【スタッフblog】海外送金で悩んでますか? "Wise" というサービス、いいですよ!
先日、フィリピンの銀行口座に振り込みをしました。しかし、私は日本の銀行口座しか持っていません。そこで、海外送金サービスを使って振り込むことにしました。どんな方法があるのか調べると、「①日本の銀行から送金、②PayPalを使って送金、③Wise(旧TransferWise)を使って送金」の3つが見つかりました。この中から「Wise」というサービスを使ったのですが、海外送金の文字から漂う「面倒くさそう」なイメージが一瞬で消える手軽さだったので、シェアしたいと思います。いつか誰かの役に立てたら嬉しいです!
3つの送金方法。その特徴とシミュレーション。
今回なぜWiseを使って海外送金したか……の前に、先ほど紹介した3つの方法について、特徴を説明します。また、それぞれの送金方法でアメリカへ200ドル送金するシミュレーションもやってみました。
①日本の銀行から送金
日本の銀行口座から円建てまたは外貨建てで送金ができます。手続きに必要なものは、各銀行によって多少違いがありますが、主に「マイナンバーカード、本人確認資料、送金目的、送金先の銀行口座」などが必要になります。
手数料も銀行によって異なり、いくつか比べたところ、1回の送金手数料が大体1,000〜4,000円で、さらに為替手数料、中継銀行手数料、受取手数料が加算されます。
為替手数料は、銀行独自のレートを設定できるため、利用する銀行によって金額に幅があります。
中継銀行手数料はあらかじめ表記されていて、1,000円のところが多いですが、送金額によって後から追加請求される場合もあるようです。
受取手数料の金額は受取銀行によって異なります。金額の負担を送金側か受取側か選べる場合もあります。しかし、金額は送金受取後に判明することが多く、送金が完了すると、思っていたよりも手数料がかかってしまうことがあるようです。
送金時に手数料の総額が確認できないとドキドキしてしまって、眠れない日が続きそうです。
なお、着金予定は大体1〜5営業日です。
※シミュレーションは楽天銀行で行いました。
②PayPalを使って送金
PayPalでは、1回あたり499円で100万円まで送金できるので、銀行と比べると、手数料の安さが魅力です。しかし、送金側が通過換算手数料(為替手数料)を負担する場合には4%の手数料が加算されます(受け取り側負担の場合は3%)。
そのため、銀行ほどではないにしても、送金額によっては「想定していたよりも手数料がかかったな」と思うこともありそうです。
送金先は家族や友人など個人限定され、相手先のメールアドレスが必要になります。
また、海外送金の口座振替設定として送金側が登録できる銀行は、指定された6行(※)からしか選べません。
(※)みずほ銀行、三井住友銀行、三菱UFJ銀行、ゆうちょ銀行、りそな銀行、埼玉りそな銀行
詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
着金予定は1〜6営業日のようです。
③Wise(旧TransferWise)を使って送金
そもそもWiseって何?と思われた方に簡単に説明すると、「安く、速く、簡単に海外送金ができる」と謳っている海外送金サービスです。
Wiseの手数料は、固定手数料がわずか64円(!)と、変動手数料0.6%(送金方法によって変動します)のみです。送金額によって手数料が決まりますが、前述した2つの方法よりも大幅に安いです。
「銀行の手数料が不透明でわかりにくい!」と、ちょっとモヤモヤしましたが、逆にWiseさんは、こんなに安くて透明度抜群の手数料でやっていけるのでしょうか。こちらが心配になるくらいです。
さて、速さもアピールしているWiseさん。その着金予定はというと……驚愕の1〜2営業日でした。ただし送金先の国などで日数は変動しますので事前の確認が必要です。
シミュレーションした、送金額と着金予定日を一覧表にしました。
Wiseを使うと最大1,710円お得に送金できます。手数料は驚きの201円! また、着金予定も圧倒的な速さです。
1円でも安く、1秒でも早く送金したかった私は、③Wise(TransferWise)を使って送金することに決めました。
早速、手続きを始めたところ……
Wiseを利用するには会員登録が必要ですが、安心してください。誰でも無料で登録できます。
ここで画面を細かく載せて説明したいところですが、登録時にスクリーンショットを撮り忘れるという失態を犯してしまったため、登録方法についてはWiseの公式ページをご覧ください。手順が丁寧に載っています。
公式ページの「7. 受取人のメールアドレス(省略可)、口座名義、口座情報を入力する」まで、問題なくサクサク登録が進みました。10分もかからなかったと思います。
「こりゃ、あっという間に送金終わっちゃうな」と思ったその時、大きな壁が現れました。本人確認です。私はマイナンバーカードを持っていないので、それ以外の方法で確認することにしました。その場合、「A:①日本の運転免許証、②日本発行のパスポート、③在留カード」のいずれかと、さらに「B:①マイナンバー通知カード、②住民票」のどちらかが必要になります。
どこへ行くにも持ち歩いている運転免許証で、Aはクリアできましたが、Bはどちらも手元にありません。実家に連絡をして写真を送ってもらう必要があります。「急ぎませんので、通知カードを裏表撮って送ってもらえますか……」と、できる限りの低姿勢で家族にお願いメッセージを送りました。すぐにでも登録を完了したかったのですが、家族からの返事がいつになるか分からなかったので、登録画面を一旦閉じて待つことにしました。最初から登録し直しになるけど仕方ないです。
今日中に返事をもらえたらラッキーくらいに思っていたら、数時間で写真が届きました。お母さん、本当にありがとう!! これからはどこへ行くにも、通知カードも必ず携帯します!
