時代と世代と価値観
時代の流れによって価値観は変化します。
日本が高度経済成長期真っ只中のとき、人々の生活には、モノが足りていませんでした。したがって、人々は、お金を稼ぎモノを得ることにより欲求を満たしていたと思います。大量生産大量消費の時代です。この世代は、モノを購入して保有することが価値(幸せ)の指標となっていたと思います。
一方、ミレニアル世代と呼ばれる今の20代30代は、幼い頃からすでに身の回りにはモノが満ち足りていて、モノを得る幸福を感じにくくなっていったと思います。コンビニも近くにあり、必要があればすぐに手に入れることができます。ミレニアル世代は、モノはを購入・保有することではなく、むしろ必要なものに焦点を当てて、生活をシンプルになってきたと思います。それがいわゆるミニマリズムやシェアリングエコノミーの文脈に繋がっています。多くを得るのではなく自分が良いとする必要最低限を大切にする価値観です。
今後は、デジタルネイチャーと呼ばれる、物心ついた頃からYouTubeやiPadなど、デジタルに溢れた環境で育った世代が消費の中心を担います。時代が変わることにより、新しい価値観が生まるので、どんなニューエコノミーが生まれるのか楽しみです。現実世界と仮想世界を自由自在に行き来できる時代も近いのではないかと思っています。ビジネスチャンスもたくさんありそうで楽しみです。