東京輪舞を観劇して 多分ラスト
大好きな作品が終わってしまったという事実を、なんとなく自分の中でうやむやにすることは出来なくもないのだろうけれど、、、
そして、感想を完結させようと、大千穐楽の後で(広島には観劇しに行ってない)書いたものが、書きかけで下書きには入ってるんだけども…
それは一生出せないかもしれない。
その頃はまだ新鮮に台詞を幾つも覚えていてなんとか書けていたのに、さすがに今はもうスラスラと思い出せない。
とても残念だけど…
だから 5月14日の今日、イマ、この瞬間に思ってることを書いてみます。
ふた月前の今日 ホワイトデー公演をマチソワと観て、帰りには『東京輪舞』の世界から離れ難かったのは、日常を描く『東京輪舞』の劇場という非日常の世界が心地よかったから。
私にとっての2公演目、3公演目だったということもあり、初回と違いストーリーは頭に入っているから、観たいものを落ち着いて見れた感じになって、そこからの残り4公演は随分細かいことまで見えました。
ここが良かったとか、ちょっとしたダメ出しとか(笑)、私はプロでもないのでどちらも此処には細かくは書かないけれど、回を重ねるごとに本当に色んなことが見えてくるし、日毎に演技 演劇は少し少しと変わるから、私の体感として自分が消化できる分は多く観ることの意味って大きかったなと思う。
古典も、大きな舞台も、大勢で歌う圧巻のミュージカルやバレエの群舞も大好きだけど、髙木雄也さんと清水くるみさんが織りなす2人芝居の舞台は本当に観心地(みごこち)が良くて、心から楽しいと感じる舞台でした。
テーマの重さに反して爽やかな印象の俳優さん2人。
おふたりが必死にステージ上に”生きる” その様が、現代東京を切々と生きる人間たちと重なり、観劇する側の私も必死にステージの上から落とされないようにと(物語から置いていかれないようにという意味もあり)、心をステージに食い付かせていく、そういうことが本当にエキサイティングだった。
最後ダメ押しで 大阪楽まで足を運び、見終わってからこちらまで清々しい気持ちになれたのは、カテコでの清水さんと髙木さんのご挨拶に(東京楽でもそうだったけど)おふたりのこれまでの想いや苦労や努力の跡が垣間見えたから。
改めて、今もまだ 髙木さん、清水さん、パフォーマーさん、杉原さん、山本さんに賞賛の拍手を送りたい!!!
色んな人がこの世にいるのは当然なんだけど、かなりクセ強な登場人物たちの、どの人も憎めない、愛すべきキャラクターたちで、今もこの『東京輪舞』の中を強く逞しく生き抜いてて欲しい。
マカナさんやサヨさん、たっちゃんにチャム、警備員さん…
今日もどこかできっと生きている。
そんな風に思える。記憶に遺る素敵な素敵な舞台でした。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
本当は台詞の部分で遺したいことが沢山だったから、まだ終わらないかもしれないけれど(私にも分からないけれど)、一旦これにて感想は終わり。
前の感想と重複なっちゃった部分もあったかもしれないな、って書き進めながらそう思ったりしたけど、これが今書いてる瞬間の私の感想。
私の夢の中では髙木雄也さんの次の舞台が決まってるから、大千穐楽の翌週にそういう夢を見たから、だから次の楽しいことを心待ちにします。
バイバイ東京輪舞😘
日本の文化芸術が、もっともっと多くの人に浸透することを祈りつつ。