MOROHA:本気で生きるという事
1.MOROHAとは?
morohaは2008年に結成された二人組のバンドです。アコースティックギターを駆使するUKと、マイクを手に汗を流すMCのアフロ。その音楽は矢のように鋭く、鈍器のように重い、そして夕陽のように柔らかい。彼らは、「対ジャンル」ではなく、「対人間」を目指して音楽を奏でています。道徳や正しさからは遠く、人間の弱さや醜さを含めた真実に迫るその音楽は、私たちの人生に深く踏み込みます。(引用:オフィシャルサイト)
MOROHAとの出会い
大学一年生の夏。彼女に振られたばかりで、どん底の僕がMOROHAの音楽に出会います。実は、初めての彼女だったりして、舞い上がってた僕は、すべての事が中途半端になってました。きっと、振られた原因はそれです。僕は、振られるとは思いもしてなくて、突然の事だったので、すべてが灰色に感じられました。そんな中、MOROHAに出会ったのです。
初めて彼らの曲を耳にしたとき、衝撃を受けました。そのフローは僕が今までに聞いたどんな音楽とも違い、独特のリズムと響きを持っていました。彼らの歌詞は、生の感情と経験がストレートに綴られており、それはまるで僕の心臓を直接打つような感覚でした。
morohaの音楽からは、人生とは何か、それをどのように生きてきたかというメッセージが感じられました。彼らが歌う歌詞の一つ一つは、とても直接的で、僕の心の中に深く響きました。自分を大きく見せたりせずに、等身大の自分を歌っているのです。自分の弱さ、自分の欲、夢、本気、、。それは彼らが本当に本気で人生を歌っていることを物語っていました。彼らの音楽によって、自分自身を見つめ直すきっかけが与えられました。改めて喝を入れられた気分でした。
3. morohaの歌詞と私の人生
morohaの曲「一文銭」のサビ、
"あきらめに向かう地図を破れば右も左も後ろさえ前だ。
お前が人生につけた名前は妥協や惰性じゃなかったはずだ。"
このフレーズは僕の心に深く刻まれました。特に、当時、中途半端になっていた僕にはとても痛い言葉でした。この歌詞から、どんなに失敗しようが、絶望しようが、あきらめずひたむきに、ありたい自分にむかっていこうと思いました。
4. morohaから学んだこと
morohaの音楽から、僕は生きるということの本質について学びました。本気で何かを達成するということは、常に輝いているわけではないことを教えてくれました。
ギラギラとした情熱と、ドロドロとした苦しみ。それが何かに本気で取り組むことの現実だと気づかされました。そして、それは必ずしも悪いことではない、それが人間として生きていく上で避けて通れないものだと認識することができました。
この経験は僕の視野を広げ、音楽に対する理解を深め、さらには人生に対する見方を変える契機となりました。そして、今でも、MOROHAを聞いて、頑張ってます。
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