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妊婦健診でお別れの決断
※人工流産についての記述があります。
人工流産についてネガティブな気持ちを抱く方、不安や不快な感情をもつ方は閲覧をお控えください。
前回の妊婦健診
4週間ぶりの妊婦健診(妊娠15週)
胎児ドックで受診した『はるちゃん』の病名が書かれている結果を先生に渡しました。
産婦人科の先生から
『心拍ゆっくりだけど、あなたはこのまま様子みるで本当にいいの?』と言われました。
『心拍もゆっくりで、いつ力尽きるかわからないその状態をほっておくのはあなたの身体にとって、とても危険。今回は辛いと思うけど、諦めた方がいい』とはっきり言われました。
私の気持ちの変化
胎児ドック受診時は、『自分で赤ちゃんの最期を決めるなんてできない。産まれても生きることが難しいとわかっていても、このままお腹の中で赤ちゃんの自然に任せたい。』という気持ちで、胎児ドックの先生にはそう話していました。
しかし、夫の気持ち『今ある私の身体。今そしてこれからを生きる子どもたちのために、私が必要であり私の身体が大切である』を聞きました。
話し合って、少しずつ自分の身体のことも客観視し始めていました。
赤ちゃんの自然に任せることで、
●今後、胎動を感じていく可能性があること
●赤ちゃんらしくなっていく胎児を火葬しないといけないこと。
そんな状況が夫婦にとって辛いこと。
●仕事と家事、上の子どもたちの育児をしながら、大きくなっていくお腹を育てていく自分の体調、身体のことなど。
「はるちゃん」のために、『いまの自分にとってできることをした』というやり遂げた思い、全力を尽くした実感もあり、
医師に、『決めていきたいと思う』ということを涙を流しながら話しました。
医師も畳みかけるように、
『できるだけ早い方がいい』『1番早い明後日の手術がいい』と。
この受診によってはるちゃんの最期の日が決まりました。
きつく聞こえるかもしれませんし、人によって様々なご意見があると思いますが、私にとっては医師の医学的視点からはっきり方向性を示していただいたことにとても感謝しています。
この後、夫、実家、職場に明後日手術になることを連絡。
全て終えたときには既に夜になっていました。
残酷なことを決めているのに、はるちゃんがお腹にいてくれてること、それだけで私を強くさせ、何事もこわくないという気持ちにさせてくれていました。
明後日の手術の日までに、はるちゃんのお洋服、お手紙、折り鶴、お花を用意することにしました。
次の記事で、入院と手術の経過を記載していきたいと思います。