送電線と変電所の基本
前回の続きです。
太白カントリークラブの発電施設から摩賀院山まで、8km以上もの送電線(自営線)を引く件、気になって詳しい人に聞いてみました。
◾️まず、環境アセスメントの環境影響評価書の資料を載せておきます。
連系鉄塔は既存のもので、その隣接地に事業者が特高変電所等を設置する計画。
一般論として
◾️変電所の場所
変電所は、事業者が場所を決めて、事業者が設置する。
東北電力ネットワーク(東北電力ネットワーク管内の場合、以下同じ)が変電所から近くの鉄塔に送電線をつなぐ。
発電施設から変電所への送電線は、事業者がつなぐか、事業者負担で東北電力ネットワークがつなぐ。
鉄塔には、6万V、15万Vなど種類がある。発電出力が今回の50メガWであれば一番低い6万Vの鉄塔でもぎりぎりOK。
鉄塔の位置については、地域にもよるが、だいたい長くて500メートルの間隔で存在している。
あとは、送電線の容量の問題があるが、電線を増強することができる。増強工事はいろんな事情で1〜2年かかることもあるが、メガソーラーは計画からは5年くらいかかるものなので、増強する対応が可能だった。
さらには、道路地中に8kmもの送電線を引くことをいろんな事業者が行えば、地中がたいへんなことになりそう。
◾️そうすると、一般論で考えると、事業者側のなんらかの理由で今の計画にしたというのが、整合的と言えるでしょう。
たとえば、変電所から管理事務所に送電線をつなぐとか、工場につなぐとか。工場は設置できない区域のようですけれども。。
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