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株の大暴落について思うこと

7月11日に史上最高値の4万2224円2銭をつけ、その後、5日は3万1458円42銭で取引を終えた。下げ幅が、5日は4451円28銭となり過去最大になった。

原因の1つは円高の進行である。

先週、日銀が利上げ(0.25%)を行った一方、アメリカでは逆に金利を下げる利下げが始まりそうだとなって、円高が一気に進んでいき、5日の円相場は一時、1ドル=141円台になった。

それよりも大きな要因がアメリカの経済指標が市場の予想よりも悪かったので、アメリカの景気が後退するのではないかという懸念が一気に広がったことである。

国民民主党の玉木雄一郎代表(55)が5日、自身のXを更新し、東京株式市場の「暴落」とも言える日経平均株価の値下がりに触れ「やはり、利上げを急ぎ過ぎたのではないか」と言った。

さすが、支持率2.1%の政党です。投資家も日銀の利上げを批判しているが、たかが0.25%の利上げで暴落するのだろうか。これまで、さんざん、「円安ガー」と非難の声を叫び続けてきたメディアは、だんまりを決め込んでいるようだけど、どう責任を取るつもりなのでしょうか。

鶴田浩二さんの歌じゃないけれど、まさに、「バカと阿保とのからみ合い♪」でござんす。

私の知り合いで短期間に株でぼろ儲けした人がいた。

700万円の元手であっという間に2000万円ほど儲けたので、上り相場に乗って軽く1億は超えて儲けたでしょう。ただ、彼はリバレッジをMAXに効かしていたので、今回の下げ相場で過去の儲けを消し飛ばしたのではないかと思う。

リバレッジ(梃子の理論)。

「レバレッジはやめとけ」と何度も忠告したけど儲かっている間は馬耳東風になりがちなので、もう青息吐息になっているかも。これがあるから、株式投資で勝ち逃げした人はほとんどいない。

「欲と道連れ」では、どうあがいても「箱根八里は馬でも越すが、越すに越されぬ大井川」という珍道中になりがちなものである。「川留め」になると日数、宿泊費ともにかさみ、財布がすっからかんになってしまう。これは天気次第なので読みようがない。

株もそのようなもので、例えフラグが立っていても、いつフラグが現実化するかは誰にも分からない。株はバフェットみたいに中長期でコツコツがベストなのかもしれない。

ひろゆき氏はコツコツを否定しており、「計画する能力は本来、人間の脳には備わっていません。人間は、元々は狩猟採集民族であり、それを無理やり農耕民族の暮らしに合わせて生活し続けて、現代に至っているので、『毎日コツコツ勉強する』という計画に、脳はついていくことができません」(出典:DIAMOND Online)などと暴論を吐いておりますが、はっきり言って、君の予想や理屈はまるで当たらないではないか。

それに、農耕(灌漑農業)が発達してから爆発的に人口が増大したという歴史をご存じですか?

灌漑農業は紀元前5500年頃から始まり、それによって様々な都市国家が作られ、職業という観念も成立した。

は?
「計画する能力は本来、人間の脳には備わっていません」ですって?

根本的に備わっていなかったとしても7500年以上続けていれば、脳だって、それに合わせて進化してゆくでしょう。毎日コツコツを放棄すれば、それはばくち打ちか犯罪者になる他はないでしょう。

ロマ族のようにね。

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