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「ダメだとわかっていてもやってしまう心理」の正体と解決法
昨日は「失敗、上等!成功につながるチャレンジのコツ」で良い失敗と悪い失敗の話をしました。一方、悪い失敗だと分かっていても、例えばこれをやったら批判され取り返しがつかないとわかっていても、なぜかそうしてしまう…。こんな状況に心当たりはありませんか?私はあります‥。私たちは誰でも、頭では「まずい」と思いながら、ついその場しのぎの行動をしてしまうことがあります。
たとえば先日、フジテレビが開いた記者会見もその一例です。中居正広さんを巡る問題に関して、フジテレビは会見を実施しましたが、その内容よりも「対応の仕方」が批判を浴びています。具体的には、取材するメディアを制限したり、会見中の撮影やリアルタイム報道を禁止したりしたため、SNSでは「隠蔽では?」と疑念の声が上がりました。
実はこの会見、株主からの要請もあり開催されたとのことですが、結果的にはその対応のまずさがスポンサーのCM出稿中止など、大きなダメージを生む結果になっています。このように、個人でも組織でも、「短期的に安心を得よう」とする心理が、逆に長期的なリスクを生むことがあります。その背景にあるのが、私たちの潜在意識と、危機的状況で働く心理的な盲点です。
2. なぜ「その場しのぎ」を優先してしまうのか?
フジテレビの会見では、「透明性を求められる状況で、それに逆行する行動を取ってしまった」という矛盾がありました。(一旦企業体を個人の心理の集合体に置き換えて考えるとすると、)この背景には、正常性バイアスと呼ばれる心理が深く関係していると考えます。
正常性バイアスとは、危機的な状況に直面しても、「そこまで深刻じゃない」と楽観視し、現状維持を優先する心理です。たとえば、会社で問題が発生しても「これまで通りの方法で何とかなるだろう」と思ってしまうようなケースが典型です。
フジテレビのケースも、「会見を開けば一応の責任は果たせる」という発想があったのかもしれません。しかし、実際には、情報開示を制限する姿勢が批判を呼び、スポンサーや視聴者の信頼を損なう結果となりました。このように、短期的な不安や恐れを避けようとする心理が、逆に大きな問題を引き起こすことがあるのです。
3. 潜在意識が私たちの行動を左右する理由
「やってはいけないとわかっているのに、なぜその行動を選んでしまうのか?」その理由は、私たちの潜在意識が持つ「現状維持を好む」という性質にあります。
潜在意識は、私たちが無意識のうちに「ストレスを避ける」選択をするよう働きかけます。たとえば、フジテレビの会見で「情報を公開することで生じるリスク」を避けようとした行動も、潜在意識の影響が大きかったともいえるかもしれません。結果的に、透明性が不足していると感じさせてしまい、さらなる批判を招く結果となりました。
このように、潜在意識の力は私たちの行動に大きな影響を与えますが、それを意識的にコントロールすることで、自分にとってより良い選択ができるようになります。次の章では、潜在意識を味方につけるための具体的な方法をお伝えします。
まとめ
ここまでで、「ダメだとわかっていてもやってしまう行動」の裏には、潜在意識と正常性バイアスが大きく関わっていることを事例とともにお伝えしました。これは私たちの日常にも影響を及ぼしていると考えます。
明日は、潜在意識を味方につけるための具体的な方法や、日常で実践できるヒントについてお話しします。引き続き読んでいただけると嬉しいです!