雑談(韓国総選挙の話)
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韓国は最近、騒がしいです。もうすぐ総選挙があるからです。
オタク系以外にも色んなラジオを聴いたりしますけど、その中では時事番組もあり、その番組で今回、総選挙に参加する全ての候補を分析する企画をやっています。元々そんな重い番組ではないからというのもありますけど、この企画、実はめっちゃ面白いのです。
ただ候補の履歴(基本的に簡単なレジュメ、犯罪履歴、公約など)をたどりながら話すだけですけど、それが腹が捩れるほどおかしい人が多くて、いつも楽しく聞いているのです。
地方には、ソウルとかの都市には居ない、正直変な(…)候補者が多いです。「どうせ全部嘘だから、公約は書きません」と開き直る(じゃ、なぜ出たんですかぁ)候補とか、党に出たり入ったりを無限に繰り返してる候補、警察出身の候補なのに、選挙に出ると家族に伝えたら「銃に頭撃たれた?」と家族に言われた候補。犯罪履歴に飲酒運転が多すぎて呆れたり、勝手に違う地方と合併したいと言ってる候補とか、バラエティに富んでるのです。財産が20億円くらいの人から、もうありえないほどの借金を抱えてる候補まで。
その中でも多いのが、もう40年50年ずっと選挙に出ていて、一回も当選されたことがない人たちです。韓国では総選挙って一定の票を獲得出来ないと選挙に使って費用は全部個人負担になっちゃうのですけど、それにも関わらず一生選挙に出て、一生落選する方が意外と多いのです。
本当に立派な志があって、何かを切に成し遂げたくてそうやって一生を賭けて挑戦してるのだとするとちょっとはエモさが醸し出されるかもしれないが、大体は「うん…」ってなる人が多いです。どうやって生きてるんだろうと心配になるくらいの人がいっぱいだなーってなります。
もちろん、与党と野党で分かれて、ネットでは毎日のように色々喧嘩してますけど、長い目で見ると、いつものことだし、結局こんな(?)人たちの中で何とか人を選んで何とか色々やってみたりするのが政治というものなのかなと。そう思うと、「こんな人たちもいるのに別に気楽に生きても良い気がする」という気がして、ちょっと心が楽です。
別に良いのよ。どうせ今怒ってるのも、悔しいのも、いつの間にか綺麗さっぱり忘れちゃうから。人ってそんなものだから。ま、体力があれば、思いっきり怒りながら生きるのも楽しいのですかね。私はそんな体力はないので、怒るよりこういうの見て笑って過ごしたいなーと思いました。