祖母の写真の横に、香水の瓶
最近、二度書いた、「たぬきが初任給で買って祖母にプレゼントした香水の瓶」が、祖母の写真立ての横に置いてあるのに、今日、気が付いた。
資生堂じゃなくて「オッペン」のだったし、記憶していたより、だいぶ大きな瓶だった。
祖母の前に備えられたお茶の湯呑みは、何日も換えられておらず、内側には何重にも茶渋の輪じみがある。写真立てにも、蜘蛛の巣がついているので、触るのを躊躇してしまう。
ええんか?🌚これで・・・。
祖母の顔は、今は、ホッとして優しそうに見える。たぶん、「祖母はこう感じているんじゃないかな」と、私が想像している表情が反映して見えてるんだろうけど。
私は祖母とはあんまり話したことがないし、亡くなった時には留学中だったから、葬儀にも出なかった。しかし、可愛がっていた末娘がこんな風になったなんて、祖母が気の毒になる。たぶん、祖母は孫の私より、娘の方が可愛いと思う。
たぬきはこの写真やらを、刑務所に持っていくのかなあ。