありましま。
今は痛くないかもしれないが、この後からだんだんとラミナリアの本数を増やします。
増やすごとに痛みを感じていくと思うから、早めに鎮痛剤出すから欲しくなったら言ってねと言われました。
いつ心拍が止まるの
私は、自分の痛み、処置のことはこの時はどうでもよくて助産師さんに『赤ちゃんの心拍はいつ止まるのですか』と確認しました。
助産師さんから、『妊娠21週くらいだと赤ちゃんが外に出てまだ動いているということもあります。けれど、今回は心拍もすでにゆっくりなので、処置の最中に止まってしまうこともあるし、妊娠15週と早い時期だから出てくる途中で亡くなってしまうことがある』と説明してもらいました。
何か薬を飲んで心拍を止めるとかではなく、処置する際の出来事であることに、少し救われた自分がいました。
次回は、激痛であった処置について記載します。