GIFとPNGの二値化ツールを作ってみた
タイトル通りのプログラムを作成しました。フォルダを選択すると、フォルダに格納されているGIFとPNGを二値化(白黒)にしてくれます。非常にシンプルです。閾値の設定もありません。
このプログラムは、特許事務所で「インターネット出願ソフト」を利用して特許、意匠、商標の手続きを行う際に便利です。少なくとも自分は、重宝しています。
一般的に、特許出願の図面等は、白黒のGIF画像を使います。例えばパワーポイントやイラストレータなどで白黒の図面を作成します。ところがインターネット出願ソフトでチェックを掛けると、一見なんの問題もなさそうな白黒の図面が、警告となってしまいます。
これが地味にストレスです。皆さんこの問題をどう対処しているのだろう。この警告が出ても、実際には、無視して作業を進めることができます。しかし、警告が出たままなのは気持ち良くないです。それに警告を無視する癖をつけてしまうと、本来は看過できない警告を見過ごしてしまうのではないか、と個人的には心配になります。
インターネット出願ソフトのサイトでは、この警告が出た場合の対処方法が以下のリンクには案内されています。
https://www.pcinfo.jpo.go.jp/docs/error/V1AH/V1AHB04521P-E.html
しかしこの対処方法を、ファイルに1つずつ行うのは手間だし、この作業を行っても警告が解消されない場合もあります。
僕が作ったプログラムは、フォルダ内を一気に処理してくれるので、手間が凄く減ります。なんといっても警告が出ないのは、とても「気持ちが良い」です。
今回のプログラムは、pythonで作ったコードをGUI化しています。もしも使ってみたい、という方がいらっしゃいましたら、是非とも使ってみてフィードバックを頂けると嬉しいです!(※Windows向けです)
zipファイルを解凍すると以下のファイルが入っています。
BINARIZER.exe
binarizer.ico
License.txt
README.txt
BINARIZER.exeをダブルクリックするとこんなウィンドウが立ち上がります。
フォルダを選択すると、選択したフォルダの中にあるgifとpngを二値化してくれます。以上です(笑)
リンク先はこちら
https://binarizer.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/binarizer.zip
なお、僕はこのプログラムを作成するにあたり、一行も自分でコードを書いていません。便利な時代になったものです。