悪意のない善意
昨日のこと
好きな2次元アイドルイベントに同じアイドル達が好きな母と一緒に参加したい
でも、母は自分の娘と同じくらい若い参加者の多いイベントへ参加することに抵抗がある為、参加しようとしない
と言う健気な娘さんのポストが私XのTLに流れた
それを受け、年齢は関係ないよ!と言う励ましのRPやレスが集まって、当のアイドル関係者からも励ましのメッセージが届く…と言う、一見、とてもハートフルな展開があった
それには投稿者の娘さんも感激されていたし、とても励まされたことだろう
私も、恐らくは、このお母様と同世代か、もしかしたら上の世代の人間で同じ作品を応援し参加出来るイベントには参加して来た方なので、このお母様自身の投稿だったら同じように応援のコメントを送っていたと思う
ただ、これは一緒に行きたい娘さんのポストであって、お母様本人の真意は分からない
娘さんから見えているのは年齢の壁だから、本当に、それだけなら、これだけ多くのポジティブな反応があって、関係者からも励ましの応援があったことは前向きな一歩になると思う
でも、もし、お母様の真意が別のところにあって、行かない理由行けない理由を見誤っていたら、これだけの応援が、むしろ重荷になってしまわないだろうか…と老婆心で危惧してしまった…
文字数が限られた、ある側面しか見えないSNSは、あまり目立たない反応の間はリアル世界の井戸端会議程度のものだけど、一つ違うと恐ろしいエネルギーのムーブメントを起こす
一般市民にとって、その無数の言葉は、悪意はもちろん、例え善意であっても、むしろ善意であるからこそ自分の気持ちとズレているのに修正出来ないまま押し付けられることは大きな傷になるのではないだろうか…と、そんなことを思った