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帯同生活【@上海】振り返り⑤:お金の話

 前回の続き

 今回は物価についてと家のお金について書きたいと思う。ただ、正確に比較していないのであくまで個人の感想です。

【物価】

 物価については正直あまり日本と変わらないと思う。安いところを探せばあるのだろうけど、日本と同じようなものを買おうとすると、だいたい同じか下手をすると高いかも。ただ、家電や消耗品は中国の通販サイトは年に数回セールをしているので、その間に買い物をすれば普段高いものも結構安く買える。

食品

 大手のスーパーやショッピングモールに入っているスーパーで買物をする場合、基本的に日本と同じくらいの値段。ただ、野菜は(ものにもよるけど)日本に比べると安い気がする。
 日本の商品を扱っているスーパーは当たり前だけど高い。こっちでは日本の調味料とかは輸入品だから。でも、多少値は張っても日本と同じものが買えることは買える。

外食・出前

 外食も正直日本とあまり変わらない気がする。屋台で売っているものは安いけど、お店で食べる分にはちょっと安いかな、程度か同じくらい。あと、日本食は高い(タイ料理とかもタイの人からすると高いのかも知れないがけど……)。
 中国料理の出前は安い気がする。他のものはそれほど安さを感じない。でも、日本に比べて手数料が低く設定されているのか、もとの値段に比べての割高感はない。

交通費

 安い。2,3元(40~60円)とかで地下鉄、バスに乗れる。タクシー・ライドシェアも日本よりかなり安い。
 都市間を移動する高铁や国内線が高いのか安いのかは、日本にいたときあんまり利用していないので正直良くわからない。

旅行

 どこに泊まるかにもよるけど、日本より安くて広い印象。ただ、安いところは外国人の宿泊に対応していないことも結構ある(高くてもある)。
 観光地のアミューズメントパークは行ってないのでこれもよくわからない。博物館とか美術館は施設によるけど、全体的には日本よりも安い気がする。あと、日本よりも広いので入場料が同じでも割安感がある。無料のところも結構ある。

その他

 ものによるとしか言いようがないけど、同じようなものでも価格差がかなりある。ただ、大量生産品は比較的安いんじゃないかなという印象。
 家電とかもメーカーによって価格バラバラ。安心安全を買うのであれば、別に安くはないかなと言う感じだけど、とりあえずでいいなら安いものがいくらでもある。品質は値段なりのものかなら、使えないものまでいろいろ。

家のお金

 家のお金と言いつつ、私は妻がいくらくらい給料をもらっているのか知らないので、私が自由にできる範囲の話になる。上海駐在者の家族の一例として読んでいただければ。

【月の収支】

 私は妻から毎月4,000元、日本円にして約8万円をもらっている。個々には、食費や光熱費、ペットボトル飲料やお菓子などの費用が含まれている。したがって、もらっている額からそれらを引いた金額が私の自由なお金になる。
 食費と言っても、朝ごはんやお弁当の食材は基本的に妻がネットスーパーで購入するので、食材が足りなくなったときに買いに行く補助的な買い物だけ。二人で外食に行く場合も妻が払ってくれる。
 月の外食を除いた食費は多分3,4万円だと思う。毎週2回くらいネットスーパーで3,000円から5,000円程度の買い物をするのと、私がたまに行くスーパーでの買い物が1万円(500元)くらい。
 これが中国駐在者の平均的な外食・外卖を除いた食費なのかどうかはわからない……。

 光熱費は月によって結構変動する。電気代の変動が大きく、夏冬のエアコンを長時間稼働する時期と、春秋のエアコンを稼働しない時期では2倍位の差がある。少ないときでガス・水道・電気をあわせて1万円くらい。多いときは2万円くらい。

 ペットボトル飲料はお茶、水、コーラとかで、これがだいたい月1万5千円くらい……。もともと淹れたりしてたけど、手間だし飲みたいときに飲めないので買うことになった。

 あとはティッシュとか食器とか洗剤とか日用品諸々2万円くらい。

 ということで、私の手元にはだいたい1万5千円くらいが残る。頻繁に遊びに行ったり、趣味があって買い物をしたりするには少ないけど、コンビニで弁当を買ったり、たまにおもちゃを買う程度だったら十分だった。
 あと、私は本さえあればいいので、Kindleで本を買う分には中国の残高と関係がないというのもある。

【専業主夫をしてみて思ったこと】

定期定額付与がいい

 我が家でははじめ、上記のような月に定額をもらうやり方ではなく、「足りなくなったら言ってくれ」という制度だった。つまり一定額を最初に渡されて、使いきりそうになったら補充されるというアバウトなチャージ方式である。しかしこれは精神的にしんどかった。
 まず、「足りなくなる」の定義が不明瞭で、いつチャージしてもらえばいいのかわからない。つぎに、「お金ちょうだい」と言うのがしんどい。最後にいくら自由に使っていいのかわからない。
 最初の「足りなくなる」の定義は、まあ話し合って決めればいいじゃんて話ではあるのだけれど、どちらかと言うと幾ら使ったのかを把握されるのがあまりうれしいことではない。
 次の「お金ちょうだい」と言うのがしんどいについては、「生活費」のみだったらいいけど、私の自由にできる分も含まれるので、全体としてお小遣いをねだっているような感じがして(実際そうなのだが)嫌だった。
 最後の自由に使える額がわからないというのも、生活費とセットになっているので、自分の物を買うのに生活費を使い込んでいる感じがして嫌だった。
 うだうだ言うなら、自分のお金使えばいいやん、というのも送金が自由にできないので不可能。最初にたくさんもってくればよかったのだが、どうせ2年だし、帰国時に再度換金するのも面倒だしと思ったのが失敗だった。
 今後帯同予定で、上記に納得する方は多めに持っていったほうがいいと思う。

 ということで最初の数ヶ月、無駄に悩んだ挙げ句に、毎月定額をもらうというやり方に変更してもらった結果、上記のような問題は一応解決された。

生活費と自由なお金は分離した方がいい

 上記と関連するが、生活費と自由なお金を一緒にすると、いろいろ考えてしまうことがある。少なくとも私はある。なので、立場が逆になるとしたら、生活費は生活費、自由なお金は自由なお金として分けようと思った。
 だいたい、用途が別のお金を一緒くたにすると管理が面倒くさいし混乱を招く。
 口座を増やすのは面倒だが、生活費口座を作ってそこから引き出す方法にして、別途その他のお金を渡するような形が一番ストレスがないんじゃないだろうか。

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