たぬき宅の浴室シャワーヘッドに「ヒトメタニューモウイルス」が仕込まれていた。
たぬき宅の浴室シャワーヘッドに「ヒトメタニューモウイルス」が仕込まれていた。
たぬきが仕込んだんだそうだ。「ヒトメタニューモウイルス」は、水島協同病院の■早崎という男性看護師から渡されたものだそうだ。早崎というのは、顔も分かる。入院初日の担当だったし、退院時にたぬきを呼んで、病室に案内して来たのも早崎だった。
退院翌日のお昼頃に、たぬき宅で入浴。だいたい想像はしていたが、カビがそこら中に生え、どこもかしこもヌルヌルしていた。触るのも嫌だったが、11月1日以来、入浴していなかったので(病院の浴室が盗撮されていると分かったため)、どうにかして入ることにした。羊に訊いたら、たぬき宅の浴室も盗撮されていると言われたので、まず、古いバスタオルを一枚もらい、裁縫道具を借りてバスタオルスカートを手縫いした。そして、浴槽内を重曹みたいな洗剤で洗った。
シャワーには、バカでかいシャワーヘッドが取り付けられていた。またたぬきが大袈裟な広告に騙されて、変なものを買ったんだなと思ったが、「なぜだか分からないが、使いたくなかった。」大き過ぎて使いにくそうだったからかな。
それで、たぬきには、「洗面台に放置してある、元からのシャワーヘッドに付け替えて使うわ」と言った。たぬきは、「それはナノなんとかいういいやつよ」、「水の量は半分で済むんよ」とか言っていたが、古いのに付け替えて使い、入浴を終えた。
ちょっと左の人差し指を怪我したみたいで、血も出ていないし、傷口も見えなかったが、なぜかピリピリ痛かったのが、今となれば少し気になる。シャワーヘッドのどの辺りにウイルスを付けたんだろう?
さっき、どんなシャワーヘッドだったかと、浴室に見に行って驚いた。湯槽の縁ギリギリまで、水が張ったままになっている。消毒でもしているんだろうか。
そういえば、私がお風呂から上がった後、「冷めない内に入ったら」と、何度も声をかけたのに、いつまでもグズグズして、なかなか入らなかったし、入ってから出てくるまでがとても早かった。
自分が入るのが怖いようなお風呂に、娘を入れさせたんだな、と、本当に恐ろしくなる。
「ヒトメタニューモウイルス」なんて、初めて聞いたので、Wikipediaで調べた。
「hMPVは、感染しても多くの人は無症状だったり、「風邪」として終わる。乳幼児、高齢者などの免疫力の弱い人や、心肺疾患の基礎疾患を有する人では、気管支炎、肺炎をおこす。重症例では高熱が5日間ほど続き、喘鳴を伴い、時に呼吸困難をおこす。発熱が長期間続く時は、中耳炎、下気道への細菌感染が併発していることもある。
潜伏期間は4-6日で、ウイルス排泄は、発熱後、1-4日に多く、1-2週間続く。」
感染力は極めて高いウイルスだそうだ。
たぬき宅には数日、泊まるような話になっていたから、帰宅までに発症するかしないかというところだな。羊が迎えに来てくれても、外出できないようにしておきたかったのだろうか。それとも、羊に感染させるつもりだったのか。
たぬきは、私がさっき「豆乳イソフラボン」の「おしろい乳液」の写真を撮っていたら、買い物に行くと言って、着替えて出て行った。「欲しいものはあるか」とメールが来たので、ゾーっとした。
本当に殺されかねないので、早くここを出たい!
羊、早く迎えに来て〜。
⇒シャワーヘッドにヒトメタニューモウイルスを仕込むよう指示したのは、KOKIA(本名、吉田亜紀子)だったそうだ。