見出し画像

NT(首の後ろのむくみ)の指摘

※お見苦しい点、人工流産についての記述があります。
人工流産についてネガティブな気持ちを抱く方、不安や不快な感情をもつ方は閲覧をお控えください。

妊娠11週の妊婦健診

私は、第3子についても、1人目2人目と同じ、近所の産婦人科に通っていました。
妊娠9週(2回目)までの妊婦健診は特に異常もなく、気になる点もなく、ただただお腹の中にいる赤ちゃんの成長を喜ぶ健診でした。

11週(3回目)の妊婦健診で、
赤ちゃん自身の大きさは問題ないが、
①NT(首の後ろのむくみ)が6cmほどあること
②心音が気になる(ゆっくり&不整脈)

と言われ、胎児ドック専門病院の紹介状を渡されたました。
第1子にも第2子もなく初めて言われたこと。
胎児ドックって何をするところ?これで何がわかるの?聞き慣れない言葉に、とても、混乱しました。

NTとは

「NT(Nuchal Translucency)」とは、胎児の首の後ろにあるむくみ(浮腫)の厚みを指します。妊娠初期(11週~14週ごろ)に行われる超音波検査で測定され、染色体異常や心疾患などのリスクを評価するための指標となります。

主なポイント:

1. NTの正常範囲

一般的に、3mm以下であれば正常とされています。ただし、妊娠週数によって適切な基準値は異なるため、医師が週数に応じた判断を行います。

2. 厚みが増している場合

NTが厚いと、以下の可能性が指摘されることがあります:
• 染色体異常(例:ダウン症、エドワーズ症候群など)
• 先天性心疾患
• その他の発育異常

3.    診断ではなくスクリーニング

NTが肥厚だからといって、健常児が生まれる可能性もあり、NTの測定はあくまでスクリーニング検査で、異常の可能性を示す指標の一つです。異常が疑われる場合は、追加の検査(母体血検査、羊水検査など)が提案されます。


助産師さんとの個別面談

個別室で、助産師さんから説明を受けました。
NT(首の後ろのむくみ)があっても場合も特に異常がないこともあること。ただ、今回は心音も気になるため、染色体異常などの可能性が高いこと。
そのため、一度詳しく検査をした方がいいと。
説明を受け、ボロボロと涙が溢れてきました。

年齢が35歳であるため、今までの妊娠とは違い体力的にも、リスクも高くなってくる、何かあるかもしれない年齢的に少しの心配はしていました。
しかし、何にも心の準備もなく聞き慣れないことを言われ、理解するのに必死で何の感情も湧かず、ただただ涙が溢れるばかりでした。

助産師さんから、
『これはどうにもできないこと。30代でも、何もないこともあれば、20代でも異常を指摘されることもあること。
どの卵子とどの精子がいつの時期に奇跡的に巡りあうかで起こる神様の世界のこと。確率とかであなたのせいとかでは決してない』と話してもらいました。


そこから、スマホで詮索魔の日々が始まりました。今何が起こっているかわからず、とりあえず色々なネット記事を読み漁りました。


いいなと思ったら応援しよう!