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【おしえて歯医者さん! 子供の歯が虫歯にならないための3選】

みなさん、こんにちは!
アラフォー歯科医師の【自分の歯に勝る歯なし】と申します。

突然ですが、お子さんの歯が虫歯になってしまったら、ショックですよね。
私にも子供がおりまして、普段の生活の中で子供の歯が虫歯にならないよう注意していることがいくつかあります。
その中でも特に大切だなと思うことを今日はシェアしていこうと思います。

それでは、
【子供の歯が虫歯にならないための3選】について書いていきたいと思います。

結論から書きますと、
1.一日一回以上は必ず仕上げ磨きをする
2.フッ素で歯を強くする
3.時間を決めておやつ(間食)をとる
この3つになります。

一見当たり前のことのように思えますが、理由を知ると納得して続けてもらいやすくなりますので、ご興味のある方はぜひ読んでみてくださいね。
では、それぞれを詳しく説明していきます。

1.一日一回以上は必ず仕上げ磨きをする
なぜ一日一回以上は必ず仕上げ磨きをした方がいいのでしょうか?
それは、24時間を超えるとデンタルプラーク(歯垢)が固まり始め、細菌の数が増加し歯ブラシでは取れにくくなってしまうからです。
それに対し24時間以内ですと、デンタルプラークを歯ブラシでも取ることができるので、一日一回以上の丁寧な仕上げ磨きがとっても大事になってくるのです。


それでは、少し別の角度からお聞きします。みなさんはお子さんを何歳まで仕上げ磨きをする予定でしょうか?
一般的には12歳ごろまでするのがよいとされていますが、できるなら14歳ごろまで仕上げ磨きをするのがおすすめです。
その理由は、一番最後に生えてくる第2大臼歯が生えてくる時期が11歳〜13歳だからです。 生え始めの永久歯は幼若永久歯と呼ばれ完全に生え切った永久歯と比べるとまだ歯質が弱く虫歯になりやすいのです。また完全に生えそろうまでは隣の歯と段差がある状態なのでお子さんが自分で歯ブラシを上手に当てることは大変難しいです。
ぜひ、完全に萌出する14歳ごろまで仕上げ磨きをして、お子さんに虫歯のない大人の歯をプレゼントしてあげてください。お子さんから大人になったとき感謝されること間違いないです!


2.フッ素で歯を強くする
普段は毎日の歯磨きのときに使うフッ素入りの歯磨剤で歯を強くします。
そしてスペシャルケアで3ヶ月に1度、定期検診で歯医者さんでフッ素塗布をしてもらうと歯の再石灰化が促され、より虫歯になりにくい強い歯にすることができます。
歯医者さんでのフッ素塗布は歯磨剤に配合されているフッ素の数倍の濃度になりますので、スペシャルケアになります。


3.時間を決めておやつをとる
なぜ時間を決めるのがいいかと言いますと【歯が酸にさらされる時間を減らす】ことが目的だからです。
食べ物が口の中に入ると、細菌が食べ物の糖質を発酵し酸を産生します。すると口腔内が酸性に傾きます。その後、唾液の作用で中性に戻っていきますが、だらだら食べているとずっと酸性に傾いた状態が続き、歯の表面が溶けやすい状態(脱灰)、つまり虫歯ができやすい状態が続いてしまうことになります。

食べる時間を決めて特におやつの回数を減らすことが大切になってきます。
唾液でお口の中が中性に保たれている状態をなるべく長くすると虫歯になりにくくなりますよ。

ここまで読んでくださりありがとうございます。
これからも、みなさんに生涯自分の歯を守ってほしいという気持ちで書いていこうと思っています!
もしよろしければ、スキ、フォーローをして応援していただけますととっても励みになります!


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