さぁ、またイチから登録するぞと、ちょっと面倒に思いながら画面を開くと、なんと、作業を中断したところから再開できました! 私がこれまで登録してきたさまざまなサイトはどれも最初からやり直しだったのに。この仕様にしてくれた方、本当にありがとうございます! めちゃくちゃ感動しました。
初回は、会員登録と送金手続きを同時に行います。途中、アプリを使って画像アップロードなどを行いますが、指示に従って進めていけば問題ありません。必要な書類や情報が揃っている場合は、20分もあれば全ての登録が完了できると思います。私のように必要書類が揃っていない場合でも、続きから登録を再開できるので、二度手間にはなりません。
2回目以降は送金先の情報を入力するだけなので、さらにサクッと終わります。送金実績がある場合は秒で終了です。
無事に登録完了! と、思いきや
全ての登録が完了して、「さぁ、あとは送金されるのを待つだけ!」だったのですが、どうもモヤモヤします。気になって調べると、自分の住所を日本語で登録しちゃってました(涙)。入力画面には「ローマ字」と書かれているのに、なぜか脳内で「カタカナ」に変換してました。海外に送金するのに、まさかの日本語。やっちまった。しかももう修正ができません。どうしよう……。
でも名前は英語表記だし、金額も一致してるし、きっと大丈夫! と、自分に言い聞かせ、そのまま待つことにしました。1秒でも早く着金してほしい割には、Wiseや先方から確認が入るかもしれないリスクを犯してしまうという……。ドキドキしながらステータスの更新を待つと、あっという間に「入金確認」→「送金」と進みました。この間わずか7分! 早すぎませんか、Wiseさん!!
このとき画面には、着金予定は翌日と表示されていましたが、送金先の口座に反映されるまで2営業日かかると注意書きがあったため、先方にその旨を連絡してその日は画面を閉じました。
どうか何事もなく入金確認できますように…
翌日、「今日は特に動きはないだろう」と、まったり過ごしていたその日の夕方、送金先の担当者からメールが届きました。
え!!!!! Wiseさん、ほんと早いです!! (二度目)
やらかした日本語での住所入力に、どこからも確認が入ることなく、会員登録完了からほぼ24時間で送金先口座への入金が確認されました。
結論:日本語で住所を登録しても無事に送金&先方へ入金されます。ただし、送金先の国や担当者によって、対応が異なる場合があると思うので、そこは自己責任でお願いします。(※表記はしっかり読みましょう)
海外送金以外にも使えるWise
いかがだったでしょうか。よく知らないし、なんか面倒くさそうと思っていた海外送金ですが、Wiseのおかげで驚くほどスムーズでお得に送金できました。
そういえば、海外の会社で働く友人から、海外送金以外のWiseの便利なサービスを聞いたので最後にシェアします。
送金してしばらく経った頃、その友人から久しぶりに連絡がありました。他愛もない会話をしていると、開設したWiseの口座のカードが手元に届いたおかげで、最近買い物するのがめちゃくちゃ便利になったといいます。詳しく聞いてみると、ドルで貰う給料をその口座に振り込んでもらっていて、そのカードでデビット払いをすると、両替手数料がほんのわずかで済むそうです。
「これまではドルを現地通貨に両替していたけど、その手間がいらないし、手数料も安いからめちゃくちゃ便利で買い物がはかどっちゃう」とのことでした。
コロナが落ち着いたら海外に出かけるのを心待ちにしている方は、Wiseの口座を開設しておくと便利だと思います。現地で両替所を探す手間が省けるし、手数料も抑えられます。現金が必要な場合には、現地のATMで出金することもできます。しかも、クレジットカードの海外キャッシングとは違い、その場で口座から引き落とされるので利息もかかりません。
ただし、カードの発行には1,200円(2022年1月現在)が必要です。
ちなみにこの口座、現時点では利息はつきません。そのため、貯蓄用には向いていませんのでご注意ください。
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