母親が急性胆嚢炎で倒れる
今週の火曜日のこと、私のスマホに母親から電話が入る。出ると、知らない声の女性が「お母さんが倒れて〇〇市民病院に運ばれたから来てほしいんだけど!」と。その声の女性はいとこ(知らない)だったらしく、倒れてからずっと付き添ってくれていたみたいなので、私も駆けつけようと思うが、なんせ場所がわからないのでググってからのスタート。まあ、年寄だからな、なんて、この時は思っていた。
初めてきた病院はバカでかくて方向音痴の私には迷路のようで、救命救急センターへ向かう。あわただしく先生が「娘さんですね?」とレントゲンを見せながら説明を始める。「今日、手術しますから」と。「え?今日手術なんですか?」「もう今日しない選択肢はありません」とキッパリ。そこで状況が最悪なことを知る。一応、説明は最悪を想定した内容なので、怖さで涙があふれてきた。ほどなく母の兄が来てくれて、一緒に手術室へ移動。
この時はまだ、母の頭はしっかりしていた。付き添ってくれたいとこに「〇〇ちゃん、ありがとう」と言ってたし、母のガラケーの使い方がわからない私に「貸してみ」と使い方を教えてくれたり。しかし、手術は3時間と聴く。81歳の高齢者が胸部を全切開して、胆のうのジャブジャブ洗うという大手術に耐えられるのか不安ばかりが過る。待っている時間は長く感じるものだ。しかし、いつも方向音痴な私も病院内をスイスイと歩き回っているのにはびっくりした。命に関わる脅威が襲ってくると、苦手意識がなくなるのだな、と人間の能力にびっくり(職業柄)。
待つこと3時間...続く。
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