先週の土曜日、映画『HAPPYEND』を観てきました。
素敵な映画でした。なんというか『公平』あるいは『フェア』に、とてもていねいに作られていると感じました。
上記Introductionのように、政治的な要素もありつつ、一人ひとりの登場人物あるいは立場に対してバランスがいい。一人ひとりが駒ではなく、人物として描かれているようです。だから緊張感があるシーンでも、どこか温かみが感じられます。
描かれているのは特定の思想や考えの主張ではなく、やるせなさや焦り、怒りだったり、楽しさといった感情やその変化(時間経過)と他方で変わらないものであり、まさに青春映画という感じ。あたかも自分もまた登場人物たちと同じ時間・空間を過ごしたかのような気持ちになります。
映画監督の滝口竜介さんが次のようなコメントを寄せていますが、本当にそのとおりだなと思いました。
しばらくしたらまた観たくなるだろうし、なんどもなんども観るだろうなと思います。