口の中に広がる格差社会
みなさん、こんにちは。
【自分の歯に勝る歯なし】と申します。
歯科医師として約20年間歩んできて感じてきたことの中で、
【変えたい】と思ったことについて書いていこうと思います。
1.かなえたい夢とその理由
私が歯科医師として歩んできた中で、変えたいと思ったことは、
みなさんのご自身の歯に対する意識です。
具体的にいいますと、治療で歯科医院に来院するのではなく、予防で歯科医院に来院する、に変えたいと思いました。
企業や学校での歯科検診では多くの人の口腔内を診ていきます。その中で口腔内に格差社会が広がっている、ということを毎度感じます。どういうことかといいますと、口腔内を見た瞬間に定期的に歯のクリーニングに行っているかどうかがわかるのです。メインテナンスをしているか放ったらかしにしているか一目瞭然です。
なぜ、このような差が広まっているのでしょうか。
一つに小さい時の教育があるのではないでしょうか。親御さんから歯の大切さや歯ブラシの習慣を教えてもらい、そして定期的に歯科医院でフッ素塗布や歯のクリーニングが習慣になっていたお子さんは大人になってからも歯を大事にしているはずです。逆に小さい時に歯の大切さや歯ブラシの重要性を教えてもらえていなかったら、当然正しい歯磨き方法や定期クリーニングの習慣もないはずです。
私のかなえたい夢は、
予防歯科の大切さや歯ブラシの方法を分かりやすく描いた絵本を作り、学校の図書室、学級クラスの本棚、児童福祉施設の本棚、地域の図書室に置いてもらうことです。
みなさんに小さい時から歯の大切さを知ってほしいので、とにかく小さいお子さんや保護者の方に読んでもらえるような絵本を作りたいです。
かなえたい夢の理由を書いていきます。
どれぐらいの親御さんがご自身のお子さんの歯の健康について真剣に考えているかはわかりません。地域差などもあるかもしれません。ご両親がいたとしてもあまり考えてられていなくて、歯ブラシも仕上げ磨きをせず、歯医者さんには痛くなったら行くという流れで、虫歯だらけだったりすることもあります。
絵本にして誰でも小さい時に読めるようにできたら、自分のかけがえのない歯の大切さをわかってもらえるのではないかと思いました。
親御さんに教えてもらえなかったことで生じる口の中の格差社会を縮めたいと思ったことが理由です。
2.夢をかなえることで実現できる未来
小さい時から歯の大切さを理解して、正しい歯磨き方法や歯の定期的なクリーニングが習慣化できていたら、大人になってから虫歯や歯周病などで歯科医院に通院する人が減ります。そうなると歯科治療の通院時ににかかる時間、お金、精神的ストレスを減らすことができるので、社会の生産性が上がり、みなさんの幸福度が上がるはずです。
また、歯が清潔でないとどうしても自己管理不足のイメージがついてしまい、仕事、恋愛、友達などの人間関係にも少なからず支障が出てくるはずです。そのような悩みからも解放され、自信を持って行動できる人が増えるはずです。
そして、治療で歯科医院に行く人が減ると、財政問題の社会保障費の削減にもつながります。
3.夢を実現するために挑戦したいこと
・予防歯科の絵本を作る
学校の図書室、学級クラスの本棚、児童福祉施設の本棚、地域の図書室に置いてもらい、一人でも多くのお子さんや親御さんに読んでもらい、歯や歯ブラシの大切さを伝えます。
・予防歯科のショートアニメーションを作る
低学年のお子さんが情報を得ているのはTik Tokなので、そこで放映する予防歯科のショートアニメーションを作りたいです。
・予防歯科のアニメーションを作る
高学年のお子さんが情報を得ているのはYou Tubeなので、そこで放映する予防歯科のアニメーションを作りたいです。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
これからもみなさんに生涯自分の歯を守ってほしい、という気持ちで書いていきたいと思っています。