過去問付　医学部学士編入　奈良県立医科大学　法医学について

法医学に関する小論文は、知識の差が歴然とするなかなか受験生にはヘビーな内容になります

法医学とは犯罪捜査や交通事故などで、法的判断ための科学的な証拠を提供する学問です。例えば、死者の解剖や物理的な形跡の分析が行われ、これをもとに犯罪の推定や死因を明らかにするものです。法医学は医学と法の領域を繋ぐ重要な役割を果たし、法的な判断において重要な証拠を提供します。

ちょっと古いですが
下部に奈良県立医科大学の過去問を載せております

是非、取り組んでみてください

2014年度
奈良県立医科大学　再現

法医学は、犯罪性のある死体・犯罪性が疑われる死体・身元不明死体・外表検査では死 因がわからない死体、などを対象とし、それらの死因を解明するために行われる。奈良県 ではすべての法医学解剖が本学でなされている。 グラフ１は、奈良県内における平成 21 年から平成 25 年までの法医学解剖症例の年次 推移（棒グラフで表示）、ならびに腐敗・白骨化・焼損などのために発見時には身元不明 死体として法医解剖に付された遺体の割合（折れ線グラフで表示）を示している。 グラフ２は、それら身元不明死体の発見場所を示している。 グラフ３は、その後の調査および検査によって判明した死因の内訳を示している。グラ フ中の「内因」とは、虚血性心疾患や脳内出血などの内因性疾患による死亡を、一方「外 因」とは内因性疾患以外の事故や自殺などによる死亡を、意味している。