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太白カントリークラブ太陽光発電事業とCES

先日、旧太白カントリークラブでの太陽光発電事業に関して、事業者変更の説明会が行われました。その情報を入手しましたので、内容を紹介します。

◾️事業者変更について


東京産業株式会社から仙台太白太陽光発電合同会社に変更されました。仙台市には届出済とのこと。

東京産業株式会社は、FITの申請の発電事業者名になっていますが、仙台市との協定や環境影響評価は株式会社ブルーキャピタルマネジメントが行っており、今回の説明会での説明も、主にブルーキャピタルマネジメントの方がされました。

実質的には、すでにブルーキャピタルマネジメントが事業者だったが、資源エネルギー庁へ申請した計画の事業者名を変えていなかったのでしょう。


私見では、東京産業株式会社は、不動産仲介のように太陽光発電事業などの案件を探して、いろんな会社に売ることを事業の1つにしているのではないかと考えます。

仙台市への事業者変更の届出の際にさまざまな書類が要求されたということも言われていました。ずっとブルーキャピタルマネジメントが事業を行う前提で仙台市は協定を結んだと思いますが、工事を始めようという段階で、事業者を変えるのは信義としてどうなのでしょうか。

協定書については、承継手続きを行なっていると資料に記載があります。

変更後事業者の仙台太陽光発電所合同会社は、作ったばかりの法人です。再生可能エネルギー関連では合同会社をよく使います。

株式会社であれば、資本関係が明らかで、親会社が一定の責任を持ち続けますが、合同会社の場合、社員を簡単に変えることができますので、何かあったときに、逃げやすいために使っているのだろうかと考えてしまいます。住民にとっては、迷惑極まりないことです。

事業者変更の理由は資金上の理由で、合同会社へはプロジェクトファイナンスで100億円の融資が決定しているそうです。

合同会社をSPC(特別目的会社)としたプロジェクトファイナンスなのでしょうか。

借入以外の資金受入はあるのか、も確認したい。

あとは、一般社団法人についても気になります。

そもそもの合同会社の制度自体を見直すべきと考えます。

◾️今回、もう一つの重要な内容があり、旧太白カントリークラブの発電施設から、摩賀院山にある鉄塔と変電所に送電線(自営線)を引くそうです。8km以上あります。主には道路の地下を通します。


この発電事業の住所に摩賀院山がある理由がようやくわかりました。FIT申請の時点で摩賀院山の住所があるため、2014年時点からその計画だったということになります。

送電線を引く理由については、電力会社の指示で〜ということだそうです。たしかに、送電線などの容量の問題がありますので、そうかもしれませんが、けっこうな距離があります。

しかも、変電所を建てる予定の土地は、その摩賀院山辺りの広大な面積の森林で新たにメガソーラーをしようとしている合同会社CESが所有しているとのこと。そこに電力会社が地上権設定をする?とのことです。環境アセスメントの資料を見ると、鉄塔はすでにあるとのこと。

https://www.city.sendai.jp/kankyochose/kurashi/machi/kankyohozen/kurashi/kankyo/ekyo/jigyo/taihakucc/hyokasyo/documents/03.pdf


◾️説明会でCESとの関係を問われて、事業者は関係がないと答えていましたが、資源エネルギー庁の説明会情報のwebには、事業者連絡先のメールアドレスのドメインが、jpces.jpになっていることを問われると回答できませんでした。


なぜ、事業者たちはCESと関係があることを知られたくないのでしょうか。知られたくない理由は何でしょうか。

この点は、一番の発見でした。

合同会社は会社同士のつながりがわかりにくいのですが、再生可能エネルギー関連の会社は実は繋がっていたりします。

◾️東京カオスエリアコレクション

上に出てきた会社は、だいたい↓のKR Ginza Ⅱビルにあります。


社団法人は、令和5年設立のSHINSEN一般社団法人しかありません。合同会社の代表社員に一般社団法人を使うのは、今回が初めてと思われます。


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